「お願い。気が狂いそう・・・。ねえ、車を止めて、お願い」
「どうして気が狂うんだ。縄の下着にワンピース。お前にはお似合いだ」
「ずるい。アナタだけスーツ着て」
「その隣に座っているワンピースの女が、縄に縛られてオシッコを我慢してるだなんて、誰も気がつかないだろうな」
「いや、気付かれたくない」
「じゃあ、いつまでも我慢してろよ。言っとくけど、車の中で漏らしたらタダじゃおかないからな」
「・・・・ひ、ひどい・・・」
「縄は尿道にも食い込んでるんだ。どうせ出やしないよ」
「・・お腹、痛い・・・。お願い、車を・・・」
目の前の景色が広がった。それまで森の中を走っていた。それが突然、道の両側に草原が現れたのだ。そして、車は止まった。
「そこの草っ原にしに行こう。そうそう、ワンピースは脱がしておいてやろう」
「え?」
「服を濡らしたら恥ずかしいだろう? そのかわり、両手は縛るぞ。スカートをめくらなくて済むんだから手はいらないよな」
「・・・う、うそ・・・。それじゃ前、隠せない。丸見えになるわ」
「見せてやれよ。好きなんだろ」
否定できないあたし。体が火照ってゆく。
全裸にされて、両手を背中でくくられて、彼にこづかれるようにして、草原を歩く・・・。
恥ずかしい。恥ずかしすぎて、声も出ない。通り過ぎる車のエンジンの音が変化する。みんなスピードを落として、あたしを見ている。
あ、うそ・・・・。感じちゃう。
前から後ろまで食い込んだ縄が、気持ちよすぎる・・・。膨れ上がるクリが、縄に、ああ。
「どうした。早くしろよ。立ったままするんだぞ。ほら、死ぬほどオシッコしたいんだろう?」
「縄で蓋されて、出ないんです」
「じゃあ、股の下の縄を切ってやろう」
彼は縄パンティーを切って投げ捨てた。
そのとたん・・・・。
ゴポッ! ボココココッ!!
体の内側で液体の波打つ音がした。
そして、ものすごい勢いで・・・・
止まらない。止められない。
ああ、恥ずかしい。気持ちいい。
恥ずかしい。気持ちいい。
ああ、恥ずかしすぎる。気持ちよすぎる。
ああ、ああ、あああああ〜〜〜〜。
立っていられなくなったあたしは、膝をついた。
オシッコの水溜りが両膝の間に広がってゆく。
全てを出しきったあたしは、「ごめんね」と彼に言った。
「ごめんね、いつもいつも、あたしの趣味につき合わせて」
画/樹里らびさん 文/mineshizuku