思い出のオシオキ(1)  by  カーネル その1





 




 小学生のとき、アキちゃんという子を好きになりました。

 入学してからずっと同じクラスでよく喋り、たまに一緒に遊んだりもするんですが、家まで遊びに行きたいと言い出す勇気はなく……。
 初恋にありがちな微妙な関係が続きました。

 そんな折、彼女の友達から「アキちゃん、怒られるときお尻丸出しで叩かれるらしいよ」という話を聞いてしまい……、正直、興奮しました。
 というのも当時すでに五年生になっていて、異性の体に興味が出てくる年頃だったからです

 馬鹿みたいな話ですが、この話が背中を押してくれて初めて、アキちゃんの家で遊びたいと言えたんです。
 一度遊びに行ってからはすっかり抵抗はなくなり、たびたび遊びに行ったため、おばさんからは彼氏扱いされ、アキちゃんも強くは否定しませんでした。

 こうして仲は深まっていったんですが、子供なので歯止めがきかない部分もあって、ある日ふたりで「エッチごっこ」というのを始めてしまい、それをおばさんに見られてしまいました。
 とはいえまだ二人とも性知識には乏しく、過激な少女マンガの見よう見真似で衣服を着崩して抱きあっていただけでした。

 それでもおばさんは怒り心頭、アキちゃんの腕を掴んで引き摺るように部屋を出ていったかと思うと、すぐ扉一枚挟んだあたりで小言を言っているようでした。
 直後にアキちゃんがお尻をぶたれたのか、ばっちんばっちんとすごい音が聞こえました。

 直後にどこかへ移動したようでしたが、まさか扉を開けて確認するわけにもいかないのでアキちゃんの部屋で一人待ちます。
 当初はそれを見たくて勇気を振り絞ったはずなのに、いざとなると覗く勇気はありませんでした。

 数十分ほどしてアキちゃんが一人で泣きながら戻ってきて「お母さん、呼んでる……」と奥の部屋へ行くよう言われました。
「ごめんね……。お尻たたかれるよ、ごめんね……」というアキちゃんの言葉を聞いて、さすがに自分でも覚悟はしていましたが怖くなりました。

 部屋に入るとアキちゃんと同じようにまずは小言が始まり、小学生がしていいことじゃないと何度も言われました。
「このあとオシオキもするよ」と我が子と同じような扱いをすると言われたので、そろそろお尻叩かれて終わりかな、と思ったんですがそれだけでは済まされなかったんです。

 まずは予想通り、お尻をぶたれるんですが……、おばさんがいちいち"号令"をかけてきて、その通りにやらされました。
「気をつけ」「ズボン下ろして」「膝と両手ついて」「お尻は上げる」
 順を追って四つん這いにさせられ、少しでも違う動作をしようとすると「違うでしょ」と怒られました。

 残ったブリーフだけはおばさんの手で下ろされ、さっき扉ごしに聞こえたばっちんばっちんという音を、今度は自分自身の尻で再現させられる事となりました。
 アキちゃんの涙から予想はしていましたが、おばさんの尻たたきはとんでもない痛さで、大人と小学生という体格差も影響してか、ほんの数発叩かれただけでビリビリと痺れるように痛みました。

 男として女子の家で泣く訳にいかないと、最後のプライドで何とか踏ん張って、必死におばさんの平手打ちが止まるのを待ちます。
 もう叩かれ終わっても当分痛みがひかないだろうなと思い始めた頃、ようやく立ち上がるように言われました。

 自分のお尻を見てみるよう言われ、上半身を交互に捻ると右尻も左尻もすっかり赤くなっていて、おばさんの手のあとが見てわかってしまうのが恥ずかしくてたまりません。
 しかし、本当に恥ずかしい目にあわされるのはここからでした。
 この時まだズボンとブリーフは下ろしたままでしたが、辛うじて膝のあたりにありました。しかし今度は、それを脱いでしまうように言われたんです。

 ここまでくると見られる恥ずかしさなどもうどうにでもなれと思えますが……。あれだけ尻をたたかれてもまだ解放してもらえないというのがショックでした。
 仕方なく下半身だけ素っ裸になると、次の号令が待っていました。
(男の子の初体験告白掲示板より 2011年6月8日)

 
 さあ、いよいよアキちゃんのお母さんによる、エッチなおしおきが始まりそうな気配。いやいや、小学生のくせに、エッチな遊びをしてはいけないと叱られているわけですから、そんなことは、あるはずないですよね?

 
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