事件  by ぶー子  その4





 


 掲示板に投稿、というより、浪漫さんのコメントが欲しくてカキコしてます♪
 先生のコメントが楽しみで日記を書いている小学生のような気分ですが。

 何でもない平日の朝から、3回もしてしまいました。
 ダンナが「たまには遅刻もいいさ」というので、つい……。

 その後、少しでも早く会社に着けるようにと、朝食代わりにサンドイッチを作って彼を送り出し、私はシャワーを浴びてバスローブを羽織り、キッチンでコーヒーを入れていたら、太腿を白い液体が伝い落ちてきて……。
 それを見てまた欲情した私は、そのままひとりHをしてしまったのでした〜。あぁ、私って何てイヤラシイんだろう。

 と、この話を詳しく書こうと思っていた矢先、大変なことが起こってしまいました。
 それは火事。
 私が独身時代から飼っている愛犬をダンナが救出してくれましたが、それだけ。文字通り「着の身着のまま」の避難でした。

 その晩は来客があって遅くまで飲んだので、めずらしくセックスはナシで就寝したのですが、いつものように裸で寝ていたら、「着の身着のまま」はおろか、全裸で避難する羽目になったかも〜。

 一時は離れ離れになってしまったダンナとも、半日後には無事再会でき、自治体が用意してくれた避難所で一夜を過ごしました。
 薄い壁を隔てた向こうには他の人が寝ているし、イケアの二段ベッドという環境でしたが、お互いに生きていることを確かめ合うように、今までのどんなセックスとも違う、激しく切なく、心の底まで揺り動かされるようなセックスをしました。

 モノはいろいろ失くしてしまったけれど、本当にこの人でよかったと再確認する機会となった事件でした。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2011年8月31日)

 
 いや、立派な奥様です。なにが立派って、朝から3回もしちゃってるのに、ちゃんと朝食代わりのサンドイッチを作って送り出したところ。だって、時間がヤバいのを理由に、「コンビニでサンドイッチでも買ったら?」なんてことを言わないんですから。さすがに、何もかも無くした避難所でも、お互いの存在と温かさをエッチで確認し合って、めげないだけのことはあります。本当に力強いカップルさんだと、感心しました。こんなラブラブ夫婦のエッチな営み、また投稿してくださいね。

 
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