夏の思い出  by 宏明





 

 初体験は5年前、中3の7月でした。
 相手は同じクラスの女子で、俺とは小学校の頃からの同級生でした。彼女はかなり可愛い顔で、スタイルは良いし、スポーツは得意だし、勉強もできる非の打ち所のない美少女でした。
 言い過ぎかもしれませんが、少なくとも、勉強もスポーツも何をやらせても冴えない俺にしてみれば凄く輝いて見えたし、事実男子からモテてたみたいです。
 ただ、どこか田舎臭さがあって、とぼけているというか、天然っぽくて、親しみやすい「田舎のお嬢様」でした。

 彼女は俺の初恋の相手でした。小学の頃から彼女が好きで、中学に入ってからもずっと思いを寄せていたのですが、彼女にしてみれば俺は小学時代から知ってる単なる幼なじみで、男性として見ていない感じでした。
 でも、よく話はしたし、仲の良い友達の一人ではありました。

 夏休みに入って数日後の暑い日の午後、俺は家のばあさんから買い物を頼まれて外に出ました。近所のスーパー(家から自転車で10分ぐらい)で買い物をしているとき、彼女に会いました。
 彼女も買い物で、二人買い物を終えると二人で話しながら歩きました。
 帰り道の途中に学校があるのでそこで一休みして二人で買ったアイスを食べました。外は暑いので体育館の入口から中に入りました。運動部は午前中に練習だったらしく、田舎なのでもう部活の生徒もいませんでした。
 でも、合唱部は音楽室で練習してたみたいで、学校の鍵は開いていました。
 中に入っても暑いので、涼しいところを探して、体育館倉庫に入りました。倉庫は窓があって風も通り、北側の日陰で比較的涼しく、物が多かったけど結構広かったです。

 そこでしばらく涼みながら話しましたが、話が好きな芸能人の話になって、俺が好きなアイドルを挙げたら、彼女は「あんなの胸大きいだけでブスじゃん」と批判しました。
 俺が悪ふざけで「お前のは小さいなぁ」と言ったら、「うるさい!」と言われました(事実あまり大きくなかった)。
「でも、前より大きくなったじゃん」と言っておっぱいを触ろうとしました(なぜかこのとき俺は大胆だった)。
「バカ、エッチ!」と避けられ、触れたのは腕だけでしたが、彼女は「本当に大きくなった?」と聞いてきました。俺は「うん」と返事をしました。

 彼女は「良かった。小さいままだとどうしようかと思った」と言いました(彼女の胸は去年あたりまでほとんど平板だった)。
 俺は「じゃあ触らせて!」とさらにふざけて言いました。「やーだ」と返されましたが、俺は執拗に「いいじゃん、減るもんじゃなし」とか言って触ろうとしました。
 次第に無理矢理触ろうとしはじめ、それを彼女がかわすことを何度か繰り返しました。なんだか楽しかったです。

 そうしているうち、テンションが高くなって俺は力で押さえつけて、ついに触りました。触った少し後、それまで楽しそうだった彼女が無言になりました。俺は手を離し「やべぇ…嫌われた、どうしよう」と思いました。
 彼女は俺の目を見ました。ちょっと潤んでいました。
 俺はとっさに「ごめん…」と言いました。

 彼女は反応せずに黙って俺の顔を潤んだ瞳で見続けていました。そして俺の体に寄り添ってきました。俺は完全にパニックになって、彼女を震えながら抱きました。
 興奮しまくった俺は遂に、彼女を押し倒してTシャツの中に手を突っ込んで彼女のおっぱいを揉みました。
 ブラジャーは外れました。その勢いでTシャツを脱がせました。彼女は何も言いませんでした。

 俺は夢中になって彼女の乳首を貪りました。ちょっと正気に戻った俺は、彼女の顔を見ました。目が合ったとき、彼女は「バカ」と言いました。
 どうしたらいいかわからず、俺は彼女の唇にキスをしました。
 その後、勢いで下を脱がせましたが、毛は薄くてまだスジがありました。

 小学校の頃、水泳の時にふざけて女子の着替えのじゃまをしてチラリと見たアソコにスジがあったことを思い出しました。全裸の彼女は体型がスラッと整っていてとてもきれいでした。
 そして、初めて生で見る女のマンコに驚きました。ちょっと見てはいけないものを見た気分でした。

 弄ぶべきなのかなと思いましたが、ちょっと触っただけで俺はもう我慢できず、パンツを脱いで指で彼女の穴を広げて、勃起したモノを挿れちゃいました。
 俺のは普段から半分くらい剥けてたので、このときは完全に剥けてMAXになっていました。サイズはまあまあ大きめで、彼女の中にはなかなか入っていきませんでした。
 彼女は痛そうな顔をしていましたが、頑張って俺は奥まで挿れました。

 あとはなぜか自然と腰が動きましたが、初めて味わうヌメヌメの快感には耐えることができずに、あっという間に出てしまいました。3分持たなかったかも…(今でも早漏…)。
 出る瞬間の絶頂の快感は今でも忘れることができません。

 でも、出し終えると強烈な罪悪感が俺を襲いました。彼女は複雑そうな顔をしていて、何も言いませんでした。
 俺は「ごめん」と何度も頭を下げて謝りました。彼女はちょっと怒った感じで「謝るんならなんでこんなことしたの?」と言いました。
 思わず「そうだよな、ごめん」と返したら、「また謝った」と笑われました。俺も思わず笑って、雰囲気が良くなったので俺は前から好きだったということを告白しました(←順番逆だろ)。
 彼女も「私の好みじゃない」と言いつつもOKしてくれたので、ついに恋人同士になれました。

 ところで、下敷きになったマットには血が付いていたので、裏返しにしてごまかしました(エッチしたときの血だとは誰も気が付かなかったとは思うけど…)。
 あと、完全な中出しだったので、妊娠しちゃったんじゃないかと数か月間はヒヤヒヤして毎日を過ごしました。
 そいうえば、帰りが遅くなったので買い物を頼まれていたばあさんに「お前、どこで道草食ってた?」と怒られてしまったなァ…。

 これが俺の初体験ですが、よくもまあ小心者の俺が中3なんていうガキの頃にこんな大それた事できたもんだと自分で感心してしまいます。今は彼女ができてもエッチに行くまで大変でしょうがないのに…。
 彼女とは卒業まで付き合いましたが、エッチは3回しかしませんでした。お互いそれだけの関係で満足していたのでそれはそれでよかったのではないかと思います。
 で、結局違う高校に行ったのをきっかけに別れてしまいました。

 その後、俺も彼女も違う相手ができて、今は会っても、また昔のようなただの友達同士です。ちょっと未練があるので、もう一度本気でアタックしてみようかなとも思っています。
(男の子の初体験告白掲示板より 2005/12/22)

 
 なんか、校舎に夕陽があたって長い影ができているような情景をバックにしながらの、淡くはかなく懐かしい思い出っていう感じですね。新しい恋人もできて、彼女とも友達として続いてるなら、アタックなんかして想い出を壊さないほうがいいんじゃないのかな? でも、今、成功(性交)したら、きっとドロドロの関係が始まって、それはそれで魅惑的かもしれませんね。

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