初めて過ごすクリスマス★2  by 蓮芭璃玖 その21





 

 ラブホテルって、窓が無いですよね。一晩中、エッチしたりカラオケしたり、まどろんだり眠ったり…
 今は何時だろう?
 なんてお互い笑いあって迎えたイブの朝。
「ねえねえ、今日は天気どうだろうね」
 前日はひらひら舞う雪、今日は晴れてたらいーねぇと窓らしき壁のノブを引くと…

 猛吹雪。
「うわぁっ!!」
 思わず開けた窓を即閉めてしまい、彼に笑われてしまいました(笑)
 結局、延長することもなく11時にはチェックアウト。猛吹雪の中、遭難するかと思いました…

 お目当てのショッピングセンターまで歩いて、昼近くに到着。食事をしてお店を眺めて…
 クリスマスプレゼントは、見ながら決めよう! と話していたので、彼が気に入ったらしい服を購入。すっごく似合っていたので、試着してそのまま着ていく事に。
 で、それまで来ていた服を折角なのでラッピングしてもらいました。
 試着室から出てきたらBくんはびっくりしつつも笑ってるし(笑)

 そこから、再び歩いて札幌駅へ。気が付けば吹雪は収まりいいお天気。
 彼からのプレゼントには、欲しかったランジェリーをおねだりしました。
 ちゃんとお店まで二人で行って、彼にレジに持って行かせて会計してもらいました。かわいい袋に入れてもらってニヤニヤ。照れながらも楽しそうな彼です(笑)

 あっという間にイブは過ぎていき、バスに乗って私の住むアパートへ。
 約一時間。
 歩き疲れていた事もあって、バスのゆれと、隣に座るBくんのぬくもりにとろとろまどろみ。ふと気が付くといつの間にか肩に頭をもたれて眠ってしまっていました。
 大好きな人の体温っていいなぁvv

 お部屋に着くと、とりあえず暖房を入れて珈琲を入れる事に。ソファに腰掛けて、部屋が暖まるまで予備の毛布を膝にかけてお喋り。
 夕飯はパスタを茹でて。

 食事を済ますと、Bくんも疲れていたみたい。
「璃玖ぅ…ひざまくら」
 コテンと私に寄りかかってくるBくん、かわいいです☆
 すっかり私の中で彼は「かわいい子」になってます(笑)

「いいよ、おいでおいで」
 毛布を彼の身体にかけてあげて、ソファの上で横にさせて膝枕。まー、とろとろ気持ち良さそうに夢の世界に旅立っちゃいました。
 約一時間後、起こすとまだ眠そう。
 とはいえ、じゃれあっているとムラムラきたらしい彼。
「舐めて欲しいな…」
 可愛くお願いされると断れない私です、場所をお布団の方に移して、お口でごっくん。長くなるので間は割愛します。

 で、長い前ふりですが書きたかったのはここからです(笑)
 すっかり夜更かししてしまい、11時半くらい…かな?
 翌日は私は会社があるので、その前にシャワーを浴びるため5時起床予定。早く寝ようとお布団の中にもぐりこみました。
 モチロン、一つのお布団に二人仲良く。寝巻き的な薄着で、ぴったりくっついて。

 体温が気持ちよくて…

 10分か20分過ぎた頃、私を抱くような形だった彼が、もぞもぞと身じろぎ始めました。
 おもむろに足を私の足に絡めてきたかと思うと、ぎゅぅっと強く抱きしめてくる。
「Bくん?」
「んー…」
「どうしたの?」
「ん、もう今夜が最後だから、名残惜しくて」
「そうだねぇ、私、明日は朝から仕事だし…」
「だから、最後にね、ぎゅってしときたくて」
 言いながら、ぎゅう、きつく抱きしめてくる。

「…ぎゅぅだけで、いいの?」
 太ももに、絡みついた彼の足。そして当たる、彼の下半身。
「んー?」
「えっちは、しなくていいの?」
 私もまだ、物足りないような気持ちだったから…囁くように甘く耳元で言うと、さらにぎゅぅ。
「時間は…平気? 璃玖、明日辛くない?」
 もぞもぞ、ぎゅう。身じろぎながら、息も絶え絶えのように。
「平気だよ…Bくんと、したい」

 ぽそっと言った途端、唇をふさがれました。
「ん?! ん、んんっ、んはぁ…」
「はあ、やばい、欲情しちゃった」
 離したと思ったら、またキス。激しいキス、脳みそがとろけちゃいそうvv

 半ば強引に私の着ていたキャミソールを脱がし、乳房に舌を這わせながら下半身に手を伸ばす…。下着を剥ぎ取り、いきなり入り口をくにゅくにゅ。
 もう濡れていて、すんなりと指を受け入れる私。
「あっ、んん…」
 いつの間にか、胸への愛撫に気持ち良さを感じるようになりました。最初の頃は、くすぐったいような怖いような感覚だったのになぁ…
 乳首を舐められると、背中がしびれるような快感。あふれ出して、止まらない。思わず、バスタオルをシーツの上に置いてみたりww

「あっ、や…、Bく…」
「璃玖、はあ、かわいいよ…」
 足を開かせ、顔を近づけ激しく舐めるBくん。
 隣人に聞えないように声を抑えている私。
「何か俺、元気になってきた」
 散々舐め尽くした後、再びの指攻め。
 激しいピストン運動をされると気が狂いそうになって、それでも好奇心には勝てなくて。

「Bくん、あのね…」
 ぴちゃぴちゃぐちゃぐちゃ、水音の響く中で枕元においてあるオモチャの話を。
「あのね、こ、ここに色々、あるから、好きなの使っていいよ…」
 キラリと彼の目が光りました。
「へぇ〜」
 ふっと手の動きを止めて、取り出したのバイブ。
「これ、普段使ってるの?」
「う、うん…Bくんのより細いけど、Bくんの名前呼びながら、使ってる」
「そっか」

 バイブとスイングのスイッチをオンにして、私の下半身にあてがう。
「あっ、んんん、ふ、はぁ」
 ぬぷっ、とゆっくり中に挿し込んでいく。
「は、はあ、んくぅ」
 ぐちゅっ、じゅぷっ…ずぷっ、指より太くて長いもの、本物よりは細くて短いけど、動きは激しくて。長い時間をかけて、感じたことの無いような刺激。
 何度も何度も激しくオモチャで私を突いてくれて、本当に今日はイッチャうかも?! と思うくらい。

「あ、はあ、やぅ、あ、こ、声が出ちゃうよぅ…」
 声を押し殺すのが辛くて、うまく感じられないようなもどかしさを感じていると、腕が疲れたのか、オモチャを引き抜いて彼がニヤリ。
「Bくん?」
「今、あまり夢中になりすぎて、興奮して、璃玖の部屋だってこと忘れてた」
「え?」
「声だしていいよって言うとこだった」

 お互いクスクス笑いあってから、フラフラしながら体勢を変えてBくんのものを軽く舐めました。
 ゴムをつけるのに、少し濡れてたほうがいいとBくんが言うので(本当?)

 エポカのゴムをつけて、私が上に。
 くねくねと切ない声を上げながら腰を動かして、時には焦らすように彼の乳首に舌を這わせました。
 そしていつものように、彼が上になって。
 何度もオモチャで攻められていたので、太くて長い彼のものが待ち遠しかったみたい。

 あっという間に彼は果てて、ぐったりともたれてきました。
「Bくん、メリークリスマス」
 ちゅっとおでこにキスをして一言。
 濃いクリスマス連休となりました☆

 翌朝は眠すぎて、結局シャワーも浴びずに会社に行きました(笑)
 彼は私のお部屋でまどろんだ後、15時くらいに帰ったそうです。
「璃玖の部屋、居心地がいいよ」と言ってくれたのが嬉しかったです。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2007/01/12)

 
 う〜ん、確かに。自分がでかけたあとも彼氏にゆっくりくつろいでもらって、しかも居心地がいいなんて、そりゃあ嬉しいでしょう。まるで新婚? それにしても、ラブサプリに玩具にと、探究心旺盛ですね。ベテランになっても、サプリも玩具もダメって人はたくさんいるんですから。

 
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