あたしのアソコはもう十分に濡れ、熟れ、そして広がっていた。 男のモノを咥える準備は完全に整っていた。 あとは傷口を埋めるように、あるいは宇宙船が母星に帰還するように、つまりそれが本来あるべき場所に収納されるだけだ。 男はあたしが誘うままにインサートし、そして何度も何度も腰を突き上げた。 その度にあたしは喘ぎ声をあげた。 男のピストンはただ激しいばかりで単調だったが、今のあたしはそれが一番嬉しかった。一切のテクニックを排し、ただ性器と性器が擦れ合い、最大限の快感を引きずり出す。 あたしは星空を見上げながら絶叫した。イッたのだ。 しかし、それでも男は腰を振り続けた。 指使いが不完全だったとはいえ、多くの男が白旗を掲げるあたしのフェラテクにも、射精しなかった男だ。さすがに強い。あたしがイこうがおかまいなしに腰を振り続ける。あたしは2度3度と上り詰めた。 パワー全開のピストンを延々持続させながら、あたしがもう何度イッたかわからなくなったころ、男もあたしの中にザーメンをタップリと注ぎこんだ。 それは子宮口を叩きつけるような勢いだった。 どん、どん。 大太鼓を叩かれているようだった。 |
マンションに帰宅したあたしは、夕食の準備を始めた。男はあたしの後ろに立っている。 「レイプごっこなのに、服を破らないように気を使うのは不自然だったわね」と、あたしが言った。 「それより、腹減ったよ」と、主人は言った。 「クリームシチューのもと、拾ってくるの、忘れてたわ」 「おいおい、じゃあ、シチューにならないだろ?」 「大丈夫。固形ブイヨンがあるから。水煮にはならないって」 「ならいいけど」 「すぐできるわ。食事をしたら2回戦にしましょう」 あたしは、「あ・な・た」と甘い声を出した。 |
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