お墓参り  by K次郎





 






 K次郎です。機械部品の会社の営業をやっています。23歳です。昨日、お客さまのNN製作所へ行って来月分の部品の注文をいただきました。
 購買課の担当は女性のS主任さんです。

 S主任はお年は四十くらいのようで、ベテランだけあって仕事には厳しい方です。
 でも僕には仕事とは別に優しいお姉さんです。

 去年、S主任さんのご主人が事故で亡くなられたのです。早速お宅に駆けつけて、葬儀のお手伝いをさせていただきました。
 それがご縁で、時々家に呼ばれて部屋の模様替えなど「男手が欲しい」とお呼びがあります。
 今、S主任さんはお母さんと二人で暮らしています。お手伝いに行ったときには三人で食事をいただきながら過ごすようになっています。

 今日、仕事の打ち合わせが終って、チョット、と合図をして廊下に呼び出されました。
「来週の土日に、亡くなった主人の一周忌でお墓参りに行きたいの。付き合ってくれないかしら……」と言われました。
 もちろん、僕はOKをしました。

 S家の実家は九州の南の方で、電車で四時間も行ってそこからバスを乗り継いでいく辺鄙な村です。今年の春に納骨のときご一緒しました。日帰りは出来ないので一泊二日の旅行になりました。電車やバスのスケジュールや、宿の予約は僕が準備しておきました。

 土曜日の朝、駅で合流になりました。
 S主任さんはお墓参りということで地味な服装ですが、色白が目立って、素敵なお姉さんと思っていました。
 電車の中ではいつもと違って明るい表情で楽しく話が進んでいました。

 やっとお墓にたどり着いて、お墓の清掃や、花を手向けるなどの手伝いをして、お墓参りが無事終了したときにはもう陽が傾いていました。

 その日の宿はH駅がある街まで戻って、そこからタクシーでBという温泉宿に向かいました。
 その宿には僕の秘密の思い出があるからです。
 今年の春、Sさんの納骨のときに来たときに泊めてもらったのがこの宿でした。この時は、S主任はご主人の遺骨を納めて、つまりお別れしてとても寂しい気持ちだったようです。

 温泉に入り、食事が済んでそろそろ休みましょう、となったとき、別々の部屋に泊まる積もりだったのですが、Sさんから「こんな静かなところで一人で休むのは怖いから、一緒の部屋で寝てください」とあって同じ部屋に布団を並べて休むことになりました。
 それでもしばらくすると「ああ、やっぱり……K次郎さん……」と言い出したので僕がSさんの布団に入っていきました。

 しばらく抱いてあげていました。それから唇を当てていきました。彼女は強く吸い返してきました。しばらくディープキスが続いていました。
 それからセックスへと進んでいくことを考えていました。
 手をSさんの胸に当てようと動きかかっています。でももう一人の僕がブレーキを掛けて来たのです。

 S主任は僕の大事なお客さんです。今では未亡人だけど、犯すということはしてはならないことだと。翌朝、何事もなかったように明るい会話で朝食を済ませて、帰ってきました。

 今日も離れの静かな部屋になっています。温泉に入り、素敵なお食事が用意されています。
 お酒も出ました。静かに時間が過ぎて、「ぼつぼつ休みましょうか」となってもう一度温泉に入ってきました。
 隣の部屋には布団が二組敷かれています。

「こっちにきませんか……」とSさん声をかけてくれました。この前の通り、僕がSさんの布団に入って行きました。
 しばらくキスを楽しんで、浴衣の上から胸に手を当てました。思い切って浴衣の中に手を差し入れました。
 やわらかくて暖かい乳房に行き当たりました。浴衣の下は何もつけていなかったのです。
 S主任さんチョット反応はしたようですが、何もいわなかった。

 しばらくお乳をもんでおいて下半身の翳りに手を差し込んで行きました。彼女は足を軽く開いてくれました。中は思ったとおり濡れていました。

 その時、僕は頭の中で「行くぞ!」と叫んでいました。
 僕が起き上がって彼女にアプローチしていく間に彼女は浴衣を脱いで、足を開いて受け入れの姿勢をつくってくれていました。
 Sさんの上に覆いかぶさって、見当をつれてあてがっていくと吸い込まれるように入っていきました。

 粛々という言葉どおり進んでいきました。
 やがて僕の頭の中に火花が散っていました。
 ドクドクと射精しているのを覚えています。

 二人は並んで休んでいました。「もう一度、温泉に入ってきましょうか……」と声がかけられました。
 風呂から上がって部屋に戻り、Sさんの布団に入っていました。しばらくして彼女は帰ってきて「ああ、いい湯でした」といいながら僕の側に入ってきました。
 Sさんから風呂上りの素敵な香が漂ってきます。思わず手が彼女の乳房に伸びていきました。

「あらっ、K次郎さん、若いって元気なのね……」と拒みませんでした。
 2回目のセックスは僕にも余裕がありました。黙々と進んでいくうちにSさん体をこわばらせているのが感じられます。
 やがて体を震わせてクライマックスを迎えているようです。

 それにつられて僕も催してきました。そしてこの時はもう心置きなく放出させてもらいました。

 翌朝、Sさんは明るい服装に着替えて帰途につきました。心なしかSさんのお顔には、つやが出ているように思えました。
 次の週、何度か会社に行ってS主任と打ち合わせをしましたが、お墓参りのことは何も出ていません。
 あのときのSさんの気持ちで僕に抱かれたのだろうと思っておりました。

 その次の週、会社に仕事で訪問していたとき、「チョット」と呼び出されて、今週の土曜日、手伝いに来てくれないか、といっています。
 少しは遅くなるかも知れないけれど、あなたは寮住まいだからいいわね、ともいっていました。
 土曜日にS主任の家に行くといつも迎えてくれるお母さんが留守でした。手伝いの仕事はなく、S主任の手作りの食事をご馳走になることから始まりました。

 夜も更けて、お風呂に入らせてもらって、隣の部屋に布団が敷かれていました。
 そこに横になっているとSさんが浴衣姿で入ってきました。僕が布団の端を持ち上げて迎え入れました。
「この前の御墓参りのときで、私の眠っていたものが起こされたみたい……」といやに積極的です。

 この日も2発お勤めをする事になりました。
 これで行くと僕はS主任のセフレになるのか、亡くなったご主人の後釜になるのか?
 まあ、どちらでもよいわい、S主任さんは僕とのセックスに取り付かれていると思っていました。
(メールによる体験告白より 2012年3月6日)

 
 形としては得意先の人に便利使いをされてる……てな感じで始まった関係のようですが、お互い通じるものがあって、意識しあっていたんでしょうか。時間はかかりましたが、きっとそのおかげなのでしょう、ゆっくりゆっくりと2人の関係は進展し……。さて、この先、本当に2人の関係はどうなるのでしょうね?

 
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