ささやかな反抗 |
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あたしは目隠しをされている。もちろん全裸である。ホテルのスイートルームを貸し切った乱交パーティー。あたし以外には4人の女と5人の男。 この集まりにあたしを誘ったS男は、あたしのボーイフレンドの一人。S男は結婚していて、あたし以外にもガールフレンドが何人かいる。そして、こんなパーティーにもあちこちと顔を出している。普通にサラリーマンというのは表向きの顔で、裏では何かで儲けているらしい。男の人が派手に女遊びをするにはそれなりの資金力が必要だ。あたしが唯一援助交際をしている相手は月2回で5万円くれるが、お小遣いの半額をあたしに貢いでいると言った。だとすれば月10万円が自由に使えるだけの収入があるサラリーマンである。あたしは夫にそこまでの小遣いなんてとても渡せない。 S男はあたしのおまんこが相当使い込まれていることを見抜いた一人で、「だったら、乱交とかもやってみないか?」と、常々誘われていた。興味はあったけれど恐怖心が先に立ち誘いをずっと断っていた。けれど、真由美に誘われた4人プレイがあまりに良かったので、あたしから行きたいとS男に言った。 目隠しは単純なアイマスク。「取りたかったらいつとってもいい」と言われていた。「でも、夕貴なら、そういうプレイもハマると思う」 事実はまってしまった。誰のモノかわからないちんちんをくわえ、顔面に精液をかけられる。かと思ったらしばらくだれも相手にしてくれない。男女同数だから、ひとりの女を複数で責め立てると、女があまってしまうのだ。放置されているあいだ、あたしは暗闇の中でじっと耳を凝らす。やがて男達の矛先があたしに向けられ、次々と突き立てられる。 このグループは女性も会費を払わなくてはならない。会費欲しさに見知らぬ男に身体を売る。 |
いよいよ夫の出張が近くなった。この日は外泊してもいいやと思っていた。初期の頃から続いているボーイフレンドP男と一緒に旅行に行こうと心に決めていた。P男とは長いこともあって単なるセックスフレンドではなく、セックスもするけれど良いお友達という関係だった。高校生のカップルが親に内緒で旅行に行く、そんなワクワクドキドキに近い感情を私は抱いていた。 でも、P男から断られた。「外泊はまずいよ。夜、出張先のご主人から電話がかかってきたら、どうするの?」 その通りだった。何時になっても電話に出ない妻。いくら何でも疑われるだろう。 「俺が泊まりに行こうか?」 「お互いの家を訪ねるのはルール違反でしょう?」 つとめて冷静に言ったつもりだが、声が震えていた。主人が家にいるときに男が押し掛けてくる。そんなシーンが目の前に広がり、絶望的な気分になったのだ。 「怖い顔をするなよ。冗談だよ」 |
あたしは転送電話の手続きをした。これで自宅にかかってきた電話をあたしの携帯電話に転送することが出来る。携帯電話をあたしが持っていることは夫には秘密にしていた。浮気専用の電話だから。でも、携帯のことを夫に言った。なぜなら、こちらが携帯電話であることが電波の状態によっては相手にばれてしまうからだ。ならいっそ説明しておいた方がいい。 「出張してると、いつ、どんな用事であたしに連絡したくなるかわからないでしょう? そんなときに、買い物とか行ってたら困るじゃない」 「そこまで大げさにしなくても」 「だって、もう契約しちゃったもん」 外泊中、真夜中に電話がかかってきたら、「あら、転送を解除するのを忘れていたみたい。携帯にかかってきたわ」とでも言えば済む。 真由美は「バカねえ。そんなことをしなくても留守番電話で十分なのよ」と言った。 「え?」 「旦那の留守中に変な電話がかかってきたら怖いから、ずっと留守電にしておくわ。あなたからの電話だったら、こっちからかけ直すから。そう言えば済んだのに」 「外出してたらどうしようもないじゃない」 「外出先からでも留守番電話は聞けるのよ。リモートコントロールとかいって、プッシュホンの公衆電話から自宅にかければいいの」 「知らなかった・・・」 |
夫が出張に出かけた朝、あたしは食卓の上に書類が残されているのに気が付いた。大判の茶封筒。すぐに電話がかかってきた。会社を出るのは午後になってからだから、なんとか午前中のうちに届けてくれないか。あたしは「いいよ」と言った。 この時既にあたしの中にある期待が芽生えていた。ラッシュが終わらないうちに出かけよう。久しぶりに痴漢にあえるかもしれない。 いくら若く見えるといっても、もう30だ。ちょっと色仕掛けをしておかないと手を出してもらえないかも知れない。あたしはハーフカップのブラをつけた。胸が大きく空いた服を着るときなどにつけるブラで、胸全体を包み込まない。下から支えるようになっていて、上の方は乳房があらわになる。襟付きのピンクのシャツを着て胸のボタンをひとつ多めに外す。スカートはふわふわしてめくりやすい生地のものを選んだ。もちろんミニ。下着は付けない。 久しぶりの通勤電車にメロメロになっているうちにブラジャーがずれた。乳首がはみ出している。直そうにも手が動かせない。 あたしのすぐ隣の男が妙な動きをした。電車の揺れにあわせているようで、違う。来るか! そう思ったが、男の餌食になっているのは女子高生だった。俯きながら身体をよじっている。けれど、おいそれと痴漢から逃れられない。それどころか、混雑した電車の中で無理に身体をひねろうとするから、事情を知らないスーツの男にジロリと睨み付けられた。 電車のドアが開き、乗客が降り、新たな客が乗る。それに乗じて男は女子高生にさらに密着しようとする。あたしはエイ、とばかりにふたりの間に身体をねじ込んだ。 女子高生はあからさまにホッとした顔をした。痴漢は「何するんだ、このやろう」と言いたげだ。だが、もちろん言えるわけがない。あたしと痴漢は向き合っている。あたしの乳首がブラからはみ出しているのに気が付いて、痴漢はニヤと笑った。 男の手はあたしの太股をなで回す。毛むくじゃらのでごつい指。感じさせてあげようという気遣いなど全くなく、痴漢はただただ自分の性欲を満たすためにあたしを触る。でも、だからこそ、感じる。 あたしが抵抗しないのを確認してから、手は中心部に向かってくる。足と足の間に痴漢の手が触れ、手は一瞬止まった。あたしは痴漢と目を合わせる。痴漢は信じられないという表情になる。あたしはニコッと笑う。それからはされるがままだ。十分に濡れていないおまんこを乱暴に引っかき回されて、興奮が身体を駆け抜ける。腰がガクガクと震えて立っていられなくなりそうだ。 高校生の頃は簡単にイッてたけれど、まだその先があるのをあたしは知ってしまっている。膝を少し曲げて身体を低くすると、男の指がおくまでズンと突き上げてきた。だが、男にとって無理な体勢だったのだろう。痴漢は顔をしかめた。手の動きが止まる。しかし、すぐに活動を再開した。 あたしのお尻にもう片方の手を回そうと努力していたが混雑のためそれはなかなか達成できない。やがて痴漢は諦めたようだ。そのかわり、男はファスナーをおろし自分のモノを取りだした。あたしの身体にこすりつけてくる。かけられたらたまらない。あたしは男のソレを手にとってしごいてやり、精液を掌で受け取った。電車が止まりドアが開くのを確認して、あたしは掌の精液を痴漢のスラックスでぬぐい取り、あわてて電車を飛び降りた。 |
伝言ダイヤルに「アナルセックスがしたい」というメッセージがあったので、「初心者だから優しく教えて下さい」と返信した。 真由美に貸してもらったバイブを持参して、まだこれしか入りません、と告白する。男はやさしく順を追ってあたしの身体を開き、ついにお尻に男を受け入れた。気が狂いそう。 |
夫から電話があり、客を連れて来るという。新しい支店開設のために頑張ってくれている部下だから、食事と酒をよろしく、とのことだった。 家にやってきた夫の部下は、夫よりも5つほど若く見えた。玄関先で彼は「いつもご主人にはお世話になっています」と礼儀正しく頭を下げた。あたしは戦慄した。この人・・・・ 何度めかの乱交パーティーの時に、逢っている! 他人の空似では決してない。肩の筋肉の付き方に特徴があり、あたしははっきりと覚えていた。彼のちんちんを口に含んだし、彼はあたしの中で出した。言葉を交わしてはいないので彼は気が付かないのだろうか。夫に続いて靴を脱ぎ、「失礼します」と玄関に上がってきた。特別な表情は何も浮かべない。 良かった。多分、気が付いていない。来客のためにいったん落とした化粧をやりなおしたけれど、それは外出の時とは違うメイクだ。服だって着ている。まずわからないだろう。あたしが彼を見てわかったように「一目見てピンとくる」というのでなければ。あたしは平静を装う決意をした。 玄関に立って「どうぞ」とあたしは作り笑いで彼を招き入れる。すれ違いざま、彼はあたしに「奇遇ですね」とささやいた。 |
居間にふたつのお茶を出した。夫と彼はナイター中継を見ている。台所に立つあたしは、膝がガクガクと震えた。ロクに手が動かない。料理がさっぱり先へ進まない。「おうい、まだかい?」と、夫の声がする。 あたしは気を取り直して、皿にチーズやポテトを盛り、ビールとグラスを用意して、取りあえず、出した。 「どうしたの? 随分時間がかかっているようだけど」 「だって、あなた。お客さんを連れてくるなんて、はじめてじゃない。緊張しちゃって」 声が震えないように気を付けながら、ゆっくりとしゃべる。 「お手伝いしましょう。僕は一人暮らしですから慣れています」と、彼が言う。 「おまえはお客さんだろ? いいんだよ、どんと構えていて」 「水上さんこそ、我が家じゃないですか。どんと座っていて下さい。料理は嫌いじゃありませんから」 「そうか?」 野球中継が気になるらしく、夫はビールを飲みながら、画面に向き直った。 台所までついてきた彼は、エノキをベーコンで巻いているあたしの横に立ち、あたしのお尻をなで回した。その手はやがて両足の間に進んでくる。そして、指をたててあちこちを突っつき回した。クリトリスの上だったり、ヴァギナだったり、アナルだったり。 「や、やめてください」と、あたしは小声で言い、彼の手首をつかんだ。 「隣には主人がいるんです」 「そう言えば奥さん、あのパーティーにはご主人以外の方と来られてたようですね」 「お、お願いです。あなただってこんなことが表沙汰になったら困るでしょう?」 「わかりました」 彼はあっさりと手を引っ込めた。ホッとした。 「僕だって、あなたと寝たことがご主人にバレたら色々とマズイですからね。でも、僕は独身で、あなたが水上さんの奥さんだなんて知らなかった。けれど、あなたはご主人以外の人と乱交パーティーに参加していた。バレた時により困るのは、アナタだと思いますけれどね」 そ、そんな。この男はあたしのことを脅迫するの? 「そんな怖い顔をしないで下さい。バレて何もかも失うよりも、楽しくこれからも付き合っていく道を選択しましょうよ」 「ど、どういう、ことよ、それ」 彼が何らかの交換条件を出そうとしているのは想像が付いた。けれど、それは、何? 自分の言葉さえきちんと発声できないほどにあたしは動揺した。 「あ、ああ・・・」 「大丈夫です。僕の言うとおりにして下されば悪いようにはしません。言うとおりといっても、もちろん無茶な要求もしません。僕はただ、あなたのような美しい人とこれからもお付き合いがしたいだけなんです。あの日、あなたはさっさと帰ってしまわれたでしょう? あの集まり、連絡先は本人同士が教えあわないといけないルールですからね。だから、あなたにもう一度あいたいという思いは日々募るばかりだったんですよ」 エノキのベーコン巻き、鶏の唐揚げ、海老のチリソース煮をようやく作った。彼に言われるままにあたしは夫と彼の酒宴に参加させられた。食べる物がなくなったので、あたしはピーナツを出した。その間、あたしは彼の命令に従った。その命令はただ一つ。夫をぐでんぐでんに酔わせることだった。あたしと彼の二人からどんどん酒を勧められて、夫はほとんど酩酊していた。 夫は脈略のない台詞を時々発しながら、テレビの画面の方を向いて、半分以上目を閉じていた。 「ほら、水上さん、また、1点。祝杯を挙げましょう。今日はもう勝ったも同然ですよ」 「あ、ああ」 渡されるままに酒を飲む夫。その横で彼はキスを迫ってくる。 「だ、だめよ」 「奥さんこそ、僕の言うことをきかないとダメですよ」 「でも、ここには夫がいるのよ」 「あれだけ酔っていたら関係ないです」 「ね、せめて眠ってからにして」 「だめです。酔っているとはいえご主人に見られながら他の男に唇を与える。素敵でしょう?」 無理に唇を奪われた。あたしも多少は酔っている。「素敵でしょう?」と言われて、「そうですね」と答えそうになる。夫がチラリとあたし達の方を見たような気もしたが、興味なさそうにまたテレビの画面を見る。しかし、ほとんど夢の中状態だ。試合経過をきちんと理解はしていないだろう。2・3度夫はいびきをかく。そして、また、うっすらと目を開けた。 彼はあたしのエプロンの下に手を入れてくる。首から下げるタイプのエプロン。その下で何が行われているかは見えない。キスよりもまし。あたしはホッとしてされるがままになっていた。 「奥さん、動かないで下さいね。怪我しますよ」 彼は手にアイスピックをつかんでいた。エプロンの下のTシャツに彼はアイスピックで穴を開け、その穴に指を突っ込んで徐々に大きくすると、やがて一気に力を込めてシャツを引き裂いた。盛大に布の裂ける音がして、ノーブラだったあたしは、エプロンの下で全裸になった。 |
夫がまた出張に出た。あの日、夫が眠る同じ部屋であたしを抱いた夫の部下も、同行している。彼は本人が言うように確かに無茶なことは何一つ言ってこなかったが、夫の目を盗んでセックスさせられた。あたしははじめて「ああ、夫を裏切っているんだ」という思いにさいなまれたが、それがより興奮を高ぶらせる材料になることに気が付いた。 けれど、半ば脅迫まがいのセックスはあたしの気を重くさせていた。だから、彼が夫に同行していると知って、心が軽くなった。あたしは自由だと思った。 転送電話と携帯電話の仕掛けがあるから安心してとP男を説得して、あたしたちは2泊3日の温泉旅行に出かけた。P男は目的地に着くまで我慢できず、車の中で求めてきた。もちろん応じるあたし。身も心も軽くなっていて、だかれると開放された。 部屋出しの食事は、あらかじめ全部セッティングさせて、仲居を下がらせるた。全裸に浴衣を羽織っただけのあたし達は、食事をしながら相手の身体もむさぼった。あたしは胸にもずくを載せられた。P男はそれを舐めるようにして食べ、あたしは下からジュースを吹き出した。 火照った身体に浴衣をまとい、部屋の片隅でお互いの秘部に手を伸ばしてまさぐり合いながら、食卓がかたづけられて布団が敷かれるのを待った。仲居の目にはあたしたちのことが異常性欲者とうつっただろう。そう思うとまた濡れる。 二日目の夜はさらにエスカレートした。あたしは目隠しをされ2本のバイブをふたつの穴に突き刺したまま、縄で縛られた。P男が希望したことだった。イヤなら断っていいと言った。夫の出張はしばらく続くはずだったので、それまでに縄の後は消えるだろう。あたしはP男に「好きなようにして下さい」と言った。 きつく縛られれば縛られるほど、身体を痛めつけられれば痛めつけれれるほど、あたしはP男の愛の深さを感じた。緊縛から解放されたあたしは狂った雌になっていた。P男が行う全ての行為に極限の恍惚を感じていた。 |
セックスの余韻が冷めない。キリキリと締め上げられた部分が性の悦びに満ちていた。肌のあちこちに痣が残っている。痣が疼く。あたしは家の近くまで車で送ってもらった。歩くたびに疼く痣があたしを平常心ではいられなくしたからだ。疼くごとに体が熱く燃え上がる。それは妄想かも知れない。けれど確かにあたしの身体の中にしっかりとそれは刻印されていた。 あたしは家に入ると、服を脱いだ。肌の痣と服が触れる度に身体の奥に封じ込められた官能が呼び覚まされるからだ。一挙手一投足ごとに感じていたらたまらない。 一糸まとわぬ姿になって、あたしは床に横たえた。フローリングの冷たい感触が肌に心地良い。ゆっくりと、本当にゆっくりと冷めていく。 ふうーと、長いため息をついた。ちょっと放心状態。 その時、ガタガタッと玄関の戸を揺さぶる音がした。あたしはハッとして立ち上がり、思わず胸を両手で隠した。鍵は? うん、鍵はかけている。遠慮を知らないセールスマンでもやってきたのだろうか。 そうではなかった。カチャリと音がして、鍵が開けられる。泥棒? 強盗? こんな鍵はちょっとした道具で開けることが出来ると聞いた。チェーンは? かけていない。 せめて慌てて服ぐらい着るべきだったのだろう。けれど、動けなかった。 扉が開く。そこにはあたしの夫の姿があった。 「お、おまえ・・・」 風呂上がりなど、バスタオル一枚でうろついていることは珍しくない。夫の前で着替えたりもする。鍵のかかった家の中であたしが裸でいることは不自然ではないだろ。 でも、あたしの身体はSMプレイで尋常な状態ではなかった。 |
「あう、あううう〜〜〜」 「しょうがないなあ」 夫は車を止め、後部座席に転がされているあたしの猿ぐつわをほどいた。 「おしっこ。おしっこ漏れる・・・」 情けない声を出すあたし。夫は車を降り、後部座席の扉を開けた。 「降りて、ここですれば?」 あたしは縄で縛られている。アロハシャツ一枚。下半身はむき出し。国道の路側帯。ひっきりなしに車は行き交っている。 「え? こんなところで・・・」 「そうだよ」 「みんなに、見られる」 「いいんだよ。夫の俺が許可する。それとも、しないんだったら車を出すぞ。先は長い」 夫はあたしの両足首をくくっていた紐をほどいた。 あたしは諦めて車を降りた。国道の脇は草むら。あたしは草むらに向かって、つまり国道を背にしてオシッコをした。 再び車は走り出す。 「そろそろ昼御飯にしよう」 アロハシャツの裾からはお尻が見え隠れする。じっと立っていればその下にミニスカートかパンツを身につけているように見えるかも知れない。けれど、ふとした弾みでわずかにアロハの裾がめくれれば、肌があらわになる。割れ目に沿って食い込んだ縄が人の目に触れる。 「お願い、縄は・・・・」 「恥ずかしいのか? しょうがないな」 車の中で縄をほどかれた。「だけど、アロハ一枚だぞ。他には身につけちゃダメだ」 「いいわ」 ノーパンノーブラでツレ歩かれている女。まだその方がましだ。身体に縄が食い込んでいることを気付かれる事と比べればちっとも恥ずかしくない。 「そのかわり、これを入れて行け」 夫はあたしのおまんこにコードレスのバイブを入れた。 「お願い、スイッチは入れないで」 「それはわからないよ」 こんなことはもう慣れっこだ。夫と二人で買い物に行く。不意に夫がバイブのスイッチを入れる。あたしは必死にこらえる。夫はバイブのスイッチを「強」に切り替える。あたしはその場で立ちつくす。太股をジュースが流れる。専門店でしか手に入らない特製のバイブで、変態仕様。うねりの激しさも振動の強さも通販ごときで買える代物とは比べものにならない。夫が「最強」にスイッチを切り替える。あたしは立っていられなくなり、その場にしゃがみ込む。ノーパンミニスカ。前屈みになれば後ろからはお尻が丸見え。度重なるアナルセックスでただれた菊がだらしない。のけぞれば前からバイブの突き刺さったおまんこがぴくぴく震えてよだれを垂らしている様子が見て取れる。夫はこんなことを近所のスーパーマーケットで平気でやる。 今日の目的地は、あたしの家に上がった唯一のセックスフレンド、夫の部下。その彼が所有する別荘だった。正確には、彼の親の持ち物だ。 あたしは別荘で繰り広げられる3Pに期待に胸を膨らませながら乳首をおっ立てて、バイヴの振動に絶えながら美味しいご飯を食べた。上の口と下の口、両方から涎を垂らしながら。 |