さて続きです。あー、長くなりそう、ごめんなさい。 お昼休みも終わりに近づいた頃、彼が後ろからPCの画面を覗き込んできました。 「今日のこれからの天気は?」 「んー、晴れのようですよ」 「そっか」 他愛ない会話で。 その会話の流れからそのまま、私の手元にメモが置かれました。 「この後、コレ、ね」 午後からの仕事の内容かと思って、「はい?」とメモに目をやって思わず固まりました。それと同時に、胸がドキンと大きくなりまして。 『今夜6時半に、S駅2番出口』 そう書かれていて、さっきの会議室での出来事を思い出してよりドキドキしてしまい、わかりましたと答えるだけでいっぱいいっぱいでした。 その後はもう、ドキドキしっぱなしで、仕事に集中できなくて。早く定時になってほしいと思う反面、やっぱり初めてなんで異常に緊張してしまって、怖いという感情もどこかにありました。 私の定時は5時半。片付けが長引いて、結局あがりは5時50分を少し回った頃になり、上ずった声で「お先に失礼します」と、上司や他の同僚や、彼に声をかけて会社を後にしました。 約束の6時半まであと30分と少し… とりあえずS駅まで地下鉄で行って、それから隣接するデパートのトイレで鏡とにらめっこをしていました。少しでも緊張を和らげようと、化粧を直してから百面相のようなものをしてしまいました。怪しい自分に思わず苦笑しつつ、腕の時計に目をやれば…6時35分。 約束の時間が過ぎていることに気付き、慌てて2番出口に行くと彼が立っていました。 私の顔を見つけると、ほっとしたように一言。 「帰ったのかと思った」 「すみません、ちょっと…」 俯き緊張気味に答える私の手をおもむろに握り、彼は歩き始めました。 「手、なんだか冷たいね」 「き、緊張してるから…」 そんの他愛のない会話の果てに、顔を上げると赤レンガの外壁の建物の前でした。ピンクと水色の看板のネオンが安っぽい反面、おしゃれな建物で。いわゆるラブホテルだと気付いたのはその数秒後、彼に手を引かれて中に入ったときでした。 「ご飯は、食べた?」 「い、いえっ、まだです…」 「あ、じゃぁ先に飯の方が良かったかな」 「いえ、全然、大丈夫です」 我ながら妙な会話をしていると思いましたが、そのままホテルの一室へ。薄ぐらーい、ぼんやり灯るブラックライトの青い灯に、既にムードは満点。 「蓮芭さん」 部屋に入ってすぐに、名前を呼ばれ、振り向いた時には会議室同様、顔が目前にあって。 「んっ」 抱きすくめられて、キスをしました。 舐めあうような、絡みつくようなキス。何度も何度も、唇が離れてはすぐに舌を絡め撮られ、息苦しくなりながらも胸にすがっていました。 不意に、背筋がぞくっとして、彼の手が背中をなぞっている事に気付きました。キスをしながら器用に服を脱がされていって、スカートも下ろされて。 やばい、初エッチだ!! なんて今更ながらに緊張している私を、彼は静かにベッドに座らせて、唇を離し、大きな手のひらでストッキングの上から太ももをなぞりました。 「んっ、つ…」 妙な感覚に、全身がぞくぞくして、力が抜けていくような感じ。 そのままストッキングも下ろされて、下着だけの私をそのままベッドに押し倒すように横たわらせて、再びキスをしました。そのキスは唇から頬、耳たぶを甘噛みして、下を這わせて首筋に移動してきて鎖骨のあたりでぴたりと止まりました。 「あぅっ…」 指先が、下着の上から秘部をなぞり上げてきて、思わず声が出てしまいました。もう片方の手は、ブラジャーをあっという間にはずし、鎖骨に留まっていた唇が乳房に移動してきました。 乳輪をゆっくり舐めて、そのままかたく立った突起を唇ではさんでから、優しく歯を立ててきました。 「ひゃぅっ、あ、ん…」 秘部をなぞる指の動きもゆっくりでありながら強くなったり軽くなったり。逆の手では片方の乳房を軽く撫でたりゆっくりと揉んだり、男の人に触られて、こんな風に自分の身体は感じるんだと、頭の片隅で思いました。 …すみません、また長く(汗) おまけにまだ続くんです、ごめんなさい。 (心に残る最高のセックス掲示板より 2005/07/31) |
いよいよラブホテルへ。そして、ベッドイン。まさかお相手の男性も、この段階ではあなたが初体験だなんて思ってもいないでしょうね。男性に触れられて、快感に目覚めていく。これからめくるめく時間がやってくるのでしょうか? |