鏡の中で悶えるわたし  by poko





 

 私は毎朝、電車通勤をしています。
 同じ時刻の同じ車両、同じ席に座る様になり、自然とその隣に座っている方と話をするようになりました。
 その人はちょうど父と同じくらいの、白髪交じりの上品な感じのする男性でした。私、ファザコンというわけではないのですが、結構年上のおじさんが好きなので、毎朝お会いするのが楽しみにもなっていました。

 ある日、その人から食事に誘われたのです。「どうしようか・・・」と迷ったのですが、結局は誘いに応じることにしました。
 食事をしながらおしゃべりをして、楽しい時間を過ごしました。それからお酒もちょっと・・・本当は弱いはずなのに、つい雰囲気に流されて、結構飲んでしまったんです。

 お店を出て、2人でタクシーに乗り込んで・・・それからよく覚えていません。
 次に気がついた時、私はベットに寝かされていました。
 天井が一面の鏡張りで、そこに私の姿が映っていました。ブラウスははだけられ、ブラジャーもたくし上げられ、乳房がむき出しになっています。明らかにその辺りを舐めまわされた感覚も残っていました。
 スカートはウエストの辺りまで捲り上げられ、パンティは足首にひっかかっていました。そして、その股間に男の頭があるのです・・・・。

 一瞬、自分の身に何が起きているのか分かりませんでした。それでも、なんとかしようと体を動かそうとした時・・・・なんともいえない快楽が私を襲ってきました。抵抗するつもりが、あそこを這う舌の動きを追い求めはじめました。
 体の奥から蜜が溢れてくるのがわかりました。
 それを音を立てて吸われ、私は夢中になって恥ずかしいところを押し付けながら喘ぎ、もだえていました。

 やがて男が全裸で重なってきました。
「かわいいよ、かわいいよ」と言いながら、激しく突いてきます。
 私はボーっと天井を見ていました。男が自分の腰を私に打ち付けています。褐色のその体の脇から、私の白い足が伸びています。それはものすごくイヤらしい光景でした。
「私・・・犯されてる・・・」
 酔いと快楽とごっちゃになったまま、私は叫び声をあげ続け、初めての絶頂感を知りました。

 今でも、そのおじさんとは隣どおしの席に座って通勤しています。そして月に1〜2回の「お食事会」を楽しみにしています。
(一夜限りのアバンチュール掲示板 2002/12/25 会社員 24歳 O型 広島県)

 
 記憶のない部分では、きっと羞恥などかなぐりすてたpokoさんがおじさんを興奮へ誘っていたのでしょうね。正気に戻っても、襲い続ける快感に抗うすべなどなく。はじめての絶頂を教えてくれたおじさんとずっと続いているんですね。

  前へ   もくじ   次へ