7月の3連休(1)  by 蓮芭 璃玖 その41





 

  7月の三連休、いつものごとくデエトでした。
 土曜日の朝に旭川へ向かい、先月同様1時間近く待ちぼうけ。1時間遅いバスに乗ればいいんだけど、喫茶店で珈琲を飲みながら彼を待つのは特に苦じゃないので。
 今回は9月の試験に向けて、合間に勉強をしようと思って参考書を持ってきてたので、スタバではそれを開いてました。

 彼は着くなり、俯いて電卓を叩きながら参考書の問題を解いている私を見つけ、そっと近づき頭の上にポンッと優しく手を置きました。
「あ、おつかれー」
「ごめん、遅れて」
「ううん、勉強してたしー」
 あれ? と彼は首を傾ける。
「何?」
「先月と同じ席じゃない?」
 確かに。
 同じ店の同じ席、それが可笑しかったのか、Bくんは珍しくくすくす笑って席に着いた。
 疲れてるみたい…。今日はあんまりせがまないとこう、と思ったり(笑)

 お昼ごはんはびっくりドンキー、甘いものが苦手な彼が、唯一好きだと豪語する抹茶パフェがあって、食後に嬉しそうに食べてました。無邪気vv
 だけどドンキーの抹茶パフェはクラッシュアイス入り、半分くらいで冷たいと音を上げていました(笑)
 残りは美味しく頂きました〜

 いつものように買い物して、もちろんアイスも買ってもらいおうちへ!
 部屋に入るとやっぱり疲れてるみたいで、早々に部屋着に着替えたBくんはベッドの上に。
「大丈夫?」
「んー、うん」
 大丈夫だよ、とは言いつつも横になったまま目を細くしてぼんやり。
「眠い? 寝る?」
「まだ寝ないよ」
 なでなでと頭をなでてもらいながら、私も服を脱いでベッドの上へ。タオルケットを肩までかけて、Bくんの腕枕に頭を預けた。

 こうしてもたれかかっていると、ほっとする。彼の体温を身近に感じられるからだろうか…
「Bくんあったかいねー」
「璃玖はなんか冷たいね、寒い?」
 この日の気温は28度。
「寒くないよ、冷え性だからちょっと冷たくなってるだけ」
「あっためてあげるー」
「ふあっ?!」
 おもむろに、ぎゅぅっと抱き締められて。
 その手は胸元をまさぐり、キャミソールの上から優しく乳房を揉んできた。

「ふ、にゃ…んぅ、んー」
「あったかい?」
「う、ん…あったかい、ん、ちゅー」
 顔の位置が近くなったので、なんとなくキスを求める私。
 今日はじめてのチュー、胸を触りながらBくんは私の唇に吸い付くようなキスをしてきた。
「んー、んん…はぅ」
 手が体中を、這うように触っていく。

「ね…疲れてる、でしょ」
 今日は先に寝ようと思っていただけに、嬉しいのに大丈夫かな? と複雑な私。
「大丈夫大丈夫」
 何が大丈夫なんだろう? と思いつつ、彼が発情してるならまいっかぁと、私もその気に。
「ん、Bくぅん…あ、ん」
 何度も唇を重ねて、彼は私の頬に手を当てたり、時折おでこに指で縦線を引いたり。
「にゃぁ、いちって書くなぁ…」
「かわいい」
 なぜかわからないけど、Bくんはたまに私のおでこに数字の1を指で書くのだ。子ども扱いされてるみたいで、私はむぅっと膨れるのだけど、その反応を見て楽しんでるっぽい。

「やーだ、耳たべてやるー」
 彼のからかいに対抗し、私は少し身じろいで彼の耳をぱくっと。
「おっと」
 あむあむ、ときおり息を吹きかける…以前は面白いくらい可愛い反応を見せてくれてた唯一の弱点耳攻め。
 でもこの頃は、慣れてしまったみたいであまり反応が見られない。
「俺に弱点はもうないよ」
「もーう、えい!」
 耳に口を当てて、ふっと息を、吹きかけるんじゃなくて吹き込む。
「おうっ?! ちょっと、駄目だってそれ、頭破裂したらどうするの」
「頭?」
「そう、パーンって」

 耳に息を吹き込まれるのはアウトらしい、ふにゅぅ、となった私の頭をなでなでしながらラブタイムの再開。
「あぁ、璃玖…いたずらっこな子猫ちゃん」
「ん、にゃーあ」
 邪魔くさそうにキャミソールを脱がす…おニューの下着だったのでそれのアピールも欠かさずに。
「ね、あのね、今日おニューなんだよ」
「ん? あー、言ってたね」
 買った時に、次のデエトの時に着てくね、と話していたのを覚えていた彼。私はおもむろに身体を起こし、Bくんをまたぐようにな体勢に。
「ね、どう…かな?」
 白地に茶色の刺繍、レースに、金色の小さなハートの飾り。
「うん、夏っぽい…可愛いよ」
 そう言いながらブラのホックを外し、あっという間に下も脱がされた。
「もーぅ、折角おニューなのに…すぐに脱がされちゃうな〜」
「下着は可愛いけど、俺は全裸の方が好きだね」
「もう、えっちぃ」

 じゃれながら、愛撫。白い乳房にBくんは顔を寄せ、れろれろと舌で舐めてくる。
「あ、ん、ふ…」
 腕をさりげなく押さえ、私の反応を見ながら楽しむように全身に舌を這わせていくBくん。私の方は、高ぶってくると、太ももをすり合わせたり腰をくねらせたり。
「はあっ、はぁ…」
 肩で息をし始めると、にやりと笑って膝を曲げさせ、足の間に身体を滑らせて吟味するように舌を伸ばす。れろ、れろ…秘部の柔らかいところを優しく丁寧に舐めていく。
 つぃっと舌が、奥に差し込まれると自然に腰が浮く。
「あっ、んぁ…」
 クリも執拗なほど丁寧に、むさぼるように。

 そうなるともう、自分の意思とは関係なしに声が漏れ、必死にシーツを握り締めつつも腰が揺れる。
「璃玖…舐めて」
「はあ、は…うん」
 おもむろに、Bくんは私への攻めを止めて一言。
 これはある種の合図かな、と私は勝手に思ってます。十分に興奮して大きくなったBくんの、分身。正直なところを言えばすぐにでも欲しいところだけど、我慢我慢。

「Bくんの、おっきくなってるね」
 そっと手で触れながら、先に上半身へ。
 まずはかるく、唇へキス。
 ちゅっと触れて、頬へもキス。
 顎にもキス、首筋にもキスと、ここぞとばかりにキス魔になる私です(笑)

 そうしてやっと、敏感な性感帯の一つである乳首へキス。キスというよりか、舌先でそおっと舐める。
 唾液で湿らせた舌で、狭い範囲を行ったりきたり。ぴくん、と先端が固くなる…彼も分身にもタッチ継続中。
 時折反応するのが可愛いvv

「Bくん、かわい…」
 そういうと、熱のこもった息を吐きながら私の髪をなでて、静かに微笑む彼。

 あんまり焦らすのもかわいそうなので、身体をずらして分身の元へ。
 ゆっくり手で、なでる。触れるか触れないかのタッチ。
「ん…」
 声が漏れてる。
 舌先を伸ばして、竿の部分をそおっと舐め舐め。唇を中途半端に開いて、色んな角度から舐めた。
 やっぱり裏側から筋に沿ってが反応いいみたいで、お尻の方からゆっくり。
「あっ、ん…んん」
 切ない声がセクシーでラブリーvv

 次は力を抜いて咥える、圧迫しないように唾液のぬるぬるに流すように入れたり出したり…
 これが結構いいみたい、吐息も色っぽくなるBくん。
 当たる程度の感触で出し入れを続きながら、その動きに次は舌をプラス。
 舌を伸ばし、下唇の方から外へ出して同じように出し入れ。出した舌は、出し入れとはタイミングを少しずらして動かし、根元の方をぺろぺろ。
「璃玖、璃玖…すごいね、毎回うまくなってる…」
 少し息苦しそうに、呼吸を乱しながらBくんが言った。
「ほんと? えへへ、嬉しい・・・」
 どうしたら彼がもっと気持ちよくなるか…口でして入る時はそんな事ばかり考えているから、余計に嬉しいと感じました。
 それでも喉の奥に当たるとぐえっとなり、吐きそうだよ〜(>_<)と苦しそうな顔になってしまうのですが…

「あ、璃玖、もう…いいよ」
 んむんむ、としているとおもむろに、Bくんは私の頭に置いた手で髪をなでながら一言。
「んむ?」
「続きは璃玖の中で、したいな」
 にこりと笑みながら、優しく。

 私もそろそろ欲しいなぁ…と思っていたので、素直に口を外してゴムの用意に。
 今回使うのは、前月に私が持ってきた蝶々のやつ。Bくん、パッケージがお気に入りの様子(笑)
 いつものように、Bくんが支えて私がかぶせる。
「ねえねえ、私この作業、すっかり慣れたよ〜」
 くるくるっと途中まで降ろして、最後は下の方をぐぃーんと伸ばして根元まできっちりかぶせる。
「本当だ、俺自分でやるといつも破けるんだよね…」
「大丈夫だよ、りくがいつもつけてあげるからvv」
 そうだね、と笑いあいながら次はコチラの準備。

「あ、いつものジェル持ってくるの忘れた…」
 LCの、塗ると熱くなるラブコスメのジェル…コレを使うとすごくいいのですが、今回は持ってくるのを忘れてしまって…
 痛くなるのも怖いので(先月、入り口部分が痛くてちょっと辛かった)、彼のおうちに置いてあるローションを使う事に。
 ジューシーな甘いブドウの香りのローション…
 そういえば、初めてゴムをつけないでした時に使ったっけ、この香り。

 ドキドキしながらBくんの手のひらに、たらり。
「じゃありく、気持ちよくしてあげるね」
「うん…」
 私はBくんの腰をまたいだ状態で、足を開く。
 そこに、Bくんはローションをたらした手を当てた。少しヒヤッとして、ぬるり。
「ん…」
 全体を覆うように、ゆっくりと塗りこむように動く手。
「ふ、はぅ…」
「中もね」
「う、うん」
 ぬるり、指が中に入ってくる。
「は、あ、ん…」
 入ってくる感覚がたまらない、肩で息をしながら、Bくんと見つめあいながら。
「あ、あ、Bくんの指、きもちい…」
 びくんびくんと反応する私を見て、Bくんは小さく笑う。

「まだこれからだよ?」
 ぬちゃり、指を出してティッシュでぬぐい、そのまま私の腰を引き押せた。
「おいで」
 いつもの騎乗位からスタート。私は促されるように、ゆっくり腰を下ろした。
 Bくんのそれを秘部にあてがいながら。

 ず、ず、ず…
「ふ、うぅん」
 ずにゅぅ、と奥までゆっくり。
「は、入ったかな?」
「入ったよ、ほら」
「ひぁっ?!」
 Bくんが中で、びくんと動いた。
「ね?」
「う、うん…じゃ、動くね?」

 ローションを使ったけれど、先月同様入り口の、お尻側が少し痛い…
 恐る恐る、痛くならないように出し入れ。
「ふ、ふ、ふ…」
 出し入れをしていると、奥から熱い感覚。
 じんわりと、気持ちいいのが溢れてくる。
「気持ちいいの? 璃玖…」
「う、うん…」

 両腕で自分の身体を支え、少しずつ激しくなっていく私。
 少しすると疲れて、くたぁっと胸の上に倒れこむ。
 けれどまだ足りない、腕をBくんの首に回し、抱きついた状態でも動いた。

「あ、あ、あ、Bく、熱い…」
 何度も何度もキスをして…

 疲れると少し休んで、何度も腰を揺らした。
「璃玖、代わるよ?」
「うん…」
 抜かずに、繋がっている部分を軸にしてころん、と体勢を変える。今度は私が下の正常位。

「璃玖、可愛いよ、璃玖」
 頬をなで、足を抱えて私の中を突いてくる。
「はあっ、はあっ、はあっ…」
 私の気持ちいい体勢…足は大きく開いて足の裏を外側に向けるような感じ。

 気持ちいい、でもやっぱり少し例の部分が痛い。気持ちいいと痛いの間で、息を乱し、涙目になって…
 ついで足の付け根がつってきて、そこも痛い(汗)
 つるのを防ごうと、足をBくんの背中に。
「あ、璃玖…きつくてやばい。イキそう…」
 男の女って色々ややこしいですね(笑)

 でも入り口の痛みの治まってきたので、背中に足を絡めるのはやめて元のように大きく開き、両腕を伸ばして彼の首に回しました。
「Bく…いいよ? イッていいよ」
「いいの?」
 切なげな瞳の中に、私が写る。腰は動いたままで。
「いいよ、りくの中で…Bく…」
「イクよ? 璃玖、璃玖っ…!!」

 あ、あっ…と小さく叫ぶような声を出しながら、Bくんは果てたようです。
 その瞬間の表情や、疲れ果てて私の身体に覆いかぶさったまま呼吸を整えるしぐさがすごく好きです。
 きゅ、と抱き締めて、頬にキス。

 数秒の後、ゴムを外しながら大きく息を付くBくん。私はなんとなく動けないまま、それをぼんやり見つめて一言。
「いっぱい出た?」
 すると、Bくんはにやっと笑ってこう返す。
「そりゃね、一ヶ月分だから」
 時計を見るとすでに15時を回ったところ、そのまま二人はベッドの横になり、全開にした窓から入ってくる風の身体に受けながら眠りに落ちましたとさ(笑)

 続きはまた後ほど。今回は3連休なので、いつもより少し長くなりそうです。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2007年8月4日)

 
 待つのは苦じゃない……。そうですね〜。確実に来るのがわかってるなら、それまで待つのは確かに苦じゃないですよね。まして、サテンでお茶を飲みながら、とかだとね。浪漫的には、勉強よりもマンガが良いのですが。そうそう、下着がかわいいのは悪くないけど、全裸の方が良い、という彼に、浪漫は同意。ミニスカとかでチラ見せ付きなら、なおかわいい下着が引き立ちますよ! ほんっと、フェラも上手になりましたね。されてるとこを想像すると、思わずたっちゃいそうです!

 
前へ   もくじ   次へ


アナタもエッチな体験をここで告白してみませんか?