性の遍歴(2)  by 雅夫 その2





 





 結婚して9年目。出張先のホテルで、チェックインしてコーヒーラウンジで休んでいた時、初交の相手の理紗さんに偶然声をかけられた。
 私も、びっくりして、「やあ、お元気?」
「お久しぶり」
 彼女はにこにこしながら近くに来たので、椅子をすすめて対面した。
 垢ぬけした薄いブルーのレースのワンピースに身をつつみ、淑やかな大人の女性に変身していた。

 話が弾み、1時間ほどの談笑の後、「今日は、時間あるの?」
 私の部屋に誘うと、一寸恥ずかしそうな素振りで嬉しそうに、「ええ、いいわよ」
 エレベーターの中でソフトに手を握ると、しっかりと握り返してきた。

 応接間のあるスイートルームをリザーブしていたので、入るとすぐに窓辺によって景色を眺めていた彼女を、後ろから抱き締めた。
 デイープキッス。
 15年目の再会だった。

 性感帯に優しく愛撫を加えると、彼女の身体は敏感に反応して、初めにお付き合いした頃よりも一層女らしくなって、悶えに悶えて、肌はピンク色に染まり燃えている。
 ラブジュースを、ほとばしらせて、「ダメ〜、もう、許して〜。欲しいわあ〜」と、叫んで、挿入を求めてきた。
 3,4回、充分にイカセテから、奥深くまでペニスを突っ込み射精した。彼女は身体を弛緩して白眼になって失神した。
 彼女の求めに応じて、午後8時までに4回、性交した。その日は二人でお寿司を食べて部屋に戻り、もう1回交わって一緒に就寝した。

 翌朝、下着を付けずにバスロープだけで寝ていた私の毛布をめくり、理紗さんは素裸ですでに朝立ちしているペニスを眺めて、いとおしそうにソフトに握り、私の脚の間に入りフェラチオを始めた。
 自然に69の姿勢になり、私も彼女の秘所を舐めまわした。クリトリスを舐めると、時々ピクンピクンと感じだした。

「欲しいわぁ。いい?」
 彼女は私に馬乗りになって、騎乗位でペニスをすっぽりとオマンコに納めた。
「雅夫さんのペニスって特大よね〜。硬くて相変わらずお元気で、素敵なんだから〜。ず〜ッと、忘れられなかったのよ〜」
「理紗さんの膣筋が亀頭をキュッ〜キュッ〜と適度に締めるから、とても気持ちイイよ〜」
「そうお、うれしいわぁ」
「なんかすごく淫らだけれど、理紗さんすごく感じてくれて興奮するよ」
「いやあ〜恥ずかしいわぁ」

 思い切ってペニスを奥深くまで突っ込んだ。
「アァ、ダメェ〜イクウ〜、ウ、ウ、フウ〜」
「お願い! 出してぇ〜。イッパイ、私に、出して〜」

 昨日は彼女に5回射精したが、衰えることなく勃起していたので、我慢していた私も耐えられずに力を振り絞って射精した。
「ア〜素敵、お元気ね〜、よかったわ〜」

 彼女はしばらく休んだ後、未だ萎えていない私のペニスに、口付けしてくれた。満ち足りた表情で、ペニスを吸っていた。
 まあ何と、理紗さんって、性欲旺盛なこと! 健康な女性は皆、40代になるとこうも男性を欲しがるようになるのか? 理紗さんは、特別なのか?、
 私の前では天真爛漫で淫乱な女性になるのは、嬉しいと内心思いながら、ルームサーヴィスで朝食を摂った。

 理紗さんは私が仕事で出張する先に転居していたので、その後も連絡を取り合い、私は出張の都度、情交を重ねた。
 そんな再会後、2回目のデートの日。
 めくるめく快楽の時を過ごし、理紗さんを4・5回イカセタ後、射精した。体位を変えて睦み合った。理紗さんは私の精液をオマンコに3回も搾リと取った後、私に抱かれながら寝物語で言いにくそうに話し始めた。

「あの〜、私、結婚して、子供は男の子を一人だけ産んだのよ。結婚して8カ月目に。早産だったわ。ハネムーンベビーということになってるけれど、その子は、顔も体格も貴方にそっくりなのよ。実は、結婚する1月前から生理がなかったのよ。結婚する2カ月前迄、貴方とお付き合いしてましたのよね。だからあの子は、貴方から頂いた精子で出来たんだと思うのよ」
「えっ!」
 それには、私も驚いた!

「これは絶対、内緒よ! 私と雅夫さんだけの秘密にしてね」
「わかった!」
「私、貴方と結婚したいって思った時もあったわ。でも親から勧められるままに今の主人と結婚することになって……。私からお別れしたんですもの。仕方ないわぁ。でも、とっても嬉しいのよ。私の大好きな、あなたの子種で、私が産んだんですもの」
「なんか、悪いなあ〜」
 私もしみじみと理紗さんを抱き締めて、深い感懐にふけった。

(心に残る最高のセックス掲示板より 2011年8月30日 )

 
 ああ、なるほど。8年間は浮気無しで過ごして、9年目に浮気をした、ということですか。これで、前の投稿の矛盾点が解決しましたよ。それにしても、結婚前に違う女に子だねを仕込んでおくとは、なんということでしょう〜。

 
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