世界一の性悪女  by ひろみ  その2





 

 ご無沙汰です。以前に「泥棒猫への仕返し」を投稿したひろみです。
 今回は、すごいショックなことがあったので、みんなにも聞いて欲しいので、そして、それで少しでも気持ちを鎮めたいので、投稿させてもらいます。

 今、私は、世界一可愛そうな女の子です。誰か、慰めてください。なんで、私のようにマジメにやってる女の子がこんな思いをして、あの例の性悪女が幸せを掴むのでしょう?
 神様のイタズラ? 私に課せられた試練? 私はこれを乗り越えてもっといい女に生まれ変われってことなのでしょうか?
 ホントに辛いです。誰か助けて欲しいです。

 あの女にアフターフォローをして以来、私はコンパとかバイトとかサークルの男の子たちとのお付き合いもあって、彼に会うのは週1〜2回になっていました。
 私が忙しいから、彼が拗ねて態度がそっけなくなっていたのだと思っていました。
 Hの時も、淡白だし、ラブホテルでも普通のHだけで、大砲発射もしないし、アナルだって回数が減り、私から求めると仕方なく、まるで事務手続きのようなHしかしてくれなくなりました。

 私は、彼が赤ちゃん返りしたのだと思い、優しいお母さんの気持ちで彼に機嫌を直して欲しくて、いろいろと悩んでいました。
 そんなある日、彼を喜ばしてあげたくて、たくさん夕食の買い物をして、彼がお気に入りのミニにピンクのブラウスで、しかも彼をその気にさせるために、ブラもパンティもつけずに彼のアパートを尋ねました。
 突然行って彼に抱きついて、キスし彼に泣きながら甘えて、激しく抱いてもらうために・・・・・
 私は合鍵で彼の部屋のドアを開けました。そこには、女の靴が一足、そして奥の寝室から女の喘ぎ声・・・・

 私は怒りで我を失いそうになりました。でも、私とのHの時も彼は、途中で止めたり、じらしたりされるとすごく怒りだし、ホントに怖いので、私はグッと我慢してそっと寝室のドアを開けました。
 寝室のベッドの上では、彼が女の上に乗り、まさに絶頂を迎える寸前と言う感じで、スパートをかけているところでした。
 女も彼にしがみつき、派手な声をあげていました。

 聞き覚えのある声でした。彼の胸に押し当てている顔を見ると、なんとあの女でした。
 一瞬、「なんで?どうして?」と思いましたが、すぐに彼の真意を理解しました。理解したつもりでした。それは、彼がまた悪い癖を再発させ、またあの女にいいように言って、女をその気にさせて性処理のためだけに、ここに呼んだのだと。
 そして女は、彼に、今度こそ恋人として受け入れてもらえることを夢見て、のこのこと彼にヤラれるためだけにここに来たのだと。

 もーっホントに彼ったら、いけない子なんだから〜って感じで、でも腹立たしく見ていました。
 彼は、イク寸前に「ホントにあんなことした俺のような男でもいいんだな? 中に出すぞ、赤ちゃんできちゃうよ?」と女に切羽詰った声で問い掛けました。
 すると女は泣きながら「あなたじゃないとイヤ。あなたの赤ちゃんなら私一人でも育てたい。」と言いながら、二人で抱き合ってフィニッシュを迎えました。

 おいおい! 生でしてるの?
 それに今のセリフ、彼も悪よのぉ〜

 そんな風に考えながら、飛び出すチャンスをうかがっていました。
 しばらく二人で抱き合って余韻を楽しんだあと、女が体を起こし彼のモノを、女の汚いヘドロで汚れた彼のステキなチンチンを私に無断で舐め始めました。
 すると、彼は、「いいよ、そんなに献身的なことしなくても、それじゃ奴隷みたいだよ。」って。
 女は「私はあなたと一緒にいられるなら、奴隷でもなんでもいい。離れたくないから・・・・愛してるから。殴られてもあんなことされても私はあなたのことが好き。」って言って丁寧に舐め続けていました。
 彼は女を起こし、抱きしめ「一緒に住も!?」

 え゛っ!!!!
 って思いましたが、これも彼の作戦だと思い、涙を流して女が彼に抱きついた瞬間に、「じゃーん! ひろみちゃんの参上だよよよ〜ん!」っておどけて寝室に飛び込みました。

 彼も女もびっくりして飛び上がりました。私は、とりあえず女の髪の毛を掴み、「あんた、まだ彼にちょっかい出してんの?まだ分かってないみたいね。」って言って、ベッドから引き摺り降ろそうとしました。
 その時、彼は私の手を掴み、彼女の髪から離し、彼女を抱き寄せました。
 そして、「ひろみ、ゴメン」ってわけわかんないセリフ。
 まだ芝居中? とも思いましたが、私が彼の頬を引っ叩いても、逃げずに「ゴメン、こういうことになったんだ。」だって。

「マジー!? どういうこと?」って怒鳴ると、今度は女が「ひろみちゃん、ごめんね。全部私が悪いの。彼を好きになっちゃった私が・・・・だから彼を責めないであげて。彼は、私の方を向いてくれたの。」
 どんどん訳がわからなくなって、立ち尽くしていると、彼が「この前のアフターフォローって言って、こいつに無茶なことした後に、ちょっとやりすぎたかな? って反省して、お前に内緒で謝りにいったら、こいつ、マジで俺に告ってくれて・・・・・あんなことした俺を恨んでいないって、俺が愛してるなら、ひろみのことも恨まないようにするって・・・・・。部屋の掃除手伝いながら、いろいろ話してたら、こいつ俺のことマジで好いてくれてて・・・・H友達としてではなく、恋人として愛してくれてて・・・・・それなのにあんなことした自分が許せなくて土下座して謝って、その勢いで、俺の方から恋人としての交際を申し込んじゃったんだよ。でも、今でもその気持ちは、ホントだって胸張って言える程になっちゃってね。だから、ごめん。」と言って寝室の隅の二つの紙袋を彼が指差しました。

「その中に、お前の下着や服、Hん時に使ったおもちゃ・・・・全部お前のだから、持って帰ってくれないか。」

 もう私は発狂しました。
 彼のために変態行為も受け入れ、大砲発射なんてバカらしいこともやったのに・・・・・
 この女を懲らしめている時は、私たちの深い繋がりを確信できてたのに・・・・
 一生、彼となら変態行為を続けていてもいいと思ってたのに・・・・
 変態カップルって呼ばれても、彼となら私は幸せだったのに・・・・
 なんでこんな面白味のない女がいいの?

 彼の赤ちゃん産むって言ってるけど、妊娠したら変態プレイも出来ない、普通の性生活になっちゃうんだよ!?
 妊娠って・・・・結婚考えてるの? この女・・・・バカじゃないの?

「あんた彼と結婚考えてるんじゃないの? 身の程知らずもいい加減にしなさいよ。」と怒鳴ったら、彼は「こいつがOKしてくれるなら、俺、結婚したい。こいつと・・・・」

 私は買ってきた夕食の材料を叩きつけて、部屋を飛び出しました。
 なんで、あんな女がいい目を見て、私がバカみなくちゃいけないの?
 私の何が悪いの?マジメにやってるほど、バカを見るの?

 どうしようもない怒りと悔しさを紛らすために、その足でいつも遊んでる男友達のとこに行って、有無を言わさずにセックスをさせてやりました。
 たまに私としてるくせに、その日の私の勢いに押され、オドオドしていました。
 怒りながらするセックスって全然よくありませんでした。イッても気持ちよくないし、むなしいだけでした。

 誰にも迷惑をかけずに、マジメに一生懸命に生きている私に、こんな酷い仕打ちをしたあの女、そして、彼、絶対に許しません。
 誰か、私を慰めてください。あまりにも自分自身が可愛そ過ぎます。
(変態アブノーマル体験告白掲示板より 03/06/20)

 
 ほ〜ら、だから言ったでしょ。人を呪わば穴ふたつ。あなたなんか幸福になれないってね。セックスは大人のたしなみです。他人から見たらどんな変態チックなことでも、その二人が喜んでしているものなら許されます。けれど、一方的なひどい仕打ちは決して許されはしないのです。あなたはその許されない行為をしたんです。当然の報いです。誰もあなたを慰めてなどくれないでしょう。

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