私の秘密  by えみこ





 

 私は40歳の主婦です。私には秘密があります。もちろん私以外は誰も知りません。親友にすら話した事の無い秘密です…。

 25歳で結婚した私は、半年も経つと生活に不満を感じるようになりました。だんながあまり私をかまってくれなくなったのです。「釣った魚にエサはやらない」まさにそんな状態でした。セックスもそうです。自分がしたい時だけ求めてきて、射精すればハイ終わり、みたいなセックス…。
 当然私は欲求不満になりました。

 当時はレディースコミックが流行っていて、私も読んでいました。その中にはたくさんの『伝言ダイヤル』や『ツーショットダイヤル』(今となっては懐かしいですよね)の広告が…。
 最初は軽い冗談のつもりで伝言を入れたら、人妻ってのは人気があるらしく、すぐに何10件もメッセージが返ってきました。その中のある男の子(Kちゃん)と意気投合し、何度か伝言のやり取りをしているうちに「会おうよ」という話になりました。Kちゃんは東京で一人暮らしをしていて、私より1つ年下の男の子。私はだんなに「泊まりで仕事が入った」とウソをついて彼に会いに東京へ行きました。
 自分でもなんて思い切った事ができるんだろうと不思議でした。

 ある駅の改札の前で待ち合わせをしました。
 現れたKちゃんは、想像とはちょっと違っていたけれど、私はこれから自分に起こるであろう事を考えて、すでに濡れ始めていました。

 彼のアパートに着き、向かい合って座るとすぐにKちゃんが「えみこ、すごい可愛いよ…」とキスをしてきました。そして私のセーターをまくり上げ、ブラをずらすと乳首に吸い付き、チロチロと舐め始めました。「あ、あぁん…」声が漏れてしまいます。
「こっちにおいで」とベッドに誘われました。彼の隣に横になると、彼はすぐにパンティの中に指を入れてきて「あぁっ、すげぇ」と声をあげました。
 ものすごく私が濡れてしまっていたからです。Kちゃんは私の下着を剥ぎ取ると、待ちきれないとでもいうようにおまんこにしゃぶりついてきました。

 まだお昼すぎたばかりの明るい部屋の中。
 ほんの30分位前に初めて会った男に、私はこんな事をされている…。そう考えるとより一層感じて濡れてきます。彼が指で触ったり、舐めたりするたびに私のおまんこからは「ぴちゃ、ぐちゅっ」と湿った吸着音が聞こえてきます。
 それから24時間、私が彼のアパートをあとにするまで、私達はベッドのうえでからみあっていました。

 彼とはそれきりでしたが、私はその後も何人かの男性と伝言ダイアルで知り合いセックスしました。未だに続いているセックスフレンドもいます。
 その後の話はまた機会を見て書きたいと思います。
(一夜限りのアバンチュール体験告白掲示板より 2006/01/28 主婦 40歳 A型)

 
 伝言ダイヤルにツーショットダイヤル……懐かしいですね。そのころはサクラなんかいなくて、決定的に女性数が少なかったけれども、でも、仲良くなれたら確実に会えた、そんな時代だったんじゃないかと思います。ところで、浪漫もセックスフレンドに加えてくれませんか?

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