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その夜も私は、あろうことか、教え子の父兄・Tさんに抱かれてました。ベッドの縁に腰掛けた彼の膝の上でアナルを貫かれてました。
「ほら、先生、見てごらん。どうなってる?」
彼の胸板に顔を埋めて喘ぎ続ける、そんな私の耳元で囁く声がありました。背後のドレッサーを示しました。
(……ああ、イヤ……)
頬を小突かれて振り向けば、その鏡にはもちろん、まだ腰に絡みつくタイトスカートの中から剥き出しにされた自分のお尻、そう、野太い指で割り裂かれ、そして脈打つ肉塊をネジ込まれた裏門の姿がありありと映ってました。
かつて何者の侵入も拒んだはずの部分は度重なる調教で揉みほぐされて広げられ、今では彼を安々と飲み込むほどに開発されてました。禁断の蕾を刔られる激痛も遠い記憶、いつしか私自身、その妖しい魅力に取り憑かれてました。
「どうなってるか、ちゃんと言ってごらんよ」
わざとらしく問い質す彼は小刻みなピストンを繰り返します。答えを急かすように出し入れするのです。
「し、知りません」
わずかに残った羞恥や慎みが躊躇わせました。けれど、それも少しの間だけでした。
「おやおや、素直じゃないね。いいんだよ、言うことが聞けないなら可愛がってあげないだけ…。このち●ぽ、抜いちゃおうね」と、腰を引き始めた彼に私は慌てました。事ここに至って中途で放り出されてはたまりませんでした。
「そんな、イヤ、イヤです」
私は甘え、体をスリ抜けて行こうとする彼を逃すまいと必死に身を寄せました。
「だったら?」
すでに逡巡はありませんでした。
「た、高橋さんの……」
「ん?、聞こえないな」
「高橋さんのオチ●チンが入って……、ます」
「どこに?、どこにハメられてるのかな?」
「……お尻の穴、です。私のお尻の穴一杯にハメられてますぅっ!」
私は我を忘れて喚き散らしました。そう仕向けられたとは言え、自らが口にした下品な言葉にひときわ燃え上がりました。
「おやおや、こんなに腰くねらせて、先生はよっぽど好きなんだね、尻ま●こ、ハメられるの」
「す、好きです。高橋さんに尻ま●こ、ハメていただくの、大好き、です」
私は腰を振る度に深々と刔り込んでくる彼自身に歓喜しました。その窮屈さ、息苦しさを堪能しました。
「あん……、あああ……、気持ちいい、とっても気持ちいい……。ね、高橋さん、高橋さんはどうですか?、私の尻ま●このハメ心地、いかがですか?」
「ああ、最高だよ。先生の尻穴はち●ぽに絡み付いてくる。ギチギチ締め付ける」
満足気な彼はゆっくりと身を起こします。繋がったまま巧みに体位を変えて膝を折り、絨毯の上でバックから、あらためて私の奥底に突き立てるのです。
「さ、もっと締めるんだよ。もっと楽しませるんだよ」
まだ三十そこそこの逞しい腰使いが更に責め立てました。牝犬同然に這つくばった身も心も打ち砕くようでした。
(……す、凄い。壊れちゃう……)
突き出したお尻にザクザク打ち込まれ、私は泣き叫びました。アナル・ファックの、めくるめく愉悦に酔い痴れました。
「あは……、ダメ、イキそう、イッちゃいそう、です」
「いいんだよ、いつでもイキなさい。何度でもイキなさい。ほら……」
ともすれば崩れ落ちそうな腰を掻き寄せ、叩きつけ、彼はここぞとばかりにラッシュしました。一気呵成に揺さぶりました。
「あん、あああ……イキます!。お尻でイッちゃいます!」
ひときわ激しく、力強いストロークが瞼の裏に火花を散らしました。歯の根も合わぬほど身震いした私は大きくのけ反り、たちまち昇りつめていたのでした。
その彼、Tさんにお会いした最初は半年ほど前、私が勤める小学校の保護者会で、でした。
無論、大切なお子さんを預かってる担任と父兄、間違いを起こししまうなどとは思いもよらぬことでした。けれど、保護者会が終わり、PTAのみなさんに誘われるまま、近くの居酒屋におつき合いしたあたりから記憶が薄れるのです。さほど飲めないお酒に酔い、気がついたらホテルのベッドの中、Tさんの腕の中にいたのです。
(……どうしょう、感じちゃう……)
けして許されない、越えてはならない一線のはずでした。頭では分かってました。なのに、現実の私はされるがまま、彼の愛撫に身を任せてました。
お酒が理性のタガを緩めたのかも知れません。教壇に立つようになって以来、聖職に就いたのだから……と、過度に自制してきた反動だったかも知れません。とにかく、キスの雨を降らせながら体中をまさぐる高橋さんの指先に私はすでに溶け出してました。
「敏感なんだね。たくさん溢れてるよ」
尖り切った胸の先端をねぶり、転がした舌先が滑り落ちて行きました。下腹の草叢をかきわけ、頭をもたげたクリットをつつきました。しかし、その甘美なタッチに夢心地でたゆとうのも少しの間だけでした。
「……そ、そこはイヤ、イヤです!」
腰が引き寄せられ、両足を肩に担がれた瞬間、私はおぞけました。すぐさまのしかかって来た高橋さんが、そのいきり立った屹立をあてがったのはアナルだったのです。
「実は僕、こっちが好みでしてね。いいでしょ?」
怪しい笑みを浮かべた彼は当然のように言いました。
「どうやらここはまだバージンみたいですし、僕の形に削ってあげますよ」
「そんな…ダメ、ダメです。お願いですから許して下さい。勘忍して下さい」
禁断の部分をノックされる恐怖に哀願しても無駄でした。
「観念なさい。だいたい、誰が使ったか分からないま●こ穴には興味ないんです、全然」
接点を求めて腰を進めてくる彼に戦慄し、私は精一杯にもがきました。でも、滴り、伝った自分の蜜でたっぷり潤ってたそこは、組み敷かれた我が身以上に無力だったのです。たやすくコジ開けられ、脈打つ彼を無理矢理に埋め込まれたのです。
(は、うっ!)
裏門を犯された衝撃が突き抜けました。四肢が硬直し、すべての関節が軋みました。ところが……。
「ほら、入っちゃったよ、全部。……お腹で息をなさい。すぐによくなるから」
そうなのです、お互いの粘膜同士が馴染むのを待ってたかのような彼がゆっくり動き出した途端、この体の奥に灯ったのは不思議な感覚だったのです。
窮屈で息苦しく、全身の産毛が逆立つような切なさ、もどかしさの裏側から急速に沸き上がってきたのは一体何だったのでしょう。それに翻弄され、押し流されてしまうのに時はかかりませんでした。
「分かるね?、今、尻ま●こで繋がってんだよ。先生の汚い尻ま●こ、でね」
まくし立てる高橋さんの声をどこか遠くに聞きながら、次第に加速する律動に蹂躙されながら、やがて私は初めてのアナル・ファックに失神していたのでした。
「気持ちいいよ、先生。ち●ぽ、溶けそうだ」
あれから半年、今夜もまた私は天を向く高橋さんを頬張りました。指を絡めてシゴきながら唾液をまぶしつけ、舌を這わせました。
「ホント、上手になったね。ご褒美あげなきゃ」
それを待ち兼ね、ゆるゆる立ち上がった私は壁に手をつきました。お尻を突き出し、全てを曝け出しました。
「今日はどうしようか?」
分かってるくせにとぼけてみせる高橋さんの、その手練手管が私を虜にしたのです。もう離れられそうにないのです。
「……お尻に……、下さい」
「尻ま●この方かい?。どんな尻ま●こ、かな?」
「はしたない尻まんこ、です。高橋さん専用の尻まんこ、です。お願いですから早くオチンチン、ブチ込んで下さい!。たくさん、たくさんハメて下さい!」
浅ましいとは思います。節操がなさすぎるとも…。けれど、そんなやり取りの中で昂り、劣情に燃え上がってしまうのが紛れもない私なのです。アナル愛人の本性なのです。
来春、彼の娘さんは私の手元を離れ、無事に巣立って行くはずです。しかし、私はまだしばらく、高橋さんから卒業できそうもありません。
(ロマンス&ラブトーク掲示板より 2009年6月21日)
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