結婚式まで  by 牡丹と薔薇 その2





 

  彼と結ばれたのは22歳の頃、運転手とガイドの関係でした。そのころ私は新宿3丁目に、父親が所有していた1DKの中古マンションに一人住まいでした。
 彼は新宿支店のときには、休日前にはお互いに狂ったように、セックスに溺れました。
 今までの人生で、割と恵まれた生活をしていた私ですが、20歳までに15,6名の男性との乱れた性生活をしていたのです。
 でも、Mさんと知り合い、綾はすっかり彼の虜になり、本当の性の快感を味わいました。イクという感覚もそこで覚えました。

 でも彼が、名古屋の営業課長に抜擢されて転勤、直ぐには会えなくなり、段々とセックスの関係も落ち着いてきました。
 そのころに内勤の今の主人からプローポーズを受けて、1年の交際後に結婚に踏み切りました。
 結婚1週間前には、Mさんも名古屋から駆け付けてくれて、その日から2泊3日で私の部屋で性交漬けでした。生出しで精液を何回も膣奥に出させました。もう何十回と呻き、何回もイキ狂いました。子供が欲しかったのです。結婚する相手と血液型も同じだし赤ちゃんができても安心でした。

 ハワイに新婚旅行に行き、帰ったその時に東京の本社の会議に出席しているMさんとお会いして、お土産を渡し、彼の泊まっているホテルの部屋で2時間だけ性交をしました。
 あれから課長はいろんな所に転勤して、昨年から渋谷支店の内勤の課長さんになりました。
 でもお互いに危険な不倫はもうすっかりと辞めていました。

 私にも赤ちゃんができて、彼のお姑さんもよく面倒を見てくれるので、色んなダンススクールや、ジムで身体を鍛えて、週3日ぐらいは水泳を楽しんで、あまり太らないように、脂肪が付き過ぎないように気をつけています。
 主人とのSEXも週一でしていますが、Mさんのようなねちっこい性交ではなく、淡白なので楽は楽です。でも時々は燃えるようなマンコをしたいものです。
 それが新宿のデパートで買い物をしていて、彼に遭遇したのです。
 赤ちゃんをお姑さんに預けてきていたので、直ぐに抱かれたいと思いました。
 肌が血の気もよだち、腕には興奮で粒粒の沫のようなものができました。

「先輩、久しぶりに昔のマンションに来てみませんか? 今は妹が使っているのですが、仕事でロスに2か月行っていて、部屋が空いているんです。お願い抱いてください」と頼むと、彼も久しぶりに興奮したようでズボンの前がもう勃起していました。
 お互いに27歳と、41歳になっていました。
「大丈夫なのかよ、赤ちゃんはどうしたの」
「預けて来たので、夕方までに帰宅すればいいんです」
 彼の腕をとってアベック(古っ)の気分で、昔のマンションに行きました。

 妹も奇麗に使用していて、和室の客間が開いていました。早速布団を敷いて、抱き合い濃厚なキスから始めました。お風呂も沸かしてきました。
 お風呂より生々しい彼のペニスを舐めたかったのです。
「おいおいお風呂に入れてくれよ、チンポの粕が着いてるから頼むよ〜」という言葉を無視して、相変わらずのデカマラに吸い付きました。
 生臭く凄い臭気でしたが、勃起した肉棒は、青筋を立てて凶器みたいでした。

 私もすぐに全裸になり、彼に女の大切な場所を差し出しました。
 彼は私の入り口を指先で大きく広げ、内側の秘口を露わにします。
 割り開かれた花園に通ずる入り口は、熟れたイチジクの身が割れたような感じでした。

 彼の尖端を熟れた果肉のような、色ずいた割れ目に押し当てました。ピンピンに張りつめた亀頭が、濃く色づいた陰唇の間に吸い込まれました。熱く濡れて膣口を丸く押し広げながら、ぬるっと滑り込みました。
「あああっ、あいかわらづすごいのね〜」
 私はグッと仰け反り声を上げました。
「来てよ〜、もっと奥まで〜」
 彼は抽送のテンポをだんだんと速くしていきました。

 私のアソコは昔を思い出して、まるで形状記憶合金のように、彼のペニスにピッタリと纏わりついていきました。
 クリトリスとオッパイを同時に触りながらの性行為には、もう記憶が遠くに飛んで行きそうです。
 タァップリと愛汁に塗れた肉幹を抜き差しするたびに、ぐちゅんぐちゅんと二人の結合部が鳴ります。
 これでもかと言わんばかりに、肉棒を膣の奥に突き立てました。
「イくわ〜、い、イクヨ〜、奥まで響くよ〜、もうダメだよ〜、イッちゃうから〜」
 彼の背中に赤い爪を立ててヨガリまくりました。
「あああっ、落ちていくよ〜、捕まえて〜、落ちるよ〜」海の底に落ちていくみたいでした。
 ずんと深みに嵌まっていきました。

 ぎゅんぎゅうんと内部の奥の高まりが、急激にエスカレートして、クリトリスを勃ってきました。
「はああ〜、イッちゃうよ〜、イク、イク、イク〜〜〜〜〜」
 熟れた身体がぶるぶると震え、男根の埋め込まれた淫肉がキュウキュウと締めつけました。
 彼も我慢できずに、肉幹から雄々しく反り返り、戦果の滴りを洩らしました。
 暫くは気を失っていた私の膣からは、彼の真っ白なカタクリの溶いた見たような精液が漏れ出します。
 主人の精液は薄く、何となく直ぐに漏れ出すのに、彼のはどろりといつまでも膣奥について離れませんでした。

 二人の性交のオルガスムスは久しぶりで、「何であの時に別れたのかしら、あのまま愛人でもよかったのに」と恨み事を言う私でした。
(一夜限りのアバンチュール体験告白掲示板より 2007年10月3日)

 
 結婚前の2泊3日セックス漬けはともかく、新婚旅行の最中に浮気だなんて、なんともヒドイ奥様ですね。若い頃遊んでいたとはいえ、良いセックスに巡り合えず、始めてイク経験をしたのがMさんでは仕方ないのかもしれませんが、このとき既にご主人になるはずの人とのセックスに、やはりMさんと比較をして不満を感じていたのでしょう。ところで、いったん関係が切れたのは、きっとこの再会ための天の配剤だったのでしょうね。愛人を続けていれば、あなた自身が結婚することもなかったかもしれませんし。

 
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