小さい頃から  by あゆみ





 

  私は性に目覚めたのが早くて、初体験は12歳のときです。
 元々エッチな事には興味津々だったのですが、好奇心旺盛な私をいけない世界に引き込んだのは、上京して近所に住んでいた大学生でした。

 最初は赤の他人なので気にも留めませんでした。
 そんなある日、その人とすれ違ったとき、明らかに私の体を見ていることに気がつきました。
 まあ、自慢ですけど、発育も良いし、色も白かったので、友達にもやらしい体だって言われていました。
 仕方がない事だと見られることには慣れていたつもりでしたが、なぜかその人のいやらしい目つきが気になっていたのです。

 会うたびに「見られている」事を強く感じます。遊んでいるときも、視線を感じるとその人が近くにいるんです。
 こう毎日のように見られていると感覚が麻痺していくのか、いつの間にかその人に見られることに興奮を覚えていました。

 そんな日が続き、私はその人に好意に似た気持ちを抱くようになりました。あり得ないと思っても、気持ちは本物なのです。
 そしてその人と急接近する出来事が起きました。

 学校の帰り道、急に雨が振り出して、公園のトイレで雨宿りしていると、あの人が走ってやってきました。
 やんでくれそうにない雨を見つめながら、沈黙が続きました。
 そして、その人の「名前は?」と言う一言から、会話が始まりました。
 こんな怪しい人と喋ったりして良いのか戸惑いながらも、この人を知りたい好奇心が抑えられませんでした。

 他愛ない世間話だったのが、やがて私の話に変わっていきます。
 可愛いとか、スタイルが良いとか、その人の視線が体の方に、下りていくのが分かりました。
 見られている事を嫌がらない私の様子を見て、エスカレートしていくその人はついに、私の体に触れました。

 いつもなら逃げ出しているはずです。
 いけない事、ダメな事とはわかっていても、親とか先生への反発とか、むしゃくしゃしていた気持ちが、どうにでもなっちゃえって、好奇心を優先してしまいました。

 もう止めるものはありません。されるがままに身を任せました。

 初めて感じる感覚、それはとても気持ちよくて、夢中になりました。
 もう後は想像通り・・・。身障者用のトイレに連れ込まれて、奪われてしまいました。

 初めてなので、確かに痛かったのですが、それ以上に、場所がトイレだって事やまだ12歳だって事、相手が気持ち悪いオタクだって事、いろんなシチュエーションがすごく興奮しました。
 このとき私が変態だったのだと、確信したのです。

 この日から中学を卒業するまでの間、毎日その人のところに通いました。
 その人は大学を卒業し、私の前からいなくなりました。私も通学のため、姉夫婦の所に居候する事になりました。
 別にあの人が好きだったわけじゃなく、体が疼くんです、どうしようもなく・・・。
(女の子の初体験告白掲示板より 2007年3月11日)

 
 なんていうか、トンデモ初体験だったんですね。相手はオタクかつロリコンだったのでしょうか。にもかかわらず、あなたの好奇心に火をつけて、あなたまで変態にしちゃった、と。でもまあ、セックスの快感を覚えればこんなのは普通ですし、身体だって疼きますから、変態というほどじゃないですよ。今度はあなたの惚れた相手と後ろめたさのないエッチを存分にしてくださいね。

 
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