農小屋にて(1)  by 英子 その1





 






 英子と申します。昨秋還暦を迎えた専業主婦です。主人と息子夫婦との4人暮らしです。
 主人は10数年前から糖尿病にかかり、無理が利かなくなっています。

 昨年、家の近くに畑地を借り受け、野菜作りを始めました。
 けれど、何しろ今まで農作業の経験は皆無で、我ながら無謀なことを始めたと後悔しました。畦立て、施肥、種まき、苗の植え付けなど、どうしていいのか分からないことばかり……。

 おたおたしていましたら、見るに見かねてか、隣の田んぼで作業していた人が、あれこれ、それこそ手取り足取り親切に教えてくださいました。おかげで何とか畑らしくなり、それなりに収穫の喜びを満喫しました。

 その人(彼)は元高校の先生で、何でもよくご存じです。色々教えていただいているうちに、年甲斐もなく、会うと心がときめくようになりました。
 ある日、物置小屋からかなり重い物を運び出さなければならないことが起こりました。
 そこへ彼が来合わせてくれ、手を貸してもらうことになりました。

 小屋の中は薄暗く、いろんな物が散らばっていました。彼が持ち上げて運び出してくれる物の端を持ち上げようとしましたが、力不足で腰が定まらず、土間の出っ張りに足を取られて倒れ込んだのが、何と彼の胸の中!
「危ないよ」と彼が私を受け止めてくれました。

 普通は「ごめんなさい」と言って離れるところですが、チャンス到来!
 とばかり彼にしがみついてしまいました。
 分厚い彼の胸板に顔を埋め、「好き! 好きなの!」とささやいて、彼を見上げ、目を閉じました。

 しばらくそうしていると、彼は私の背に腕を回して優しく、しかし力強く抱きしめてくれました。彼の唇が私の唇に重なりました。
 私は電気に打たれたような感覚に陥り、彼を強く抱きしめ、口を軽く開きました。
 彼の舌がゆっくり入り込んできました。嬉しくてたまらない私は、彼の舌を強く吸い込み、絡ませました。

 彼のキスはとても心地よく、体がしびれ、あそこが「ジュン!」となりました。
 抱き合ったまま、どちらからともなく、積んである藁束の上に倒れ込みました。
 彼は私の耳に口を移し、耳たぶをなめ、甘噛みしてくれました。

 何度も電流が私の体を通り抜けました。全身がほてり、愛液があふれるのが分かりました。
 主人との性生活はずいぶん長くありません。私の欲求不満もかなり溜まっています。

 彼の耳元に「お願い、抱いて!」と囁き、体の力を抜きました。
 彼は私の耳だけでなく、頬やうなじにもキスしながら、上衣のボタンを外し、乳房に触れ、摩り、揉み、乳首に触れ、優しく愛撫してくれます。私の興奮はいやが上にも高まり、自然に身をよじっていました。

 彼の唇が乳房に触れ、乳首を吸い、舌で転がし、甘噛みし、多彩な愛撫をしてくれます。
 左手を私の肩に回して抱きながら、もう一方の手で、乳房を優しく揉んでくれました。

 私も思わず彼のを求めて手を伸ばしました。ズボンの上から触れる彼の逸物はすでに堅く大きく勃起しています。
 彼がベルトを緩め、直接触れられるようにズボンを下げてくれました。「ああ、これが彼なのだ」と、いとおしさがこみ上げてきます。私の手の中で熱く脈打っています。

 彼の手が私の下半身に伸びてきました。腰を浮かせ、着衣を脱がせやすいように協力しました。
 すっかり濡れそぼった私の秘所に、正確に彼の手が触れ、指で外陰を開き、愛液をまぶし、とてもソフトにクリトリスを愛撫し、ほかの指は膣前庭から膣口、さらに奥へと進んできます。
 中指がGスポットをとらえ、心地良く刺激してくれます。

 あまりの心地よさに、あえぎながら「ああ、いいの!」と言いながら彼に強くしがみつきました。

 彼のも鈴口から粘液を垂らしながら脈打っています。
 私はもう耐えきれなくなり、「お願い、来て!」と言いつつ、彼のを私の中心に導き、あてがいました。
 彼の逸物は私の外陰を押し開き、膣口に当たって止まりました。

 彼が腰を進めました。すっかり潤っているので、大きくエラを張った雁が難なく膣口をくぐり、入ってきてくれました。
 思わず「ああーっ」と声を上げました。
 ゆっくり膣を押し開きながら、奥へ奥へと進んできます。私は感極まって、あえぎ、うめき、腰を振り、膣を締めつけました。

 彼も逸物に力を込めて答えてくれます。
 私の一番深いところに達して止まりました。ひくひくと脈動しています。
 私も膣を締めたり緩めたり、彼のに合わせています。しっかり彼と結ばれたのです。嬉しい!

 何とも、表現のしようも無い、目くるめく快感です。私はただあえぎ、うめくだけです。
 彼がゆっくりと動き始めました。魔羅がよく潤った膣壁をこすります。彼が引くとGスポットが、奥まで進んでくれると子宮口が刺激され、私の快感は一気に高まり、声を上げ、身をよじろうとしますが、彼に力強く抱きしめられ、体の奥深くまで貫かれているので、思うようには身動き出来ません。

「ねえー、お願い! ちょっと緩くして!」と叫びながら、快感に耐えるのが精一杯です。
 それにしても、何という心地良さでしょうか。
 私は上り詰め、荒い息をし、多量の愛液をしたたらせています。
 彼が動くたびに、クュチュクチュ、クチャクチャと、繋がっている部分が音を立てます。

 私は、もう、頭の中が真っ白! だんだん意識が薄れてきました。
 どれほどの時が経ったでしょうか。失神していたみたいです。
 ようよう目を開けると、私の上で彼がほほえんでいます。すっかり乱れてしまって恥ずかしいですが仕方ありません。

「どう? 良かった?」
「いやん、恥ずかしい!」
「気持ちよくなることをしてるのだから、いくら乱れたって恥ずかしがらなくてもいいよ」と彼。
 でも、やはり恥ずかしい!

 彼の物は私の中でまだ勢いを保ったまま、時折ピクンと跳ねます。私の中は、まだ射精された感覚はなく、彼はまだ終わっていないようです。
 敏感になっている私の膣が彼の動きに応えて、締め付けを繰り返します。

 そして、再び興奮が高まってきました。
 愛液が「ジュンッ」と湧き出てきます。
彼が再び動き始めてくれました。恥骨を私の恥骨に擦りつけ、クリを刺激しながら、雁が子宮口を擦ってくれます。子宮から内蔵まで揺さぶられ、彼が腰を引くと、私の内蔵まで引き抜かれそうな感覚になります。しかし、彼はすぐに奥まで戻ってきて、膣を一杯に満たしてくれます。雁が膣壁、子宮口を強くこすってくれます。なんて気持ちいいの!

 また、彼が腰を回転させ、力強く私の膣をかき回してくれます。
 奥深く挿入し、彼が押しつける恥骨と魔羅の圧迫で、クリトリスも強く刺激されます。膣奥の子宮がグルグル擦られます。
 そこを起点に、身体中に快感の波が広がって行きます。こんなの、初めて!

 口を寄せ、キスをねだります。腰の動きはそのままに、優しく彼が応えてくれます。私は、もうたまらず、また絶頂に向かいます。
 身もだえしたいのですが、彼に強く抱きしめられ、深々と身体の真ん中を貫かれていてはそれもかないません。
 彼のなすがままです。くすぐったいような感覚が余計に私を興奮させます。

「ああーっ」と声を上げながら、意識が薄れてゆくのが分かりました。

 結局、彼と2時間近く身体を交えていました。数え切れないほど絶頂を極め、何度も気を失い、私は全身の力が抜けてしまい、しばらく立ち上がることも出来ません。
 一応着衣を身にまとい、彼に手を引いてもらって、やっと立ち上がりましたが、腰が定まらず真っ直ぐに歩けません。

 身体の奥から、彼の精液と私の愛液の混ざり合った物が「ドロッ」と出てきます。
 それでまた興奮しましたが、今日はここまでです。
 すばらしいセックスを経験させてくれた彼に感謝です。
(メールによる体験告白より 2014年1月20日 )

 
 農地を借りて作物を作ろうというのですから、還暦とはいえまだまだ現役、きっと身体もピシっと引き締まっていて、性感帯もビンビン反応されているのでしょう。

 
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