|
楽屋前の廊下、対峙する老師とジャグラス。 お互いに、相手の能力が非凡なることを察していた。 遠くから、舞台の音が響いてくる。銀龍と黒龍、ふたつの弦楽器が自由闊達に音を紡ぎ、ヨウシャが声を発して踊る。その叫び声は、もちろんアドリブだ。というより、ヨウシャの魂の叫びであった。手と手を叩く音、床を踏みしめる音。誰が聴いてもそれはステージのクライマックスにふさわしいものであったが、演舞はまだ始まったばかり。ヨウシャはのりにのって飛ばしていた。ふたつの龍弦がヨウシャの意識を最大限に開放していた。 「あなたとは、戦いたくない」と、脱走兵捕獲隊隊長のジャグラスが言った。 「ほおっほおっほおっ。これはなんと弱気なことを！」 老師がジャグラスを挑発する。 「バカな。あなたなら気付いているはずだ。私とあなたが戦火を交えれば、どれほどの大事になることか」 ジャグラスは眉ひとつ動かさない。誰が見ても老師が言うような「弱気」がもとで、こんなことを言っているのではないというのは明らかだ。 「どれほどの大事になるというのかな？」 老師は両手を胸の前で合わせた。そして、徐々に合わせた掌を離していく。その空間には光の玉が生まれた。そのまばゆい光の玉は、老師が両手を離すに従って徐々に大きくなってゆく。 「ま、待て！」 このとき、ジャグラスははじめて狼狽した。 その光の玉を浴びればたちまち自分は蒸発してしまう。そんな恐ろしい武器のように思えたからだ。 「ちくしょう！ 好きにさせるものか！！」 叫んだのは、シュラン。火の使い手である。 「よせ！」 ジャグラスの声が飛ぶが、一瞬遅かった。 ボッ！ 火が出現した。それは赤子の頭ほどの大きさの火の塊だった。 ボッ！ ボッ！ ボッ！ ボッ！ 五つの火の塊が、老師を取り囲む。 「よせと言ってる！」 ジャグラスの叱責はもはやシュランの耳に届いていない。 「キーヒッヒッヒ！ 俺様は火の使い手。俺様の手にかかれば、全てが灰塵に帰す。さあ、燃えてしまえ。何もかも。燃えてしまえ。物も人も心も、この世の全ても！！ キーッヒッヒッヒ！！」 理性によって抑えに抑えていた殺戮の本能。それが、戦いの場に立ち会うことによって、開放されてしまった。 「先走りおって・・・」 舌打をしたものの、上司のジャグラスはまんざらでもないようだった。 「ごらんの通りです、老師。わたしの手下は、戦い、壊し、殺すことだけに全てを捧げた者ばかりだ。もしあなたに守りたいものがあるのなら、ここは手をひいて、おとなしく、二人を引き渡してください」 「しかけてきたのはそちらが先。手を引けというのなら、まずそちらがそうされよ」 老師は自ら作った光の玉を投げた。 それはジャグラスを攻撃するのではなかった。ジャグラスの横を通りぬけ、心神喪失に陥っていたサナとソワンを包み込む。二人は光の玉に癒されて、まもなく全てを回復し、立ちあがった。 「光の戦士達よ。我と共に戦え！」 サナとソワン。二人の手に光の剣が現れた。 「やむをえん。全てを、無に」 ジャグラスが言い放った。 |
|
「シルフ！」 ジャグラスが一喝した。 「はい！」 シルフと呼ばれた黒装束の一人が、両手を頭上に掲げた。すると、老師を囲んでいた火の塊は、風に吹かれるようにしてふわふわと移動をはじめる。 「シュラン！」と、ジャグラス。 「キーッヒッヒッヒ！」 無気味な笑いを発して、シュランはいよいよ本領を発揮した。先ほどの数倍もあろうかという火の玉を、次から次へ製造し始めたのだ。そのほとんどはシルフによって運び出されていたが、いくつかはその場で燃え広がる。 ゴオッ！ 壁と天井に火がついた。 「銀龍詩人の者達よ。戦いは我に任されよ。だが、観客に気取られぬよう、舞台を演じることだ。決して巻き込んではならん」 老師が淡々と言った。いや、言ったのではない。気を開放したのだ。それは楽屋に控えているメンバーにも、舞台上の３人にも伝わった。 |
|
観客席にも舞台にも、次々の火の塊が流れ込んでいた。まだ空中で浮遊している段階だったが、なにかに燃え移るのは時間の問題に思えた。 だが、老師は「観客を避難させろ」とは指示しなかった。戦いに気付かれるな。舞台に集中させろ。そうメッセージを送ってきた。 団長のスズナスは「パニックを避けるためだ」と判断した。パニックが起こって観客達が逃げまどえば、すぐ傍で繰り広げられている戦いに気がつくだろう。そうすれば、この事実を隠蔽するために、観客全てを巻き込んでやつらは「処分」をするに違いない。それを避けるためだ。 「ホトケノ！」 スズナスの指示で全てを悟ったホトケノは、土太鼓で演者に加わった。 「オリエー！ やりたかったんだろう？ 好きにしろ」 「はあ〜い」 オリエーがやりたかったのは、もちろんセックスだ。オリエーは黒龍を舞台の袖に立てかけると、「ドコドコドコドコ！」というどこかおどろおどろしい土太鼓の音に合わせて身をくねらせ、たった１枚の布を取り去り、全裸になった。 「おお！」 「ひゅーひゅー！」 男のエキスが染みついて磨き上げられたオリエーの肉体に、観客の目が集中する。 「ヨウシャ！ お前もだ」 「うん、わかった」 ヨウシャもオリエーに続いて肌をさらす。 「ハコベ！ ロセリ！」 スズナスは残るメンバーも呼び寄せた。この二人は最初から衣装を身につけていなかった。 そして繰り広げられる、性と肉体の饗宴。 唯一の男であるハコベは、まず一緒に登場したロセリと交わった。ふたりは立ったままリズムに合わせ、身体を寄せたり離したりした。ハコベの舌先にロセリの乳首が舐められたかと思うと、次の瞬間には、ハコベの男性器がロセリの股間に挟まれている。そしてまた次の瞬間には、ロセリは後ろからハコベに羽交い締めにされ、そのまま乳房を掴まれ、リズムに合わせてゆっさゆっさと振りまわされる。かと思うと、ロセリは膝をついてハコベのペニスを口にくわえていた。 どんどこ、どんどこ、どんどこどん。 土太鼓にあわせて二人はそのままの姿勢で、ちいさなジャンプをしつつ右回りに回る。ちょうど９０度回ったところで、客席からはモロに咥えている様子が伺えた。その淫靡なこと。巨大に膨れ上がったハコベのそれを思いきり口をあけて頬張るロセリ。唇の端からしたたり落ちる雫。ぷるぷると震える睾丸。腰を振って喉の奥に突き刺そうとするハコベの動き。 昨日のオリエーのステージでは、舞台を暗くしてあったせいもあって、観客達はつられてセックスやオナニーをはじめてしまった。しかし、今日のそれは、明らかにセックスを見せるためのショー。観客は誰も舞台から視線を外さない。外せない。だから、自分の中に芽生えた性欲を処理することもままならなかった。ただ熱く自分が熟れていくのをただじれったく自覚するだけである。 土太鼓のリズムがスローテンポに変わると、スズナスも銀龍をそれに合わせてゆったりと奏ではじめた。それを合図と受け取ったハコベは、ロセリから離れてヨウシャに向かう。 ヨウシャは舞台の中央でハコベに向かって立った。腰に手を当てて上半身を後ろにそらす。弓なりになったヨウシャは腰を突き出す形となり、まるで陰毛がハコベを迎えているようだった。ハコベもそれに応じて、まっすぐにそこに自分のものを突き立てた。もちろんそのままでは挿入は出来ない。何度か腰を振ってペニスの先端でヨウシャを突いたあと、ハコベはヨウシャの両足の下に、ゆっくりと身体を横たえた。その上に腰を沈めるヨウシャ。 パコン！ パコン！ パコン！ 太鼓の調べに合わせてハコベはヨウシャの腰を突き上げる。ヨウシャはオッパイを揺らせながらされるがままになっていた。揺らしているのは乳房だけではない。ガクンガクンと頭が動く。全身の力を抜いて官能に身を寄せているのが誰の目にも明らかだ。 「演技じゃない。本当に感じている」 紙がフォサ、フォサとなびいている。 ロセリは左手で乳房を掴み、右手で自分の一番感じる所を愛撫しながら、交わっている二人に近付いてくる。そして、ハコベの顔の上にまたがると、歩みを止めた。 |
|
こんな破廉恥きわまりないステージが認められるわけがなかった。誰かが正常なら、即座に制止されるだろう。だが、もはや誰も普通ではなかった。そもそもこの劇場全体がジャグラスによって取り囲まれた別の次元のようなものであり、さらに老師が、その別世界の中にもうひとつの世界を作ろうとしていたのだから。 観客席に流れ込んできた火の塊は、壁や天井のあちこちに取りついた。 音を外に漏らさないためだろうか、劇場を構成する壁や天井は密度の高い木で作られているらしく、そう簡単には燃えない。けれど、何度も消えそうになりながらもしつこく燃えつづける火の塊に、ついに壁や天井が燃え始める。いったん火がつくと、早い。劇場本体がゴオゴオと炎を巻き上げる。シュランとシルフによって送りこまれてきた火の塊などまるで可愛い赤子のようなものだ。 「もう、遅いぞ、老師」 つぶやくジャグラスの足元に、二人の黒装束の男が倒れていた。シュランとシルフである。その身体には、サナとソワンが老師によって与えられた光の剣が突き刺さっていた。 「この二人が放った火は、既に燃え移り、火事になりつつある。劇場は燃え、観客は皆殺しだ。あなたのせいですよ、老師。黙って二人を引き渡してくれれば、こんなことには」 「術とは、術者が生みしもの。術者が死ねばそれまで」 「そうですとも。しかし、老師。既に火は術者の手を離れ、燃え移っています。今なら、まだ、水の術者によって火を消すことが出来ます。どうか、どうか、無駄な戦いは・・・」 「笑止！」 老師は毅然と言い放った。 「この劇場が貴様の術中にある。それがわからぬとでも思うてか」 「仕方ありません」 ジャグラスの顔が数倍に膨れ上がった。口が裂け、そこから大きな黒い球体状の物がものすごい勢いで吐き出される。 ギュバ！ 鉛の玉だろうか。それとも、コンパクトなブラックホールだろうか。知覚しがたい重量感のあるそれは、老師めがけて一直線に跳んだ。 ひょいとかわす老師。黒いものは老師の横を通りぬけて、背後の壁を大音響と共に突き破った。 「見切っておる」 「反射神経はいつまでも続きませんよ」 ギュバ！ ギュバ！ ギュバ！ 黒いものが連射される。 ひょい、ひょい、ひょい。 老師がよける。 ドカン、ドカン、ドカン！ 老師の背後で、次々と構造物がコナゴナに砕け散った。 |
|
劇場はメラメラと燃え盛る炎で包まれていた。壁も天井も炎で隠されている。床を伝って客席や舞台に燃え広がらないのが不思議なほどである。 天井からは時折、火の雨が降ってくる。炎で焼かれて支えを失った何かが、火に包まれたままポタリ、ポタリと落ちてくるのだ。だが、観客も演者も我関せずである。身体の上に落ちてきたものをせいぜい振り払うぐらいで、炎の箱に中にいることを自覚していない。それほどまでにステージに夢中になっているのだ。 ステージでは、仰向けに横たえたハコベの上に、二人の女が座っていた。一人はヨウシャ。腰の上にまたがってハコベに突かれている。もう一人はロセリ。ハコベの顔の上、数ミリのところにまで股間を接近させて、腰を前後動させていた。ハコベの舌がその一番敏感な部分に伸びている。 そしてまた、ヨウシャとロセリは向かい合っており、お互いの上半身をまさぐりあっていた。わき腹に掌を這わせたり、乳首をつねったり、身体を傾斜させて首筋を舐めたり。 銀龍の演奏は、低音部を集中的に奏でるときと、高音部だけをはずませる時にきっちりと別れ、それに呼応するように土太鼓のリズムも変化した。低音部のときはおどろおどろしく、高音部のときは小刻みに。 もちろんそれは、ヨウシャ達の動きに合わせたものであり、また逆に、ヨウシャ達もそのリズムに合わせた。こうすることによって、耳からの刺激が増幅し、官能をいっそう高ぶらせてくれるのだ。 それはステージで肉体の饗宴を繰り広げる者達だけでなく、観客も。 舞台から目をそらしたくないという想いは、もはや自分の性欲を満たすことに没頭したいという欲求に取って代わられようとしていた。多くの客達は既に下半身を剥き出しにして、自らの手で慰めていた。いや、その動きの激しさは、慰めるなどというものではない。むしろ、苛めぬく、と言った方が適切だろう。 ある男は隣の女の背中にペニスを突き立て腰を振っているし、その女は椅子の背もたれにまたがってぐいぐいと擦りつけている。 またある男と女は、正面を向いて立ったまま、その手は相手の性器に延びていた。ペニスをしごく女と、ヴァギナをかきまわす男。 今にも床に倒れこんで挿入と前後動に没頭したいところだが、炎に照らされて浮き出した舞台上の男と女から目を離すのは、とても勇気のいることだった。劇場を取り囲む炎以上に熱く燃え上がっていた。 調べのテンポが少しずつ早くなってゆく。 オリエーは相変わらずオナニーに耽っている。客席に向かって開脚し、妖艶に身体をくねらせながら、圧倒的な手技を見せつける。それは自らが誰かと交わるよりも何倍も淫靡だ。公開された自慰を網膜に焼き付けながら、自らもおのれを責めたてる。その一種倒錯した状況が、ありふれたセックスを凌駕するのだった。 だが、オリエーの一人ショーも終わりに近付いた。 彼女は手を止め、立ちあがり、流れるような足取りで、３人に近付いた。 ヨウシャ、ハコベ、ロセリの３人プレイは、既に完結しているように誰の目にも見えた。そこに、どのようにオリエーが加わるというのだろう。客達は固唾を飲んだ。 オリエーは仰向けに寝ているハコベの、両足の間に歩みを進めた。オリエーの目の前には、腰の上に股間をあてがっているヨウシャ。その背中に再接近したオリエーは、その場にかがんだ。そして、ハコベのお尻の下にそっと手を差し入れた。 ！！！ 客席に戦慄が走った。 そこで何がどのように行われたのかは見ることが出来ない。けれど、多くの人がそれを感じ取ったであろう。前立腺の直攻め。 ビクビクと小刻みに始まったハコベの痙攣は徐々に大きくなり、やがて腰がビコンビコンと跳ねあがる。身体の奥深くまで突き上げられてヨウシャはたまらず声を上げてしまった。 今にも振り落とされそうな激しい腰の振りにヨウシャが耐えたのは、「決して落ちまい」としたのではない。結合部分があまりにも強くて外れなかったからだ。 子宮の中心部を突きぬける激しい快感に、ヨウシャはたまらず、手を握り締めた。その手には、ロセリの乳房。ねっとりとやわらかい愛撫を受けつづけていたロセリは、突然の荒々しい責めに絶叫した。浮かしていた腰の力が抜け、ハコベの顔に落ちる。すかさずハコベは下をロセリの奥深くに侵入させた。 ３人は感電したように震えながら、大輪の花火のようにはじけ跳んだ。 そして、ショーはショーでなくなった。 ステージ上の４人はもはや客の視線にさらされていることなど意識の外だ。自らの欲望に忠実になるのみだ。どういうわけか、スズナスはそれに対してなんらリアクションを起こさない。それどころか、まるで４人を挑発するかのような音色を次から次へと奏でてゆく。 こうなれば客にとって、もはや見るべきものはない。ただステージの上で肉欲をむさぼるそのシーンは羨ましいだけである。 だからといって、指をくわえている必要はない。自分の周りには、セックスがしたくてうずうずと身体をほ照らしている連中が山ほどいるのだ。手を伸ばせば熟れた肉体に触れることが出来る。 こうして観客達は次から次へと手近な相手と交わり始めた。 |
|
楽屋前の廊下では、決着がついていた。 「我が反射神経より先に、貴様の気が底をついたようだな」 肩を大きく揺らしながらゼエゼエと息を吐くジャグラス。 黒装束の男達は、老師とジャグラスがやりあっている間に、サナとソワンの光の剣によって命を断たれていた。 「勝負あったな」 ゴオゴオと巻き上がる炎に包まれた空間で、老師はにやりと笑った。 「試合には確かに負けた」と、ジャグラスはかすれた声で言った。「だが、勝負は私の勝ちですよ、老師。もはやこの燃え盛る劇場からは誰一人として逃れることは出来ない」 「普通はさもあろう」と、老師は不敵な笑いを崩さない。「しかし、お主は人の心の力を見誤っておる」 「ほお、では、この炎達を、人の力で静めるとでも」 「そのとおり！」 老師は凛と言い放った。 「だが、残念だな。貴様はその偉大なる人の力をその眼で見ることはできぬだろう」 老師がそう言い終わらぬうちに、右からはサナの、左からはソワンの、光の剣がジャグラスの肉体を切り裂いた。太刀筋からは血ではなく、まばゆい光が湧き上り、一帯を包み込む。あまりのまぶしさに視界がゼロになった。 ただ輝く光の渦の中に、老師の声が響き渡った。 「観客も、ステージに立つものも、誰もこの火事に気がついていない。これを火事だと思っているのは、ここにいる３人のみ。我らは火事を否定せよ。さすればこの燃え盛る劇場が『燃えている』と感じるものは何人たりとも存在せぬ。それこそが人の心の力ぞ」 |
|
ステージでは本日ふたつ目の演目が行われていた。 ロセリの澄んだ歌声が劇場の空気を浄化していた。 サナとソワンの視界を奪った光が消え去った後には、何の痕跡も残っていなかった。全ては戦いが始まる前と同じ。老師の姿もなかった。どれだけ気配を感じ取ろうと神経を集中しても、老師を感じることは出来ない。老師が既にこの場にいないことは明らかだった。 楽屋では、次の出番を待つ銀龍詩人のメンバーが、緊張しつつ控えている。だが、その瞳はいつもの公演中に比べて穏やかだ。なぜなら、そこにはサナとソワンの幸せの空気が充満していたからだ。 話す事はたくさんある。だが、言葉で伝え合う時間が惜しい。ただ、見詰め合う二人。ゆっくりと暖かい茶に舌鼓を打ちながら、喉の奥から胃へ、暖かいものが流れていく。だが、それは茶のせいだけではなく、念願の再会を果たし、胸が熱くなっているからに他ならない。 「ヨウシャ、次だぞ」 スズナスに声をかけられて、腰を上げるヨウシャ。 「ふたりに、捧げます」 ヨウシャはそう言って、ステージに向かった。 |