ささやかな反抗
あとがき

 構想1日、というか2時間。執筆延べ3日間。

 ううーん、パソコンが壊れてしまったんですよね。ショックです。アスワンの王子の新章は半分くらい書いていたし、6月末締切の新人賞も(もしかしたら間に合わないかなと思いつつ)ダッシュしなくてはと思っていたところだったんですけどね。

 ええと、2000年6月11日の出来事でした。12,13,14日と3連休のシフトなので、何とかなるはずだったんですけど。パソコンが壊れたらどうしようもないです。お手上げです。

 この作品は同年3月に引退したスペックの低い旧機で書いているんです。3月に新しいパソコンを買ったんですよ。ところが、なんとたった3カ月で新しいパソコンが故障。液晶のバックライトが切れたらしくってデータ的には多分破損せずに修理されると思うんですが、しかし、修理に3週間。これは痛いですよ。
 (後日談。メーカーは勝手にHDDまで検査して不良セクタがあるからと何の断りもなくHDDを交換してしまい、全てのデータを失ってしまいました・・・・。画面が表示されなかったのは「コンバータ不良」だとかでHDDとどう関係があるんだろう?)
 その間、全くホームページ更新しないわけに行かないですし。

 でも、旧機を現役復帰させるのは性能的には問題ないんですけどね。でも、息子と妻が自由に使えるようにって、もうほとんどのデータを新機に移植して消してしまってるから、不自由きわまりない。
 (後日談。旧機は現役機の退院とほぼ同時に逝ってしまいました。妻と子のために新品を買うことになり、実はこいつが一番スペックが高く安価だったりするから、なんともはや)

 ホームページの更新もいったんサーバーからダウンロードしなくちゃいけないし。書きかけのモノがサーバーにあるわけでもないし。そもそもキャラ設定とか(かなりいい加減で途中でころころ変わったりもするけど)そういうデーターがまるっきりなし。

 じゃあ、もう、新作を書くしかないわけです。

 かといって、またぞろ連載を始めたら後で苦しむのわかっているし。書くのが苦痛なんじゃないんです。ただ、連載4本、シリーズ4本既にあって、ツキイチペースで新作が掲載できないのを心苦しく思ってるんですよねえ。
 (後日談。殊勝なことを書いてるけど、その後バンバン新連載をしてしまって、いやあ苦しいの何の)

 これだけ書きかけの作品があると、ある作品については「気分がのらなくてかけない」状態でも、「どんどん書ける作品」もそんざいするわけで、それなりのペースで新作発表できるのは助かるんですけども。

 そんなわけで、新作は「連載形式」、つまり、短編としてひとつのファイルに掲載するのではなく、分割された状態になっているというだけで、実際は連載ではなく、一気に全編を書きました。これはこれでいいかも知れません。前にもそんなことやったし。

 さて、テーマ的にはどうでしょうか? 恋愛やセックスへの思いは人それぞれでしょうし、主人公の水上夕貴はもともと「歪んで」いるところからスタートしていますから、一編の小説とはなりえても(下手くそだから、こんなのは小説とは言えない、という批判はおいといて)、一般論として語るには不向きかも知れませんが。

 ただ、ここでは「セックス」は道具にしか過ぎません。テーマは「失われた青春を取り戻す」ということですね。そのひとつの題材として「セックス」を利用したのですが、それはもっとも身近だからです。だから、材料は「野球」でも良かったんですね。高校野球の有望な選手が喧嘩に巻き込まれて出場辞退に追い込まれ(かつ、自分には責任がない、とか)、みたいな感じかな。でも、野球とセックスじゃ、セックスの方が身近じゃないですか? 野球をする人とセックスをする人の絶対数を比較すると、ね。

 まあ、エッチシーン書くの好きだし。

 そういうわけで、気が向いたら感想でも書いてやって下さいませ。 


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