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もう２０年位前になりますが、懇願されて精子を提供した事があります。
僕は婚約していました。
見合いだったので婚約者とはまだ体の関係はありませんが。披露宴の３ヶ月程前、みんなで居酒屋で飲んだ後、アパートに送る途中、彼女から突然「子供が欲しい」と言われ驚きました。
彼女は酔っていたので「冗談でもそんなこと言っちゃダメだよ」と諭しました。
それから１ヵ月後、彼女から会いたいと連絡が来て食事をした時です。
「冗談で言える事ではない。本気よ」と告げられました。
結局誘惑に負けて、その夜彼女と……。
その時は妊娠しなかったみたいで、また連絡が来ました。
フェラもクンニもないセックスです。ペニスと言うより体の奥から５回、６回とドク、ドクの射精でした。
新婚旅行から帰って間もなく彼女に連絡したら、ハッキリと答えませんでしたが、「生理が無い」とだけ言ってくれました。
僕は責任を感じたので３００万円を渡そうとしましたが受け取りませんでした。
風の頼りで地元に戻ったことを聞いたので二度と会うことは無いだろうと思っていましたが、日曜日に地下鉄で偶然に会い、懐かしさがこみ上げました。
今年１８歳になる男の子と一緒でした。
軽く会釈をすると彼女も微笑んで、息子に僕をサークル仲間だったと紹介してくれました。
息子が気を使ってくれ、二人で話す機会を作ってくれました。
思い切って当時の事を聞いたら、「産むんだったら好きな人の子供を」と考えていたそうです。
でも、妊娠してみるといろいろ悩み「子供と一緒に……」と思いつめたこともあったようです。
彼女とはたった２回だけのセックスでしたが、僕の遺伝子を残してくれました。来年、首都圏の難関大学を受験するようです。
ちなみに、本妻との子供も同学年で同じ大学を目指しているのでライバルになりそうです。
（心に残る最高のセックス掲示板より 2011年9月9日）
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その、精子だけを提供したお相手の女性、いったいどうして、新しい恋を見つけて、その人と幸せに暮らし、子どもをもうける……という発想にいきつかなかったんでしょうね。投稿者サンのことが好きだった、でも、その人は違う人と結婚する、そのことだけで追い込まれていたのでしょうか。なにか、すこし物悲しいお話です。
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