これから始まる遠距離恋愛  by ふみ





 

 私は既婚ですが、チャットの部屋で知り合った人とはじめは人生の先輩に人生相談って感じで、メールのやり取りをするようになりました。
 彼とは親子ほど年が離れていることもあって、彼も私もけっこう冷静に接してくれて、メールのやり取りが3ヶ月ぐらい続いたでしょうか。

 私は主人のこと嫌いではなかったのですが、とても自己中心的な人で私が相談したいことも聴いてはくれない人ですごく切羽詰ったこともあり、完全に冷静さを失った時期があって、しばらくメールすら書けない時がありました。

 彼は毎日毎日、自分のこと会社でのこと何気ないことをメールにして送ってくれました。
「何かあったら全部話して受け止めてあげるから」最後にその一言を必ず添えて返信できない私に送り続けてくれました。
 私も相談して飛び込みたかったです。でも何となく飛び込む勇気がなかった。
 彼も別に誘う訳でもなく、でもできる限りの言葉をかけて励まし続けてくれました。

 実際逢うのにそれから3ヶ月ゥゥ。
 変わらなかった彼の愛情を信じて飛び込むことを決めて逢う日を約束しました。
 その日は天気も穏やかですごくドライブ日和でした。でも主人は営業だしすぐにラブホへ行きました。私がそういうシチュエーションに弱いことも見越していて、彼は部屋に入ってもしばらくは話をしたりお茶を飲んだりしてました。
 でも少し話に間が空いてしまうと、どうして良いか分からなくなってしまってゥ・それを察したかのように すくっと抱きしめられてしまいました。温かかったゥ・すごくほんわかした温かさで包まれてしまって、キスされたときもごく自然に受け止められた気がしました。

「シャワー浴びてこないと」って言ったら、
「じゃ 少し待ってね」お風呂を沸かしだして、「一人でゆったり入ると良いよ」と奨めてくれました。
 おかしなもので一人でって言われると、それはそれで何となく不安で(笑)
「一緒に入って」って私からお願いしました。
 こういう時の視線って本当に温度があるんですよね。変にジロジロ見られてもどうして良いか分からないし(笑)
 でも彼は何でも無い話とかごく自然にしてましたね。

 部屋に戻って、「少しだけアルコール飲む?」と言われてほんの少しだけ口にしました。ベッドサイドで髪をなでてもらいながら話していたら、急に緊張が解けたのかほんの少しのアルコールが回ってしまって。
「抱きしめたい」と言う言葉に、素直に腕に抱かれてベッドインしました。

 多分彼のほうはそれなりに経験があるのでしょう。知り合う前の過去のことは根掘り葉掘り聞かなかったけれど、とにかく優しいキスで唇から耳元からうなじにかけて雨のように……。無理やりではなくすごく優しかった。

 彼曰く、「ふみは感じやすいね」って。自分で意識したことはありませんでしたが、うなじにキスされた頃から身体がビクンビクンしてるのが自分でも分かりました。
 体の奥に火がついた様に熱くなっているのが自分でも分かるぐらい、鎖骨から乳房に舌が這うように下りてくると、「はぁうん」って自然に声まで出てしまって。
 彼は私の反応を見逃さなかったと思います。(笑)
 それからはもう全身舐めまくって足の指先まで一つずつ嘗め尽くされている頃には全身が性感帯のようにどこを触られても声が漏れるようになってしまって、彼を自然に最後まで受け入れてしまいました。

 主人しか知らない私にとって、それはすごく怖いものだった。今思えば立派なものだとか思えるんですけど。(笑)
 主人とイクはおろかあまり感じることもないセックスしかしたことが無かったので、彼のものを最初に受け入れた時すごい一杯感で泣いてしまいました。
 経産婦だし痛いわけじゃないのにどうしても泣けてしまって、入れたまま抱きしめてくれました。すごく温かくて幸せでした。
 この人の女にして欲しいと心の底から思って「一杯感じさせて」って消えそうな声で言いました。

 彼はそれでも優しく動いてましたが、「行くよ」って言うとすごい力で抱きすくめてピストンを始めて、どう表現して良いのかアソコが熱くて本当に洪水のようにビショビショになってしまって。
 初めは声を出すことを我慢していた私に「声出して良いんだよ」って囁いてくれて最後は「もっと奥まで」って恥ずかしいことを言いながら感じてしまいました。
 この時はイクと言うことより、3回も頑張った彼にビックリ(笑)彼自身も驚いてましたけどね。
 最後は一緒に終わりを迎えられて心地よい気だるさを共有して、彼の腕の中で眠ってしまいました。

 あれから1年半。彼は忙しい人でなかなか逢えません。3ヶ月に1度が良いところでしょう。メッセなどをして繋がっている私たちに、というより定年間近の彼に東京への転勤辞令がつい最近下りたのです。
「まさかこの歳で遠距離恋愛するとは思わなかったね」って彼はそう話してました。
「身体を重ねるごとにふみの事が分かるようになる」と言う彼に、転勤前最後の逢瀬の時私は泣いてしまい、初めてイクことを覚えてしまいました。
「ネットで知り合ったのですから、遠距離でも近距離でも元々逢えないのだから関係ないってそう思うことにしようと思うんだけど」って泣いている私に「俺はココに居るから」って最後の最後に最高の時間を持つことが出来ました。

 我が侭を言ったら一時も傍を離れたくは無いです。でも望まれて最後の奉公で本社勤務になった彼と3年遠距離恋愛スタートです。
 仕事の目途が立ったら、まず逢いたいから」という彼の言葉を支えに頑張ろうと思います。
 彼の分かち合えた最高の時間を身体に刻み込んで待っていようと思います。
(心に残る最高のセックス掲示板より 03/06/30)

 
 ふみさんが未婚であったなら、歳の差など気にせず、彼との逢瀬を心の励みに遠距離恋愛を貫いてください、と言葉をかけるところでしょう。ご主人とはうまくいっていないご様子ですし、この不倫に随分真剣になられているようですし、どうコメントしていいのか悩んでしまいました。とりあえずは、自分を愛してくれている全てのもの・ことを大切になさってください、くらいしか言えません。ごめんね。

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