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今は、そうでもないと思う……。
前の俺は、周りから寡黙だの無愛想だの言われ、近寄り難い存在だったらしい。
俺自身もあまり人が好きじゃなかった。
生まれつき、俺の目付きは怖いらしく、「何を考えているのか分からない危ない奴」と影口を叩かれていたのも原因。今も、人見知りは続いてる。
元から誰とも話す気なんてなかったがそんな俺には気になる奴がいる。
そいつは、いつも笑顔で優しくて、全員に慕われてて……だが、本当は内気で臆病な奴だった。
悲しい事があっても、誰かを心配させないようにと、いつも笑顔を作って……そんな奴に俺は見向きもしなかった。
俺はいつも一人でいる。飯もコンビニのにぎり。
そんな俺に、そいつはいつも手料理を持ってくる。
最初はうっとおしいと思いながら、睨むが、そいつは俺に怖がりながらも毎日食い物を持って来た。
毎日、そいつの笑顔を見ている内に俺は気になっていた。何が気になるのかは分からない。
時が経って、そいつが俺の部屋に遊びに来た。
断る理由もなく、俺はそいつを受け入れるようになっていた。
確かあの時は部屋の洗濯物や掃除をしてくれた気がする……。あいつはお世話やきだとも思う。
それから、色々話して……何話したかは覚えていない。
長文失礼。
本題……そいつの掃除が終わって、そいつは俺の隣に座って来た。その時、話ながらのそいつの笑顔を見た時、俺はそいつを押し倒した。キスもした。
ただ硬直するそいつを抱き締めた。
気が付けばそいつは俺を力ない腕で押していた。
俺はそれを構う事なく体中に愛撫し続けた。そいつは涙目で、嫌がりながらも、それでも小さな喘ぎ声?を出して、俺は胸がキュッ?となって止めなかった。最後まで……やったと思う。
今は何事もなかったかのようにいつも通りだ。
ただ、そいつの顔をジッと見ていると顔をそらされるが……。
これはなんなんだ……?
いままで人を知ろうともしなかった俺にはこの気持ちが何なのか分からない。
苦しくて仕方がない……良かったら誰か教えて欲しい……。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2013年4月4日)
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それが恋というものなのでしょう。人との関わりが不器用なものどうし、惹かれあったんでしょうかね。でも、シタ後も、やっぱり不器用なままという。
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