葛藤(4) by アキ その4





 

  私を犯したKが3日後、また私のいきなり家に来ました。
 帰ってもらおうとしたんだけど、Kの両親とうちの両親は仲がいいのもあって、妹が家にいれちゃって仕方が無く自室に通して他愛のない会話をしていました。

 時間が少し経つとKは「やっぱアキは綺麗だね」とか「アキが彼女だったらな……」なんて少々怪しくなり、私もはぐらかしながらおしゃべりしていました。
 夕立が降ってきて、私は部屋の窓を閉めました。
「すごい雨だね! ちょっとトイレ貸して!」と客間を出ました。

 晴れた空はたちまちに暗くなり、部屋の中は夜みたい。慌てて自室の窓を閉め振り替えるとKが立っていました。
 真っ暗な中、たたずんでいるので、私は一瞬、ギョッとし、次の瞬間、すごい雷がして「キャッ!」と叫ぶと、Kに抱き締められました。

 雷で怯んだ私をそのままベッドに押し倒しました。
「ちょっ……」抵抗しようとしたけど、両手を押さえられ馬乗りになられて動けません。
「どういうこと?」怯えながらも笑ってみましたが、Kは真剣な顔です。

 すぐに口、首ズジにキスをされました。私は首スジがとても感じ安く、その状況もあってか、動揺する気持ちとは別に全身の鳥肌が立ち、乳首が立つのを感じてしまいました。

「ちょっと……、ダメ……やめて」
 私の言葉を彼が聞くはずもありません。
 もともと、身長もあり、大柄なKは容易く片手で私の両手首を私の頭の上で押さえてしまいました。

 自由になったKの片手から逃げるように体をくねらせましたが、すぐに上着の下からKの手が入ってきました。
 その手はブラを引き上げ、Eカップの胸を鷲掴みにしました。
「綺麗だ……、またこうしたかった……」と執拗に耳や首筋を舐められました。
 同級生の愛撫に感じてしまう体、恥ずかしさ、困惑、動揺……。わけがわからなくなってしまいそうでした。

 Kの力にされるがままになりつつも時々、この場所の事やKの彼女の事とか前犯された時なんかを思い出して、「よくないよ。ダメだよ」とKを嗜めるように抵抗しました。
 Kの固いものが足にあたると恐怖も感じました。
「たまにはアキもエッチしなきゃ」とKは止めるはずもなく、上着を引き上げ、胸がKの前に曝け出されました。部屋が薄暗く一層怖くて「やだ……」と激しく抵抗しましたが、Kは私の手首を押さえ、胸にキスをしてきます。
 強引にされると思っていたので、乳首を避けて攻めてくるKの舌使いに乳首は痛いくらい勃起していました。
 Kが乳首に吸い付いた時は思わず「あっ…」と声が漏れてしまいました。

 自分の家で大声を出すわけにもいかず、Kから顔を背けるしかありません。Kは赤子のように音を立てながら吸い付いてきます。
「ダメよ……、ダメだって」と言う私の声にも力が入りません。

 Kの片手が私のジーパンのジッパーを下ろします。
 なるようにしかならないかも……半ば諦め気味だった私も思わず「!?」となり、できる限りの抵抗をしました。
 本当は濡れてることを知られたくなかったのかもしれません。

 Kは膝上くらいまでジーパンを下ろすと強引にパンティーの隙間から指をねじ入れてきました。グチョッとKの指を受け入れてしまう私のそこ……
「濡れてるよ」
 Kの言葉に恥ずかしさでカァっと全身が熱くなりました。

 Kは指や手のひらを使ってわざと音を立てます。激しい雨の音の中でもそれがハッキリ聞こえるくらい。
「あっあっあぁっ!」と私はイカされてしまいました……。

 一瞬、Kに解放されましたが私は逃げることを忘れるくらい放心状態で、その間にジ-パンとパンティ−を一気に脱がされました。上着とブラだけを脇下に引っ掛けた私は不様な格好だったと思います……。
 Kはそんな私をうっとりと眺め「優しくするから抵抗しないで」と言いました。
 足を全開にされ、抵抗するも膝を左右に押され、Kの前で私のそこがパックリと開かれてしまいました。これまでの抵抗で私の頭は壁とベッドの角にあり、逃げることができません。
 それでもKの頭を押さえ、抵抗していると、「乱暴にするよ?」とドスをきかされすすり鳴くしかありませんでした。
「泣かないで……、乱暴にしたくはないから……」
 Kは優しい口調になって私の脚の間に顔を埋めました。
 ピチャ、クチャ……。優しく舐められ、私のそこはヒクヒクしていました。そこに指を入れられ出し入れされると私の体はピクピクッと反応していました。

「感じやすいんだね、相変わらず」
 Kは言いながら指を入れたまま栗に吸い付きます。
「ア、ああぁ〜んっっ!」
 私は二度目の絶頂を迎え、脱力してしまいました……。

 ここまでくると、裸を見られてることもどうでもよくなってしまい、ただ相手が小学校の頃からよく遊んだ幼なじみだと考えると、そのKの前で脚を全開にしている私は私でないような、彼はKでないような気がしていました。
 脱力した私を俯せにして腰を持ち上げると今度はお尻の方を舐めてしました。
「入れられてしまうの!?」
 恐怖で「そこはダメっ」とお尻をくねらせても執拗に舐めてきます。Kの唾液と愛液が腿の内側を伝います。
 Kがものを取出し、擦り付けてきます。
「ダメッ……」と言いながら私も高くお尻を持ち上げていました。
 大きいKのものが私を突き上げ、それだけで声にならない3度目の絶頂を迎えました。

「アッアッアッアッアッアッ……!」
 声の漏れる私の口を押さえながら覆いかぶさるようにバックから私を突き、「クぁあっ! すごい締まる!」と言いながら動きを速めるk、「ダメッ! それだけはっ!」
 我に返る私を無視してKは私の中で果てました。

 二人ともぐったり……
 彼は「ごめん、でもアキの事が本当に好きなんだよ! セフレになって!」と言ってきました。
「そしたら2人の秘密にするし、前もってちゃんと連絡するからさ。アキもたまにはエッチした方がいいよ」って……。
 断わったらどうせまた無理やり犯されるし、それなら、Mさんの事考えてオナニーばっかりするよりはたまには普通のセックスをしたいし、て思っちゃって。
 そして私は「いいよ、たまにだからね? それと別にKが好きなんじゃなくて普通にエッチしたいだけだから。みんなには内緒だよ?」って言いました。
「俺も彼女にばれたくないし、アキとエッチしてるのバレたら高校の男に嫉妬されるから当然! てかアキとはセフレというか裏彼女になってもらいたいなぁ」と言いました。

 そして……。
「じゃあ手始めに早速やろうぜ?」とK。
「中には出さないでね?」と私
 そして私は自分からKのペニスを口に咥えました。
 だってKに強姦されたせいでそれ以降オナニーだけじゃ満足出来なくなってたんです。普通にエッチしたいんです。
 そして何度となくKとセックスして2ヶ月、今に至ります。
(一夜限りのアバンチュール体験告白掲示板より 2008年5月3日)

 
 「濡れてるよ」とか、羞恥心を誘う言葉をかけて相手の感度を増していくのは常套手段としても、「乱暴にしたくないから、おとなしくしろ」とは、悪いけれどそういうことを言う人は、浪漫は男としても人間としても、軽蔑せざるを得ませんね。まあ、「本当に好きなんだ。セフレになって」なんて言う男ですから、納得といえば、納得。本当に好きだったら、セフレじゃないでしょ?

 
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