遥の私的日記 |
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2003/01/31 はじめまして。都内に住む21歳大学生の遥です。 私には中学2年生の頃から付き合っている、8歳年上の彼氏がいます。 母親同士が友達で、彼が私の家庭教師をしてくれたのがきっかけで7年間付き合ってきました。 一人暮しを始めた彼の家に半同棲のような生活が始まって3年。 友達にも紹介済みで、大人の彼ってどんなかんじ〜ってよく聞かれるんだけど、あんまり詳しくは話せないですよね・・・。 恥ずかしいってのもあるけど、言ったらひかれてしまいそうなエピソードばっかりなんだもん…。 けど、誰かに聞いてほしいっていう矛盾した気持ちもあってここに日記を書こうって思いました。 週末なので達也(彼氏の名前)の家に行く。 せっかくの金曜日なのに残業です、というメールが入る。 ご飯を一緒に食べたかったので、部屋の掃除をして洗濯物を入れたりして時間を潰していたけど8時にはあらかた家事は終って暇になってしまう。 「することがない、ひまひま」 メールを送っても返信がないのでひとりでお風呂に入っていたら、達也帰宅。 スーツ姿で浴室にはいってきて、ただいまのキス。そのまま…ってことになるとスーツがだめになる、クリーニングに出したばっかりだよって私が注意しても聞いてくれなくて、湯船に浸かってる私をつかまえてキスを続ける。 仕事帰りの達也のキスは煙草の味がする。 私といる時はほとんど吸わないから、イライラすることがあったのかな、大変だったのかなっていつも思う。 そういうときは達也をぎゅってしてあげたくなる。 濡れた腕を首に回して身を寄せたら、お湯がはねて首から胸の部分がびしょびしょになった。 「ネクタイほどきにくくなっちゃった…」って言ったら、 「遥がほどいて」って言って唇を耳、首、鎖骨に這わせる。 私は鎖骨が敏感で触られるだけでも感じちゃうのに舌で撫で上げられると思わず声を出してしまう。 「んっ…」 びくんっとしてネクタイをほどく手が止まる。達也はそれを分かっててしつこく舐めてくる。 やっとネクタイを外して、シャツの第1ボタンを外そうとした、まさにその時、外で達也の携帯が鳴る音がした。 唇に短くキスをして、達也は浴室から出ていった。 3分くらいは待ってたけど、電話が長引きそうだったのでお風呂からあがったら、達也はジャケットとシャツと靴下を脱ぎっぱなしにして、パソコンを開いて電話の真っ最中だった。 こういうとき、私は達也が私より仕事を優先したようで本当にイライラする。 仕事は大事だと思う。 達也は就職浪人までして、今の会社に入ったから。 でも私と一緒なのに。 煙草くさい衣類を片付けて、達也の隣に座る。仕事の邪魔をすると達也はすごく怒るから何もしないで座ってるだけ。 「…じゃあ、それで。遅くまでお疲れさまです、失礼します」って電話を切ったときにはもう10時を過ぎていた。 「ごめん」って言われるのも、達也が本当にそう思っているのも電話してる時から分かってた。 会社の人から電話がかかってくるのも、全然珍しいことじゃない。 だから私は、達也が謝った後にどうしたらいいかも分かってる。 達也の顔をじっと見てキスをする。 それだけで、達也の顔は仕事モードから家モードに変わる、と思う。 |
プロフィール HN:遥 年齢:21 彼氏:います。 経験人数:一人。今の彼氏のみ メアド:こちら(悪戯、悪ふざけ等お断り) |
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