上司と

 

 

 帰宅途中。いつもの路地。
 雑居ビルの非常階段の下で、あたしは横割れのホットパンツをフレアスカートの下に身に付けた。そしてスカートを脱ぐ。今日のパンティはサイドの結び目のあるヒモパン。結び目の蝶々をはみ出させておく。
 ノーパンも悪くは無いけれど、最近はあの食い込みがないとなんだか物足りない。

 襟のついたシャツを脱ぐと、下からは迷彩柄のチューブトップ。乳首のわずか上でひっかかっている。胸の膨らみが自分でもまぶしい。ジャンプすると乳房が揺れた。いい感じ。
 チューブトップはおへそのわずか上までの丈。ホットパンツの股上は浅く、おへその下を限界まで露出させている。アンダーヘアーのお手入れは最近かかしていないから平気。
 ブルゾンを羽織って、胸の下のボタンをひとつだけ留める。
 胸元はV字に、お腹は逆V字に開いている。
 
 サングラスをかけたところで手をつかまれ、あたしは名前を呼ばれた。
 一瞬硬直し、それから手を振り解こうとして、力が抜けた。
「か、課長……」


 キミのことは、ずっと綺麗な子だとは思っていた。
 けれど、どこかパッとしなくて、もったいないなと感じていたんだよ。
 もうすこし、年頃のオンナらしく、お洒落をしたらいいのに、とね。
 まさか、会社とオフを使い分けているとは思ってもいなかったよ。
 最近特に綺麗になったと思ったら、こういうことだったんだ。

 課長のささやきをベッドの中で心地よく聴く。
 綺麗だと言われて、心が舞い上がっている。

 

もどろっか

それとも、先に進む?