Boy Meets Girl |
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あらすじ | |
旧地球に住む15歳の少女キリエが、新地球からきたヴィジター(同じ年の少年タクト)と出会う事で誤魔化されてきた情報に気づく物語。旧地球と新地球の仕組み・写真でしか知らない父親の存在・忌み嫌われた双子についてなど…… | |
物語の言葉の注釈 | |
◆売女(ばいた) 売春婦。女性を罵る言葉として用いられる。 ◆キリエ・エレイソン、クリステ・エレイソン 意味は「主よ、哀れみ給え。キリストよ、哀れみ給え」 21世紀後半のオリジナルでもキリスト信仰は残っていたようだ。 古典音楽モーツアルトの「レクイエム」より引用。 ◆おとうちゃんのプロジェクト キリエの母親のセリフより。おそらく「R計画」のこと。 ◆ペリエ 天然発泡水。200ml瓶で販売されていることが多い。オリジナルでは水道水は飲用にはあまり向かないため、このようなミネラルウォーターを購入することが多い。普通は無発泡のものが主流である。 ◆シノワーズ教授 タクト編にでてくるC教授=シノワーズ教授であると思われる。R計画提唱した四十代男性。そしてR計画自体我が身を呈する、実験体を兼ねてレプリカに移住してきた人身御供でもある。たった一人の命ですべてが助かるならと、この計画を任された経緯は誰にも知られていない。シノワーズとは陶器のチャイナを語源にもつらしい。 ◆ポッド 一人用の移動アイテム。逆噴射を利用して進む浮遊車。ただし長期の旅行向きではない。 あくまで日常生活での使用にとどまる。天候が不安定なレプリカでは、乾燥と砂塵の日々が殆どであるため、マスクをつけないと呼吸器系にダメージが与えられる。そして普通はこのポッドで移動することで身体的疲労を軽減するのだが、この星をよりオリジナルに近づけるため、シノワーズは時折、作業服を着用して、研究機関と自宅を往復する。身をもって知るほうが星を認識する近道だというのが彼の考え方の骨子をなす。 ◆コイノスタイル 流行ったり流行らなかったりした恋の歌。 タクトもキリエもメロディを知らないが、二人は同じ想いに駆られて歌ったのかもしれない。タクトの探していた「ラヴ」は見つかったのか? 定かではないが、タクトが集めた男女34人のカプセルロマンスがここにある。 |