山ガールデビュー  by 泰輔





 





 今大学2年で、彼女は4年生で就職が決まりました。
 今年の春、彼女が山ガールデビューしたいというので、一緒にハイキング(?)に行くことにしました。
 ネットで調べると高尾山は物凄く混むらしいので、神奈川の同じくらい低い山にしました。天気は最高でポカポカのいい日でした。

 駅を降りて15分くらい歩いていよいよ山らしくなってきたところで、住宅街の角を曲がりました。
 するとそこには、あの「お父さん犬」のような白い犬が、もう1頭の犬に乗っかって、ヤッてるところでした。
「ヤダ〜ッ」っていいながら、彼女の目は釘づけでした。

 俺たちに気付くと2頭は離れてしまうかと思いましたが雄は腰を数十秒動かしてから離れました。2頭ともすぐに走り去りましたが、立ったままの雄のものかれは液体が垂れてました。

 ちょっと顔を紅潮させた彼女は「初めて見た……」と驚いてました。
 そこから20〜30分、なだらかな山道を登ると海を見下ろせる視界が開けたところに出たので休憩しました。

「ソコの岩陰のところがもっと眺めがいいらしいよ」
「危なくない?」
 2人で進むと崖でもなく、結構広いスペースでした。

 そこに座ってお茶を飲んでいると、茂みの方からガサガサ音がします。2人で音がした方を恐る恐る覗くと、そこには2頭の猿がいて、さっきの犬のように真っ最中でした。

「や〜ねぇ、今日はこんなのばっかりぃ……」
 大笑いしながら戻ってきましたが、彼女の目は潤んでます。
「真帆もヤリたくなったんじゃないの〜?」
「え〜…まさかぁ……」
 俺の方が勃起してきちゃいました。

「やだぁ、ゆうすけ……」
 バレちゃいました。
「してよ……」
「え〜……ちょっとだよ……」

 この日は山の帰りに日帰り入浴の温泉で個室で風呂に入る計画だったので、真帆も期待してたと思います。
 俺のモノを取り出すと、いつものように長いストロークで奥まで呑み込みます。真帆のシャツのボタンを外して手を入れて、固くなった乳首をいじると、口を外しました。

「あぁ、ゆうくんダメぇ、欲しくなっちゃうよぉ……」
 俺もガマンできなくなって、真帆の後ろに回って服を下げ、さっき見た犬のようにつながりました。
 野外で、それも太陽の光が当たる真っ昼間にヤルのは不思議な気分でした。

 ちょっと気配を感じて振り返ると、40代くらいの夫婦のような2人が岩陰から覗いてました。
「あぁ、イキそう……イッてもいい?」
 俺は腰の振りを速めながら真帆におおいかぶさって耳元で囁きました。
「俺たちも見られてる……」
「ぇぇッ……?」
 彼女は驚きましたが、そのままイッてしまい、いつもよりきつく締まったような感じがしたオマンコに俺もドクドク出しちゃいました。

 ナマで出してしまったので後始末に時間がかかり、30分くらいしてからまた登り始めました。
 もう少しで頂上です。
 頂上には茶店があるらしいのですが、平日は休みのようでした。

 頂上に着いても誰もいないようで、鳥の鳴き声しか聞こえない全く静かな空間でした。
「貸し切りだね〜」
 真帆が作って来たお弁当を広げようとしたら、茶店の方でゴトッと音がしました。恐る恐る2人で覗きに行くと、さっき俺たちを覗いてた中年カップルがヤッてるところでした。

 大きく広げた女性の両足を男性が抱え込むようにして、上から下へ打ち込むように出し入れしてました。
「イクイク、イクゥ〜」
 女性は両足を男性の腰に絡み付けると、大きく激しく腰を動かしてました。

 俺と真帆はまた上気したまま元の場所に戻ってお弁当を静かに食べました。
 帰りに寄った貸し切り温泉は個室露天風呂付で、お座敷には布団も敷いてありました。

 3時間で何発やったか覚えてません。
 帰り道、「山で疲れたのか下りてから疲れたのかわかんないねぇ〜」って、笑いながら帰りました。
(心に残る最高のセックス掲示板より 2012年6月17日)

 
 犬・猿と続いたから、次はキジでも出てくるかと思ったら、なんと自分たちでやっちゃいましたねえ。これでは童話にはなりませんよ。というわけで、大人の物語になってしまいました。ところで、どうして疲れたのか。そりゃあもちろん、山のせいですよ。だって、エッチすることは、「ご休憩」ってぐらいだから、休憩して疲れるわけないでしょ?

 
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