偶然会った高校の同級生と夢のような一夜  by 安志





 



 この夏のことです。ビヤガーデン→行きつけのバー→ラーメン屋とお決まりのコースで、さぁ帰宅というところで向こうから偶然に高校のときの同級生に会いました。

 彼女の名前は「ゆか」と言って僕のほうが一方的に憧れていました。でも結局言い出せなくて終わってしまいました。
 ゆかもこれから帰るところでしたが、懐かしくて喫茶店で話すことにしました。
 今は僕もゆかも家庭を持って子供もいます。ゆかは短大を出た後、中学校の保健の先生になったようです。

「えーー、ゆかが保健の先生。そりゃあ、生徒、保健室に寄り付かないんじゃないの?」
「何言ってんの、その逆よ。毎日、私の顔見に、男の子がいっぱい来るんだから。」
 お互い酔ってますから大きな声でばかなこと話していました。
 僕は、この雰囲気だったら昔ゆかのことが好きだったと言えるなと思って、ゆかに言ったのです。
「俺、高校のとき、ゆかに憧れてたんだ。クラスが変わってもずっとゆかのこと見てたんだ。特にゆかの体操服姿が好きだったな。」
 すると今まで大きな声で話していたゆかが急に神妙な顔をして、
「えっ、本当?実は私、あなたのことずっと好きだったの。どうしても言えなくて友達にも相談したんだけど。それで卒業式の日に告白しようとしたら、あなたもう大学に行っちゃったらしくて・・・・」

 それ聞いたときに僕はあの時勇気がなかったことを後悔してしまいました。あの時、告白してたら憧れのゆかと付き合うことができたのですから。
 その話から、酔いも手伝ってホテルに行くことになったんです。
 高校生の時に憧れていたゆかは本当に天使のようでした。抱いたときの柔らかな感触は一生忘れないでしょう。

 脱がしていくうちに「あぁ、これがゆかのパンティー」「あぁ、これがゆかのブラジャー」「あぁ、これがゆかのおっぱい」「あぁ、これがゆかの・・・・」とひとつひとつが感動でした。
 ゆかも本当にていねいに僕のを愛してくれました。

 そして別れるとき、思い切ってゆかに「ゆか、もう会うこともないんだよね。記念に今日、ゆかがはいていたパンティーくれないかなぁ」と言ってみました。
 絶対断られると思いましたが「えーー、恥ずかしいな。奥さんに見つからないようにしてよ」と言って紺のパンティーを僕に渡してくれました。
「ありがとう。一生の宝物にするよ。」と言ってゆかが渡してくれたパンティーを臭いました。
 すると「恥ずかしいから私の前で臭うのはやめて。」と言いました。

 あれからゆかには会っていませんが僕には宝物があります。絶対に見つからないところに隠してあります。これから時々出して思い出に浸ろうと思っています。
(一夜限りのアバンチュールより 2002/08/26 男性 会社員 35歳 A型)

 
 まさしく一夜限りの夢のような体験でしたね。きっとここで「今度またあってくれる?」とか言ってしまったらこの綺麗な思い出のなにもかもがぐちゃぐちゃになるんだろうなあ。ま、せいぜい奥さんにパンティーを発見されませんように。

 
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