誰もいないプールで  by めみこ その9





 

  1年前の夏のことです。その日は蒸し暑い日でした。
 今付き合ってる彼と付き合い始めたばかりのころで、デートの後、夜遅くなったので家まで送ってもらったんです。

「うー、暑い、たまんねー」
  暑がりの彼は、私の家に向かってる間、そればっかり言っていました。
 さて、たまたま、私が昔通っていた小学校の前を通りがかったとき、フェンス越しに、水をはったプールが見えました。
「お、プールじゃん、いいなー」
 彼がそう言ったとき、悪い予感がしました。

 彼はいたずら好きなので……、プールの端に座って、足の先だけつけて遊んでいたら、いきなり彼が私の足を掴んで、水の中に引きずりこんだのです。
「ひどーい、なにすんのよっ!」
 文句言っても後の祭り。仕方なく、私も下着姿になって、彼と泳ぐことにしました。

 最初のうちは、じゃれあって遊んでいました。二人っきりなのをいいことに、彼が私を抱きしめてきたんです。
「あんっ、ちょ、ちょっと…」彼は私の体に手を回し、体中をねっとり撫で回し始めました。

 いくら夜といっても、通りから見える位置にあるプール。さすがに抵抗があったので、彼の手から逃れようとしましたが、すぐにブラジャーをはぎ取られ、むき出しになった胸を揉み始めます。
「ん…ああ…っ」
 冷たい水の中で、彼の体だけが熱くて。
 触られた部分から、化学反応みたいに快感がわきあがってきて、私はだんだんうっとりしてきてしまいました。

 と、いきなり彼は私の体から手を離し水の中に消えてしまいます。
「え? やだ、何?」
 街灯の明かりだけがかろうじて照らしている、夜のプール。水の中は、真っ暗で何も見えません。
「あ! あんっ」
 立ちすくんでいると、腰の辺りに彼の手の感触がしました。あっという間に、はいていたパンツを足下まで下ろされました。

 熱い手が私のお尻を掴み、割れ目を開いたり閉じたりしながら、ぐにぐにと揉み込んできます。
 お尻から太ももまでこねくり回され、私の股間からは水とは違う熱い液体を吹き出しました。
「あ…はあ…っ」
 彼の姿は、完全に水の中。はたから見たら、私一人が悶えてるみたいに見えるはずです。
 恥ずかしさと気持ち良さで震えていると、ようやく彼が水の中から姿を現しました。

「はぁ…っ、なんかすっげ、コーフンする…っ」
「もお、信じられない」
「なんだよ、お前だって感じてるだろ?」
 彼は不満そうに言って、私の股間に手を突っ込んできました。
「や…っ」
「ほら、ヌルヌルだぜ?」

 彼はニヤリと笑って、私を見下ろします。だぜ恥ずかしさに、全身がカーッと熱くなります。
「どんどん出てくるぜ、このヌルヌル」
 彼は私をいたぶるように言いながら、私の股間で指を動かし始めました。ヌルヌルした愛液を指に絡ませるようにしながら、割れ目をなぞってきます。
「あっ、駄目……」

 彼は2本の指で割れ目を押し開き、その裏の敏感な粘膜を指先で探り始めます。指先で擦られるたびに、腰全体に強い快感が広がって、ジンジンと痺れます。
 快感に膨れ上がったクリに触れられると、私は立っていられなくなって、彼の体にしがみつきました。
 すると、腰のあたりに、彼の熱くて硬いものが当たります。私はお返しに、腰をすりつけて、それを刺激してあげました。

「んっ、んん…っ」
 彼がくぐもった声を上げて、快感に身をふるわせます。
 そして、私の股間に差し入れた指を、ますます激しく動かしてきました。

「あっ、やぁ、ああん…っ」膣の中に指を挿入され、イイ所を刺激されると、自然に声が出ます。
 掻き回せると、プールの水が入ってきて、熱さと冷たさが入り交じり、異様な快感に変わります。

 私が軽くのぼりつめたところで、彼は指を引き抜き、私をプールの縁に掴ませました。彼は私の後ろに立ち、私の腰を掴んで持ち上げます。
 水の中なので、私の体は簡単に浮き上がり、まるでバタ足の練習をするときみたいな格好になりました。
「えっ、あん…っ」

 彼は片手で私の腰を支え、もう片方の手で太ももを掴んで開き、割れ目に彼のすっかり張り詰めた物を押し当てました。
 先の方で、2、3回潤った部分を擦られて、掻き回されます。その快感に、奥からさらに熱い蜜が流れ出してくると、それを追うように、彼は硬くて弾力のあるものを挿入してきます。

「ああーっ」
 一気に奥まで入れた後、彼は力強くピストン運動を始めました。水の中なので、私の体は簡単に動き、彼が腰を打ち付けるたびに、大きく揺らめきます。
「あっ、あっ、あんっ」

 浅く深く突かれると 、そのたびに目の奥に快感の火花が弾けます。
 彼はさらに私の片足の膝のあたりをつかんで持ち上げ、私の体を横向けるようにしてきます。さっきまでとはまるで違う角度で突き立てられ、新しい快感がこみ上げてきます。
 ぴちゃぴちゃと激しい水音が、腰を動かすたびに響きます。
 熱い棒で入口から奥までこすりたてられ、突きこまれて、頭の奥がぼうっとしてきて、何も考えられなくなってきます。

「ひっ、あっ、ああーっ!」ひときわ大きな火花が頭の奥で弾け、私はイッてしまいました。

 私はグッタリしたすきに、彼はいったん彼自身を私から引き抜くと、今度は向かい合わせになるように、私を抱きしめます。
「おい、つかまれよ」
 彼に言われたとおり、私が彼の首に抱き着くと、彼は私の腰をグイッと持ち上げ、正面からペニスを挿入してきました。
「あふっ、あ、そんな…」
 私の足はプールの底を離れ、私の体は繋がった部分で支えられるような格好になりました。水の中だから、体は簡単に浮くけれど、それでもいつもより深く彼のものがささって、苦しいような圧迫感があります。

 そのまま、彼は体を揺すって、腰を跳ね上げました。「はっ、あんっ、やあっ、駄目…っ」
 一度イッた後なのに、彼が腰を跳ね上げるたび、頭の先まで、快感と一体になて重い衝撃がつきぬけていきます。
 何度も繰り返され、全身がバラバラきなりそうな激しい快感に、私は我が身を忘れてて声を上げ続けました。
 そして、これまで感じたことのないくらい激しいエクスタシーに達しました。

(メールによる体験告白投稿より 2008年6月24日)

 
 外から見えるプールなんかでは、イヤダ〜とかいいつつ、結局、ノリノリでやっちゃってるじゃないですか。ま、それがめみこちゃんのいいところだよね〜。こんな子を彼女にしたら、男としては、ほんと、別れられないですよね。

 
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