同期と(その6)  by ナオキ その6





 

 私は無言で、背中を向けて寝ているアキコの肩に手をかけ、強引にこちらに引き寄せました。
「なにすんのよ!」と怒鳴るアキコ。
 ここでひいたらダメだ。と自分に喝を入れる。
「うるせえよ! 何様のつもりだ。俺はもう一回したいんだよ。足開けよ」と怒鳴り返す私。

 あぁ、言ってしまった。と内心ビクビクしていたのですが、その一言で突然アキコの態度が変わりました。
「ご、ごめんなさい・・・。お願いだから乱暴はしないで・・・」
 お、なんだ思ったより従順だぞ。
 どうやら、いつも穏やかな私がそんなに怒るとは思っていなかったらしく、キレたと思ったみたいです。

「お前はいつも男にそんな態度をとってたのかよ。山本にも」
「だ、だってセックスするなら気持ちいい方がいいし・・・」
「いままで何人の男にそんなこと言ってきたんだ? え?」
「そ、そんなの、覚えてないよ・・・」
「覚えられないほどたくさんかよ。この淫乱女!」

 語尾を荒げて怒りをむき出しにする私に対して、おびえて従順なアキコ。そんな姿に私の欲望はもう爆発すんぜんです。
 こちらとしては、彼女に暴力を振う気はないのですが、なめられる気もないので、やや乱暴に彼女を抱き寄せ、私に奉仕させることにしました。

 ベッドに座る私に対して四つん這いで見上げるアキコ。
「くちでしろ」と強く言うと、手を私のペニスに差し出し、小さな唇でしゃぶりだします。
 もう、それだけですっごい気持ちいいのですが、ここで弱みはみせられない。軽く彼女の髪の毛を掴むと、あえてここは、「へたくそだな、もっと愛情込めてなめろよ」と厳しい言葉をかけます。
 彼女は次第に涙を流しながら丁寧に私のペニスを快感へと導いていきます。
「う、ぅ、おぉ、出すぞ。飲め! 飲めよ!」と私。
 彼女は最後のひと絞りとばかりにバキュームばりの吸い付き。二度目とは思えないほどに、大量の精子が彼女の口に注がれます。

 放出し終わった後も、アキコは口を離さず、口内で舌を巧みに使い、ペニスをきれいになめ続けます。
 ふと気づくと、自分の手でオナニーしながら、私にフェラしているではありませんか!
「おい、自分でしながら口でするなんて、お前相当な淫乱女だな」
「だって・・・気持ちよくなって・・・我慢できなくって」

 私のペニスは二度の放出にも関わらず、アキコの口技によって、すでに臨戦態勢が整っています。
 3回目なら相当にもつでしょう。
「よーし、じゃあ、お前の中で楽しませてもらうからな」
 こくん、とうなずくアキコ。ベッドの上で進んで足を開き、私のペニスを自分の蜜壷に導きます。

「うぉ、うぅぅ、あぁ〜」
 私は気持ちよさにうめきともつかない声をあげます。
 アキコも「あ、あは、はぅ〜ん、ん、んぁぁ〜ん」と涙を流しながら鳴き声をあげます。どうやら演技ではなく、本当に感じているみたい。

「ナ、ナオキぃ、す、すごぉい。おっきいよぉ、あっついよぉ、ん、んあ〜」
 私も、3回目なので持続するだろうという安心感から、挿入後にピストンを繰り返します。
「あー、あたる、そ、そこぉ〜、ついてぇ、ついてぇ」もだえます。
 アキコの足を肩にかつぎ、尻を持ち上げながら、やや上から突き続けます。
 深く突き、中でかきまぜるように腰をふり、ゆっくり引き出す。タイミングをみて、動きを止める。動きを止めてもアキコの腰が動き、どん欲にペニスを取り込もうとする。

「も、もう、やめえてぇ〜、だめェ、あぁーん、もっとぉ」と次第に上り詰めていくアキコ。
 私は限界を感じながらも、ここで先にイッたらダメだ! と自分に言い聞かせます。
 が、時すでに遅し・・・。
「あぁ〜」
 私の声が先にあがりました。

 本日3度目の射精。3度目とは思えぬほどにビクンビクンと続く放出感。数えてないけど、20回くらいは続いた気がします。
 もうこれ以上出ないとばかりに彼女の中に放出し続けました。(あ、ゴムつけてなかった・・・とここで冷静になる自分)

 私が射精を終えた時、突然アキコの中がキューッとしまり、そして一言「あっ」と短い言葉を発して、彼女は気を失いました。
 私の射精を導いた後、彼女もイッテしまったようです。心配になって揺り動かすと、とっても可愛い仕草で、私を見つめ、首にうでをまわして抱きついてきます。
「気持ち良かった〜、こんなになったの初めてだよぉ〜」
 感動しまくり。
 私はいまさらですが、生で出してしまったことを気にしていて、感動どころじゃなかったですが。

「もっとして、ね、お願い」とおねだりするアキコ。
 生だしのことを聞いたらピルを飲んでるって。ということで、この日はこの後、さらに3回。彼女からいろいろと女の子の感じっるところを教わって、私の初体験勉強会は終了しました。

 その後、何度かアキコからの誘いはありました。
 いつ会ってもセックスする日々。アキコが私無しでは耐えられなくなっていました。そんなにすごいテクニックをもってるわけじゃないのですが、身体の相性は抜群だったみたいです。
 でも、彼女は会う=セックスすることしか考えてないのが、私にはどうも・・・。
 その後、私から別れを伝えました。泣きながら懇願されましたが、転職も決めていたので。退職とともに身を隠しました。その後、どうしてるんだろう。
  (おしまい)
(男の子の初体験告白掲示板より 2006/08/15)

 
 あらまあ、もったいない。最初は横柄だった彼女も、ナオキさんとのセックスの相性に夢中になり、ナオキさんもきっと女性のことについて多くのことを彼女から学ばれたんじゃないですか? ピルも飲んでるってことだし、セックスだけが目的ならなおのこと、お互いとことんむさぼりあえばよかったのに……。でも、男ってデリケートですから、完全なセフレのつもりでも、女性の方から「あなたはただのセックスフレンドよ。するだけよ。肉便器よね」なんて言われたら、傷つくんだよね。

 
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