「お金があったら、こんなところでこんな男と一緒にいたりはしない。きちんとしたホテルに泊まる。そうじゃないのかい?」 |
バスルームの扉を開けたままで俺はシャワーを浴びた。 |
「さっきから何を言ってたの? シャワーとテレビの音で、何も聞こえなかった」と、アヤコは言った。 |
幸い彼女はバスルームの扉を閉めた。ホテルによっては、あるいは部屋によっては、バスの壁がガラス張りで中が透けて見えるところがあるが、このホテルはそうではない。 |
セックスだけが繰り返され、たまに無意味なそれ以外のシーンが何のコンセプトもなく登場するアダルトチャンネルは、今の俺の気分にそぐわなかった。チャンネルを変えると何かの舞台をやっていた。ミュージカルのようだが、オリジナルだろう。俺の頭の中にインプットされている著名な作品のどれとも違うようだ。 |
俺はアヤコの背中に手を添えて押した。アヤコは俺が何を欲しているのか察知して、俺の手の動きに従い上半身を起こした。 |
俺は上体を起こした。女の乳などこれまでさんざん吸ってきたというのに、アヤコの乳首は特別だった。吸い付いて舌で転がし、そして乳房に顔をうずめたい衝動に駆られた。 |
アヤコの蜜壷はどんな風になっているのだろう。 |
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