書きたくてうずうずしていた彼…Bくんとのいわゆる初デートのお話を書き込みに参りました。 まず、金曜日の事。金曜日は、私の方の事情で家族と宴会。彼はその日は、夜10時から仕事。 いつもはギリギリに起きて行動するらしいんですが、翌日まで待てずに一時間だけ私の為に作ってくれました。 コンビニ勤務のBくんは、夜の10時から翌朝の10時〜12時くらいまで仕事をしていて大抵は寝ているのですが、早起きをしてくれて。 夜の8時に、今大丈夫? というメールが。 父親以外の家族にはこそっと言っておいたので、そっと店を抜け出す私。 店の前には、姉が翌朝仕事の旦那を見送っていたため家族のうちの何人かがおりました。 そこに来るのは流石に照れくさかったのか、店の横で待機するBくんを発見。からかう兄妹に手を振って、彼らからは見えない店の影に。 Bくんの車もそこに停めてありました。 「やっと会えたね」 「うん」 車に乗り込む前に、ハグ。 力一杯の、ぎゅぅ。腕の力、胸の鼓動、耳元で感じるBくんの、息遣い。 「とりあえず、車乗ろうか」 うながすと、二人笑いながら車内へ。今は8時、タイムリミットは9時15分。 時間もそんなにないし、どこに行こうかという話に。 「どうせ私の家まで送ってもらうから、うちの近くの公園にでも行ってお喋りしよっか」 「あ、そだね」 そして私の実家まで。そこまで来たら、折角だからちょっと家に寄ってもらう事に。 実はトイレに行きたくて(^_^;) で、彼にも上がってもらう事に。 家人は皆、店の方で宴会中。宴会が終わるのは9時過ぎ。 おや、好都合だわ〜という事で、おうちでお喋り。 ソファに座って、隣り合って、少しお喋り。ふっと彼に目を向ければ、穏やかに見つめ返してくる。 ああ、愛しいな… 「Bくん…会いたかった」 店の前で言ったのと、同じ言葉を言いながら首に腕を絡める。 「俺も、会いたかった。我慢できなくて…璃玖に、会いたかった」 付き合い始めてから、Bくんは今まで璃玖ちゃんと呼んでいたのに敬称をつけなくなった。私は、苗字で呼んでいたのが下の名前で呼ぶようになった。 そのままの流れで、キス。やっぱりキスは、気持ちがいい。 そっと触れ合うキスを、私の方から何度もBくんの唇や頬、瞼、首筋に。Bくんは、唇に触れた私の唇を話さないとでもいう様に、ぐっと抑えて舐める。 自然にお互いの、舌を舐めあう。何度も絡み合いながら。ぐぃっと、そのままソファに押し倒されて深いキス。 「んっ、あ、Bくん…はぁ…」 甘い声が漏れると、着ていたシャツのボタンを二つ三つ外して胸を舐め始めた。 「あ、やっ、んん…ふ、はぁ…」 相変わらず胸が弱い私は、耐え切れずに頭をかきいだいて、何とかこらえようとしたけれど… とにかく胸は、なんだか怖くて。 素直に感じる事ができなくて、彼のズボンのベルトに手をかけてズボンを脱がせた。 彼も私の胸を舐めながら、スカートの中でストッキングの上から太ももをなで上げたり敏感な部分を指でなぞりあげたり。 「んんっ、はぁ…もう、だめ、脱ぐ」 私はあえぎながら、ストッキングを自ら脱いだ。 「Bくん、もうおっきぃね」 とろんとしていたかもしれない…ふらりと、部屋の片隅に置いた鞄からゴムを出して脇のテーブルに置き、Bくんには下を全部脱がせて熱くなっているそれを口に含んだ。 ぺろ、ぺろ。まだ慣れていないせいか、ぎこちないだろう。でも愛しくて、うらのスジや先っぽに舌を這わせて舐め上げ、何度もびくんと震える様を楽しんだ。 「あっ、つっ…璃玖、すごく、いいけど…」 その声に、私も震えた。 ああ、欲しい。 早く欲しい。 「ちょっと待ってね」 はぁ、と深く息をついてから、いつものようにゴムをかぶせる。うん、きつそうだ。 「いつもうまく出来ないよ…こお?」 「もうちょっと下まで…」 二人での共同作業もいつもの事。この作業も、数えれば三回目。 「かぶさった?」 「うん、大丈夫」 上目遣いに見遣ると、穏やかに微笑むBくん。 そうだ、今日は私からいこう! とりあえず意気込みだけはいつも前向きな私は、彼をソファに座らせたまま腰にまたがった。 「璃玖?」 「Bくん…好き」 耳元で甘く囁きながら、彼のそれを手で支えてそっと腰を下ろした。 下着はとうに脱いでいた。 くっと、彼のものが当たる。 「んんっ…」 なかなか入らない。それでも何とか入り口を定めて、迎え入れる。きゅぅっと、入ってくる瞬間が気持ちいい。 「大丈夫?」 耳元で案じるBくんの声にうなずいてから、腰を動かし始めた。 「あぁっ、ん…はあ、はぁ…」 私の動きに合わせて、Bくんも腰を動かす。私の背中を支えながら、するりとシャツの中で背中を撫ぜる。 「あっ、あぁっ…」 くちゅ、ぬちゃ、ねばい水音が恥ずかしくて、でも気持ちよくて。 「つ、はぁ…」 実家のソファは特注の木製タイプで、上に厚目のクッションが置いてある。 この時は気付かなかったのだけど、私は上で動いている間に足首をその木製の角に擦っていたようで。後日気付いて顔をしかめました。 まぁそれはおいておいて。 如何せんまだ慣れない身で、上は辛い。 足や腰もだるくなってきて、お願い。 「Bくん…ちょっとこの体制、つらい」 「うん、じゃあ俺が上になるよ」 返事をするまもなく、繋がったままの状態でソファの上に押し倒されて。 「あっ?!」 「璃玖…」 一言呟いて、彼は激しく動き出した。 「あっ、ん、あぁっ…」 気持ちいい…両足をいつの間にか持ち上げられてBくんの肩に乗せて、いつもの体勢。 この体勢が一番、痛くないし気持ちいいような気がする。 少しして、Bくんは切なそうに眉を潜めた。 「はあっ、璃玖っ、あ…もう、いきそうだ」 この切なそうな表情が、すごく好き。 「Bくん、名前呼んで、私の名前…呼んで」 より激しい動きをしながら、彼の声のトーンが僅かに上がる。 「あぁっ、ダメだ、いく、もう…」 「いいよっ、きて、早く…あぁっ」 「璃玖っ、いくっ、あぁっ…」 ぱたり。 一段強く突き上げてからBくんは果てたようで、くたりと私の上で息を荒げていた。 「Bくん…いった?」 声を出さずに、うんとうなずいて私の髪をすく。この光悦とした表情ときたら、愛しくて愛しくて。 「すごく、気持ち良かった…」 ぎゅぅっと抱きついて、囁くと彼も、俺も…と応えた。 少しまどろんで、とりあえず離れる事に。ゴムを外してティッシュに包んで。 私はスカートの下をちょっと拭って下着をはいて、くすくすと笑い合う。 「…今日すると思わなかった」 彼がポツリと。 「私も。今日はおしゃべりだけかなーって…しかもここ、うちだし」 顔を見合わせて、更にクスクス。 「続きは明日、ね」 「うん、仕事…頑張ってね」 何度かキスをして、時計に目をやれば9時25分。タイムリミット10分オーバー。 慌てて彼は下着とズボンをはいて、名残惜しげにキスをしてから家の外に。 まぁなんていうタイミングでしょうか、家人が帰宅。車からぞろぞろ降りてくる私の家族。名残のキスもする事なく、彼は私の家族にお邪魔しましたと言って慌てて車に乗り込んだ。 「じゃ、明日…仕事終わったら電話する」 「うん、じゃ、明日ね」 一時間がすごく長く、けれどあっという間に過ぎていった。 その日は12時くらいまで起きていて、家族と家で飲んでいました。 兄が、すごく酔っ払ってものすごく絡んでくる(^_^;) とりあえず家内での一時間の出来事は誰も気付いていないようだったので一安心。とにかく、半月待った甲斐があって初日の再会はすごく満たされました。 が、まだまだこれから。 なんたって本当の超インドアデートは土日の一泊二日なんですから。長くなるのでそれはまた後日。 (ロマンス&ラブトーク掲示板より 2006/09/18) |
おお! 短時間でしたが、やることはやる! 璃玖さんらしい前向きなセックスのひと時でした。いや、最初から「1回だけやるぞ」とかなら十分な時間だったのかもしれませんが、流れで最後までいくのには、ちょっとハラハラドキドキの時間制限でしたね。ともあれ、満たされた再会に、乾杯! |