「ええと、由美ちゃん、だったよね」 宿に戻ると、ロビーを急ぎ足で通り過ぎようとしていたお兄さんが、わたしの前を半歩行き過ぎてから、振りかえって止まった。手拭のはちまき、胸にはエプロン、両手でダンボール箱を抱えている。そっと中を覗くと、キャベツが入っていた。 「ああ、これ? まだ明日の仕込みが終わっていないんだよ」 「お風呂に入って、綺麗にして、まってます」と、わたしはしおらしい事を言った。 「うんうん。楽しみにしているよ」 決して男前じゃない。背も高くない。短い髪と、がっしりとした肩と胸が、かろうじて「男」を主張していたけれど、意識しなければただの宿のスタッフだ。夏の恋に落ちてしまうような相手じゃない。 けれど、わたしは今夜、彼に抱かれる。そう意識すると、平凡な宿のお兄さんが、ちょっとステキに思えるから不思議だ。せかせかと働いている姿も良いし、「楽しみにしているよ」と言ったときの、エロっぽい笑顔にもドキリとさせられた。 「じゃ」 そそくさと背中を見せて仕事に戻る行動にも好感が持てた。 |
わたしは仰向けになり、膝を曲げてぐっと胸のほうに引き寄せ、お尻がベッドから浮いたような形になって、両足を広げていた。 わたしのお尻から50cmほど向こうで、お兄さんは膝を突いている。その視線はわたしのアソコに注がれていた。 わたしは太腿の裏側に手を引っ掛けてさらに足を自分の方に引っ張る。お尻が自然と浮く。丸見えになる。 お兄さんの顔がだんだん恐くなる。野生の顔になる。表情の内側に隠れていた本能がどんどんと表面に出て来る。 今にも飛びかかってきそうなお兄さんを、わたしは言葉で制した。 「ねえ、よく見て」 「あ、ああ・・・」 お兄さんの声は震えている。 「ちゃんと、よおく、見てよね。これが、わたしよ」 台詞が沸いてくる。これがわたしの中の本能なんだと思うと、ちょっと不思議。わたしは決して、エッチの言葉遊びをしようとしているわけじゃない。本当に、きちんと見て欲しかったのだ。 「ちゃんと見てるよ」 見て、とわたしが言い、見てるよ、と彼が言う。こんなやりとりでわたしはどんどん濡れて来る。ただ、見られているだけで、お汁が涌いてくる。それはお尻の割れ目を伝い始める。ボティータッチどころか、わたしたちはまだキスもしていない。なのにわたしはアソコを丸出しにして彼に見つめられ、お汁を垂らしている。わたしってなんてイヤらしいんだろう。そう思うとまた興奮がわきたって、身体が内側から疼いて来る。 「さ、さわってもいい?」 「いいよ」 お兄さんは手を伸ばす。その手はかすかに震えていた。 わたしはヴァギナの両側に指を添えてぐいと開いてあげた。 「由美ちゃんって・・・・」 彼は声を失った。 「・・・・なに?」 「大胆、ていうか、・・・・すごいね」 「そう?」 わたしは大胆でもなければ、すごくもないと思う。男の数とエッチの回数が増えるに従って、どうすれば気持ちがいいのかを、身体が覚えてゆくだけだ。 お兄さんはわたしのアソコに指を差しこんだ。 「あ、あふん・・・」 思った以上に熟れている。夜の海岸でのエッチの余韻がまだ体の芯に残っていて、醒めきっていない。お兄さんは差しこんだ一本の指でしばらくわたしの中をビチャビチャと音をたてながら掻き回していたが、すぐにズブズブと2本目、3本目の指を挿入した。そして、こねた。 わたしが「もっと」とせがむと、彼は指の動きを早くした。とても乱暴だった。壊れそうなぐらいに。4本の指が縦に差し込まれているようだった。十分な潤滑液がどんなに激しい動きも許していた。 腰がひくひくと波打っている。わたしはもう入れて欲しくなっていた。 でも、「入れて」とは言わなかった。 このお兄さんは1回入れて出したら、それで終わってしまいそうな気がしたからだ。 それなりに経験はあるのだろうけれど、バリエーションが少なそうに思えた。ただの、勘だけど。 わたしにとっては前のセックスの続きのようなものだから、すぐに終わっても別に欲求不満にはならない。多分、思いっきりイクだろう。そして、お兄さんもザーメンを放出して満足するだろう。さっさと終わっても何の不都合もない。でも、イヤだった。 恋人同士なら、そういうセックスがあってもいい。けれど、わたしと彼は今日限り。とことん愛して欲しかった。 |
「キスして」と、わたしは言った。 「いいよ」と、お兄さんは言った。 わたしのアソコに伸ばす手が震えたりして、ちょっと頼りなく感じたお兄さんだったけれど、わたしが感じまくっているから、自信をもったようだった。堂々とした態度になっていた。 「全部よ」と、わたしは言った。「身体中、全部」 わたしは手をほどき、足を伸ばして、大の字になった。そのわたしの膝に、彼は最初にキスしてくれた。唇にブチュっと彼が唇を押し付けてくるのを想像していたわたしは、その意外な行動に、ドギマギした。予想外に感じてしまった。 どんな声をわたしは出したんだろう? 「こんなところが感じるのかい?」と、彼は言った。 わたしは、「身体中全部」と言った。 彼は太腿の内側に唇を移動させ、ペロペロと舐めながら、だんだんアソコに近づいて来た。そしてクリトリスをしゃぶられた。 彼がわたしのクリを狙っていたのか、それとも、アソコを舐めたときにたまたま触れたのかはわからない。わかっているのは、その瞬間にわたしの頭の中が真っ白になったことだ。 いっちゃった。 でも、どうやら彼はそのことに気がついていない様子。 このまま放心状態になってしまえば最高に気持ちいいのはわかっていたけれど、わたしはがまんした。お尻の下に手を入れて、彼が舐めやすいように腰を持ち上げる。でも本当は、彼のためにやったことじゃない。今にも痙攣しそうな腰を手で抑制するためだ。 はたして効果があったのかどうかはわからない。骨がギシギシと悲鳴を上げそうに鳴るほどぴょんぴょん跳ね上がる腰を、彼の舌は必死で追った。 ああ、もうわたしはイッてるのに。 イッてるわたしをどんどん責めつづける彼。 行きつく先がわからないほどに上り詰めてゆく。 また、頭が真っ白になる。 痺れるような、張り裂けるような、感じ。 このままだと本当にこれで終わりになってしまいそうなので、わたしは身体を起こした。 「どうしたの?」 彼は不思議そうにわたしを見た。 「あんなに感じてたのに・・・」 悲しそうな表情さえ見せる。 「今度はわたしがしてあげる」 「え?」 「フェラチオ」 「あ、ああ」 「してもらったこと、ないの?」 「・・・・あんまり・・・・」 「じゃあ、タップリしてあげる」 |
わたしは彼を口の奥まで思いっきり咥えた。太さは人並み。でも、意外と長い。バキュームをしたり竿を舐めたりしたけれど、先端部分に上手に刺激が与えられない。 わたしは少し頭を引いて、亀頭部分だけを口の中に残した。唇がちょうどカリの裏側にあたるようにした。そして、その唇をすぼめて軽く歯を立て、引っ張った。尿道とそのまわりを舌先でペロペロしながら、口の内側の粘膜をピタリと張りつかせ、手は竿を握ってピストンした。 「あ、あ、出るよ。出るよ」 わたしは口からペニスを離し、「我慢して」と言った。 「出来る?」 「な、なんとか」 お兄さんは何度か深呼吸をした。 そして、おもむろにわたしを押し倒した。 「ま、まだ入れないで!」 お兄さんはにやりと笑った。 「わかってるよ。うん、わかってる」 「何がよ」 「由美ちゃんがどんな娘か、もう十分わかった」 全身にキスの雨が降る。 最後に行きつくところは、やっぱりわたしの中心部。さっきイカされたときと同じように、彼はクリを集中的に責めて来る。わたしの反応から、どこが一番感じるのか、心得てしまったのだ。 別にクリトリスが一番感じるというわけでもないのだけれど、彼の舌の場合は、穴に挿入されるよりもクリとの方が相性がいいみたい。 |
大人しく彼のキスを一方的に受けているなんてことは出来なかった。わたしは身体をおこし、お兄さんの背中に回した手で彼をギュっと抱きしめた。お兄さんはわたしの肩に顎を載せて、耳たぶを噛んでくる。 わたしの手は彼の背中からお尻へと下がり、そのまま前へ。カチンこチンになった彼のものを掴む。コンクリートのように硬かった。今ならダイヤモンドとだって喧嘩できそうだ。わたしはそれを力の限り握り締める。彼のモノはただ硬いだけではない。握った手に力をこめれば込めるほど、内なる力が漲ってそれを跳ね返してくる。わたしはそれが面白く、かつ感動的で、いつまでも彼を握っていた。 腰を浮かして彼の手をわたしの中に導いたけれど、それほど長い間中途半端な体制でお尻を上げていられるわけは無く、わたしは彼の手を受け入れたまま腰を降ろした。わたしの体重を受けて自由を失った彼の手は、指先だけがわたしの中でもごもごと動いていた。 唇を重ねあい、舌を絡ませながら。 それからどのようにわたしとお兄さんが愛し合ったか、よく憶えていない。気がついたら、わたしが上になって、彼のものを受け入れていた。彼は寝そべったままわたしの腰に手を添えてわたしの動きをコントロールしていたが、たまらなくなってわたしは自由に動き始めていた。腰を上げたり降ろしたりするたびに、わたしの中で快感の摩擦が発生して、それが全身にびんびん伝わってきた。 お兄さんの顔はたまらなく官能的だった。半開きの瞼から注がれる視線は、やはり同様に、わたしの感じまくっている表情を観察しているのだろう。本能のままに腰を振って、なにはばかることなく声を出し、おっぱいをゆさゆさ揺らしながら、淫靡に彩られたわたしの顔は、彼の目にはどのように映っているだろう? もうだめ。 今度真っ白になったら、わたしは間違い無くそのまま飛んでいってしまうだろう。 「もう出るよ」 彼はそう言って、腰をずらそうとした。 「わたしも、もうイキそう」 わたしは彼の下腹部にどんと体重をかけて、彼を逃さないようにした。一緒に行きたかった。 「出るよ。出るよ。抜かないと・・・」 「抜かなくていいよ」 わたしたちは身じろぎもせず、身体の中心部からこみ上げて来る熱いものを、全身で受けとめた。 わたしの締めつけと彼の膨張。そして、彼の放出した彼そのもの。 わたしたちは結合したまま最後の瞬間をじっくりと味わった。 「君たちに逢えるのをずっと楽しみにしていたんだ。可愛い娘ばかり連れて行くからって、美由紀に言われていたし。うん、実際その通りだった」 わたしたちはつながったまま余韻を味わっていた。 わたしは身体を起こしていることが出来ずに、彼の上に身体を横たえていた。 「可愛い娘とやれればなんでもいいの?」 わたしはくすくす笑いながら彼に問うた。 「身も蓋も無いけれど、まあそうだよな」 ただ「イイオンナとヤリタイ」という彼のその感情が、わたしにはとても好ましいものに思えた。 どうしたら女を悦ばせられるかとか、俺に夢中にさせるんだとか、俺から離れられなくなるようにしてやるとか、そういう思いは一切なくて、ただヤリタイ。 彼はそう言っているのだ。 それはわたしに、セックスを覚えたばかりの頃を思い出させた。ちょっと時間があったらすぐにセックスしてしまっていたわたし。そのことで「わたしはなんてみだらな女なんだ」と悩んだこともある。でも、やめられなかった。きっとそれは、一切の理屈に彩られない、とても純粋なことだったのだろう。 長く、ネットリとした夜が、ゆっくりと行き過ぎる。 宿のお兄さんが朝食の用意をするために部屋を出るまで、わたしも彼の部屋で一緒に過ごした。 部屋に戻ると梓はぐっすりと眠っていて、美由紀はまだ帰ってきていなかった。 梓を起こさないように静かに部屋を出て、お風呂に入った。 入浴を終えて浴室前の廊下に出ると、宿は慌しくなりつつあった。けれど、客はまだほとんどが眠っているようだった。客室のほうに進むと、急にシンとなっていた。寝ている奴は寝ている。起きている奴は散歩にでも出かけている。そんな感じなのだろう。 |
再び布団に潜り込んでいると、いつのまにかウトウトしていた。朝帰りの美由紀が部屋に入ってくる音でわたしは目が覚めた。 風呂に入って少し眠ったといっても、ほとんど一晩中いちゃいちゃしていたのだから、まだタップリと身体に余韻が残っていた。 美由紀も同様らしく、うっとりとした顔つきで、目だけがぐったりしていた。 「もしかして、一晩中?」と、わたしは訊いた。 「そう、もうすごかった。イカされまくり」と、美由紀はため息をつき、どすんと腰を落とした。 「シャワーは浴びてきたんだけど、ネットリとした感触が離れないの。疲れ切ってるのにまだ興奮してるしさ。もう、どうかなっちゃいそう。まだ感じてるんだ」 タンクトップを通して美由紀の乳首が立っているのがわかる。 わたしは冗談半分で美由紀のオッパイをぎゅっと掴んでやった。 「あ、はあああん」 美由紀は色っぽい声を出して、その場に崩れてしまった。 ショートパンツの股の間の部分が引きちぎられていて、無防備になったアソコがさらけ出される。わたしはそこに手を伸ばして、普段自分でするときにいちばん感じるやり方でもてあそんでやった。 「あん、あん、やめてよ、やめてよ、ああん、ああああああ、」 今にもイキそうに腰をくねらしてから、ピンと足を伸ばしたので、わたしは手を止めた。いくらなんでも女の手でイカされたらかわいそうだ。 「どうしたの、いったい?」と、わたしは言った。 「輪姦されたの。ホテルの部屋に行ったの結局わたしだけだったでしょ。ちょうどやってるときにあとの二人が帰ってきて、彼が部屋に入れちゃったのよ。最初は他の子は見てるだけだったんだけど、見てるだけなんて出来るわけ無いじゃない。わたしだって見られると興奮するし。で、わけわかんなくなって、気がついたらすごいことになって」 「すごいことって?」 「同時攻撃よ。手が6本、だから指が30本じゃない。それに舌とちんちんがみっつずつ。気が狂いそうになったわよ。口にもお尻にも入れられたし、体中嘗めまくられてザーメンかけちらされて」 ちょっと怖い。でも、聞いてるだけで濡れてくる。うらやましい! 「わたしひとり相手に3人で3〜4回ぐらい出してんだから、もう身体ガタガタ。おまけにバイブとかでよがらせるんだから、休む暇もないんだよ」 「そんないい方してるけど、でも、すごくよかったんでしょう?」 「うん、最高! わたしの身体って、すごいんだ、こんなに快感むさぼれるんだ、とか思ってたりしたね。まさしく『こんなのはじめて』って感じ」 「いいなあ、3人かあ。いいなあ」 「何? 人数たくさんこなそうとか思ってんの?」 「できれば、ね」 「輪姦されるなんて、真似したらダメだよ。順番に突っ込んでそれでおしまいなんて連中もいるから。あの3人はきちんと狂わせてくれたけど、運がいいだけなんだから」 「わたしもしてもらおうかな」 「あ、今日、帰るって言ってたよ」 「えええ?」 わたしが叫んだものだから、梓が目を覚ました。 |
わたしはホテルの場所を美由紀に教えてもらい、宿で自転車を借りてかけつけた。 駐車場に見覚えのある顔があった。最初に美由紀を選んだ男の子だ。大きなスポーツバックを車に積み込んでいるところだった。 向こうもわたしに気がついたみたいで「よお」と、声をかけてきた。 「残念だったな。キョウタと充は先に帰ったよ。俺だけ方向が違うんだ。」 残念どころか。キョウタとやったんじゃ人数増えない。 「美由紀に何をしたの? ボロボロになって帰ってきたよ」 わたしは表情を殺しながら淡々と言った。 3人で同時にやったことにちょっと罪悪感があったのか、「あ、いや、それは」と、彼は口ごもりかけた。でも、すぐに開き直った。「だけど、彼女だって、ひーひー喜んでたんだ。無理矢理じゃないぜ。もし俺達をせめているんだったら、それはお門違いだと思うけど」 「責めてなんかないわよ。ちょっと羨ましいだけ」 わたしは彼の車の後部ドアを開けて乗り込み、彼の手を掴んで引きずり込んだ。 彼はシートに手をついて、わたしに彼の体重がかからないように自分の身体を支えた。わたしは彼の首に両手を巻き付けて、キスをした。 「わたしにも、すごいの、して」 彼は驚いたようだった。 「ええ? でも、もうチェックアウトしたし」 「ここでいいから」 「パーキングだぜ。覗かれる」 「朝っぱらからホテルのパーキングでカーセックス。見せてあげようよ」 彼の目の色が変わった。 「可愛い顔して、おまえ、本当はヤリまくってんだろ。したくてしたくてしょうがないんだろ」 乱暴に胸を捕まれた。痛い。最初はもっと優しくして、と言おうとして、言えなかった。鷲掴みにされたオッパイが歓喜の声を上げる。ああ、いきなりでこんなに感じるなんて。 今のわたしに前遊は要らない。夜の続きのようなものだし、美由紀の話を聞かされて興奮していたし、自転車をぶっ飛ばして来たからちょっとした酸欠状態で思考力も低下していた。 「入れて、もう入れて。すぐ入れて。グチャグチャにしてえ」と叫んだ。 わたしは下半身をむき出しにされ、足を持ち上げられた。露わになったアソコを彼はじいっと見つめた。すぐにどくどくと液体がわいてくる。 わたしの両足首を左手でまとめて掴んでから、彼の右手はスポーツバックの中からバイブを取りだした。 「まずはこれからだ」 男性器の2倍ぐらいの太さがある。首の所はさらに広くひろがっている。わたしは恐怖に縮みあがった。こんなのはいるわけがない。 でも彼はぶち込んできた。ちぎれる! 引き裂かれそうな痛みでわたしは悲鳴を上げた。 彼はそれをゆっくり奥まで挿入し、元に戻した。わたしは息もできない。 彼はわたしの反応を伺いながら丁寧に何度も出し入れをした。挿入時の痛みはどこかへ消し飛んで、わたしはそれを受け入れていた。感じてしまったのだ。尋常でない大きさのものを無理やりぶちこまれたというのに。 「今度は上の口だ」 彼はついに下半身をわたしの目にさらしてくれた。欲しい! 「フェラチオ、できるよな」 「好き」と、わたしは言った。 身体はまだまだ開発途上だ。本当の大人の女にはかなわないだろう。でも、フェラなら自信がある。自分の意志で色々してあげられるから。 「おわ。こんなのはじめてだ。おまえ、すごいなあ。美由紀より上手じゃないか。おまけに、その顔。あの可愛い顔がどうやったらそんなスケベ顔になれるんだ?」 彼はすぐに口の中に射精した。量は多くなかった。昨日から何回も美由紀の中で出したからだろう。 わたしは唇と舌で彼のものを綺麗に拭ってあげた。すごく喜んでくれた。 量は減ってもおちんちんそのものの勢いは射精後もちっとも衰えない。今度は下に入れてもらう。 大きなバイブで広げられたわたしのアソコだけど、すぐに収縮したみたい。彼を締め上げているのが自分でもわかった。 バイブ責めでわたしはまたからだを開発されてしまったらしい。いままでにこんなことはなかった。 お腹の奥の方を何度も何度も突かれているうちにわたしはイった。 同時にはイケなかったけれど、しばらくして彼も出してくれた。 終わったあと、わたしたちはシートにもたれてしばらくハアハア言っていた。 彼はわたしに名前を訊いた。わたしは由美と答えた。 「由美ってすごいなあ。美由紀もスケベでは相当だったけど、由美のはアソコの出来が違うみたい。」 「セックスの相性がいいのよ」と、わたしは適当なことを言う。 これで相性がいいのなら、わたしは誰とでも相性がいい。 「また、逢ってくれよ」 あは、キョウタと同じこと言ってる。でもなあ、何となくキョウタの方がわたしは好きだし、それに彼氏もいるしなあ。 「またって、ひと夏の遊びじゃなかったの? 乗り逃げできてラッキーとか思わないの?」 「特別なんだよ、由美、お前の身体は」 身体、ねえ。身体が目的なのか。 「それだったら、あなたとはエッチするだけだよ。付き合ったりしないから。わたし彼がいるし。それと、キョウタにも内緒にしててよ」 どうしてそんな条件が付けられるのか良くわからない、といった表情で彼は言った。「まあ、俺はそれでもいいけど」 「じゃあ、連絡先、教えて。わたしのは教えない。でも安心していいよ。きっと『やりたい』って電話するから」 |
「どこ行ってたのよ、朝御飯も食べないで」 宿に戻るとさっそく梓にどやされた。 「ごめんごめん。ちょっとやってたの」 これで美由紀とタイの3人だ。まだ2泊あるから、ひょっとしたら10人も夢じゃないかも。 |
この日は水着ではなくて、ちょっと冒険してみた。下着で海に出た。冒険、というより、頭がおかしくなっていたのだ。下着で外出することに抵抗は全く無くなっていた。 ブラとパンティーのお揃い。真っ赤なヤツ。遠目には下着とはわからない。ハーフカップのブラはストラップを外した。時々乳首がプクッとはみ出すけれど、誰かに指摘されるまではそのままにしておいた。もっとも「お嬢さん、乳首が見えていますよ」なんて教えてくれる人はいない。イヤらしい視線、ヒソヒソ話、そんなものがわたしを取り巻くだけだ。 わたしは恥ずかしげに顔を伏せつつ、胸元を直した。もちろん演技だ。 パンティーは小さなスキャンティ。ただちっちゃいだけが取り柄のような、かわいいヤツ。お尻が隠れるわけがなく上から割れ目が下からお肉がはみ出している。 突き刺さる男の視線が心地いい。「すげー」とか、「おい、見ろよ」とか、「あれ、ぜったいやらしてくれるよ」なんてささやきが聞こえてくる。 女の人たちもささやいていく。「あれ水着じゃないよ」、「恥知らず」、「頭どうかしてるんじゃないの?」などなど。 わたしだって、「頭どうかしている」と思う。こんな事をしたのは初めてだ。3人の男に次々犯されて、エッチなこと以外考えられなくなっている。 人目にさらされてわたしはどんどん高まってゆく。男のいやらしい視線と女の蔑みのまなざしがわたしを興奮させる。 ああ、誰でもいいから、わたしを無茶苦茶にしてエ! |