四季 four seasons
=2= 辺境惑星の反乱(5)

 


 司令室の中央の一段高くなったところ、司令室全体が見渡せるその位置に僕たちはいた。ブランモン大佐、僕、そしてアスイ先生だ。
 ビー、ビー、ビー。
 フィーン、フィーン、フィーン。
 ピッ、ピッ、ピッ、ピッ。
 様々な警報音やブザーが鳴り、声が響く。
「第21惑星、残存兵力確認終了。一個中隊です。最小限のディフェンスに絞った配備と断定」
「第22惑星に第3艦隊配備まで、約6時間。あと2時間で配備前フォーメーション完了です」
「セブンの包囲は着々と進んでいるな。キミの作戦通りだよ、ベッシャー君」
 司令室全体にまんべんなく視線を投げかけていた大佐が、膝をかがめて視線の高さを僕に合わせてから、言った。

 第21惑星、人の住む星に限定したナンバリングではセブン、すなわち反乱を起こした惑星である。第21惑星から第24惑星まで4つの星は、ほぼ等間隔に同じ軌道上を周回している。戦時下はこの4つの星全てが軍事基地として機能していた。
 国家間戦争が行われていない現在、それは縮小されて、第21惑星(セブン)のみに軍隊は駐留し、人々はくらしているが、第22〜第24惑星の基地が放棄されたわけではない。単に、「今、使っていない」だけである。
 この使っていない星のうちのひとつ、第22惑星に艦隊を配備する。これは何を意味するか。「第21惑星なんかなくったって、痛くも痒くもないんだよ」ということを示すものであり、同時に最低限のディフェンス部隊しか残っていない第21惑星(セブン)を殲滅することなどたやすい、ということでもある。
 ただし、実際に第3艦隊を第22惑星に配備までしてしまうと、どうなるか。
 これは明らかに第21惑星(セブン)、すなわち第5艦隊への挑発である。話し合いで解決しようとする試みを覆すことになってしまう。そこで、僕が立てた作戦は、「配備前フォーメーション」で留めておくことである。あくまで話し合いを見守る、だが、有事の際はすぐに軍事行動に移れる状態にしておく、ということなのだ。これが牽制で済むか、実際に戦闘が繰り広げられるかは、相手の出方次第だ。

「彼ら第3艦隊は、明後日には帰還の予定でありました」
 中央指令台にトコトコと歩み寄って来た中年男に、僕は見覚えはない。
「やむをえんだろう」と、大佐が返事をする。
「他に方法はなかったのですか? 辺境警備からの帰還途中だったのですよ。辺境警備に対する手当てがいくらか、大佐はご存知ですか?」
「すまん。が、こらえてくれ」
「しかも、『戦闘準備形態』での待機ですからね。準備形態をとり、それを解除するだけでも、いったいどれだけの経費が……」
「だから! すまんと言っている」
 大佐の思わぬ大声に、文句を言いに来た男は沈黙した。
「こちらこそ、申し訳ありません。ただ、後のことを考えると、頭痛が……」
「わかっている。わかっているが、察してくれ……。私の頭痛の方が遥かにキツイんだよ」
「まあ、そうでしょうねえ」
 男はニヤリと笑って、指令台を降りた。

 そうなのだ。今回の作戦は、その地味さとは比べ物にならないくらい、金食い虫なのだ。
 なにしろ丸腰で大統領はじめ要人が反乱軍である第5艦隊へ向かう。平和裏に話し合いが行われればそれでいい。しかし、交渉を有利にすすめるための人質にされる可能性がないわけではない。あるいは、そのまま殺害されてしまうかもしれない。いずれの場合も、そうなったら残るは軍事行動だけだ。
 しかし、彼ら第5艦隊が帰るべき第21惑星(セブン)が、いつでも攻撃されうる状態にあったとしたらどうだろうか。あるいは、攻撃されないまでも、その役割を第22惑星に移して見捨てられうる状態であったらどうだろうか。拉致や殺害といった強行手段に訴える可能性は低くなるだろう。
 だがこれでは完璧ではない。自らの帰るべき星である第21惑星(セブン)を一時的に見捨てても、彼らにはもうひとつ方策がある。それがセンターの占拠、つまりバナール星系の乗っ取り、すなわち革命である。
 通常の戦闘ではこのようなことは起こりえない。しかし、センター占拠を目的として、ただ占拠部隊だけが生き残ればいいと割り切って突入してくれば不可能ではない。定型的な戦術に基づく攻防では明らかにこちらが有利だが、たったひとつの目的を達成するために、あらゆる犠牲をものともせず、なりふりかまわない侵攻をされた場合、むしろこちらは不利かもしれない。
 これに対応するための方法が「遷都」だった。

「大佐、秘密の地下シェルターにも司令室があると聞きましたが、それは事実ですか? それとも、人々を安心させるために流布されたデマでしょうか?」
「デマなわけないだろう。どうして、そう思った?」
「その場所は軍部の上層部しかしらない極秘事項。確かめようがありません」
「いざというときのためのシェルターだ。それがテロなどの被害を受けてみろ。いざというときに役に立たないではないか」
「もうひとつあります。全国民が避難するほどのシェルターなどありえるわけが無い。では、選ばれた人だけが避難できるのでしょうか? 過去、エンタテイメントの中ではそういう物語がいくつもありました。でも、現実にVIPとそうでない人を区別するのは不可能だと思うんです。なぜなら、VIPだけが生き残り、VIP以外の人が死に絶えたら、もはや生き残りはVIPではありませんよね? なのに、彼らは意識だけは相変わらずVIPです。汗する労働者がいなければ、VIPなんて意味はないでしょう? それどころか、もっとも生存能力の低い人たちと言えるでしょう。フィクションだって、VIPだけが生き残った世界を描写したものなんて、これまでにないんじゃないですか? つまり、一部の重要な人たちだけを保護するというのは、実はとてもナンセンスなことなんです。もちろん、こんな簡単なことはすぐにわかるはずです。だから、シェルターなんて無意味だ、存在しない、と」
「なるほど、一理あるな。だが、全国民が避難可能なシェルターが存在してるとしたら?」
「ま、まさか!」
 シェルターは、少なくとも設計時点で想定しうる、核を含む最も強大な攻撃に耐えるもののはずだ。かつ、その中で数年は生き延びねばならない。備蓄食料にしても燃料にしても、あるいは空気や水の浄化装置にしても、全国民の分となれば並大抵ではない。
 しかし、予算さえあれば、物理的に不可能というわけではないだろう。
 僕は、大佐を凝視した。大佐はなんとこたえるろう。
 冗談だよ、そんなものありえるわけがない、だろうか。それとも、ちゃーんと用意されているんだよ、だろうか。
 だが、大佐の答えは、どちらでもなかった。
「残念ながら、大佐ごとき階級のものには、シェルターの実態までは知らされていない。だが、シェルターの中には、臨時にセンター機能を持たせることの出来る司令室があるのは事実だ」

 僕と大佐の間で事前に交わされた会話。
 民間人までが避難できるシェルターが実際にあるかどうかは問題じゃない。僕の作戦に必要なのは、まさしくシェルターの中に臨時にセンター機能を持たせることの出来る司令室があるか、どうかだ。
 僕は、その司令室への遷都を作戦に含んだ。万が一、センターが第5艦隊に占拠されたときのためだ。
 何も手を打っていなければ、センター占拠イコール革命の成立である。しかし、事前に中枢をセンターから臨時の司令室に移してあれば、そこはただの箱である。コンピューターはダウンしてるし、いっさいのデータも抜き取ってある。外部とのアクセスも不能。唖然とする占拠部隊。そこを包囲すればいい。あっという間にカタがつく。

 この作戦は物議を醸し出した。まずは予算である。何をするにしても金がかかる。しかし、軍議で採決されたのだから仕方ない。問題はその後だった。
 システムやデータは常時、シェルターの司令室にコピーされているからわざわざ移設の必要は無い。しかし、人の移動が大変なのだ。しかも、内部のレイアウトまでが全く同一というわけにはいかない。同一どころか、まったく違う。同じなのは機能だけだ。シェルター内部なので司令室そのものも相当狭く、機能性も低い。しかも使い慣れていない。そこへ、訓練などとは程遠い作戦指令を与えられるのである。スタッフは混乱の坩堝に叩き込まれるのをかろうじて踏みとどまっていた。
「もういや、こんな司令室! 狭いくせに、手の届くところに常に使うセッションパネルがないのよ!」
「パネルがなんだ。データー呼び出しのアクセスコードがなんで違うんだ!?」
「きゃああ〜〜。この段差! コーヒーひっくり返しちゃった」
「2階級上の上司がどうして隣にいるんだよ」
「認知した。認知したつーの。誰か警報、止めてくれ!」
 機能は全く同じはずなのに……。計器類のレイアウトが変わっただけで、オペレーターはこんなに混乱するものなのだろうか。僕は不思議に思った。こんなときのための訓練ではないのか? それとも、センターでの訓練に習熟しすぎて、勝手の違う臨時司令室では身動きがとれなくなってしまっているんだろうか。


 司令室の混乱が嘘のように、作戦は順調に進んだ。
 本星に進軍してきた第5艦隊には、大佐の直属部隊であるガード特務隊が正対し、その後方に第8艦隊が待機した。近接戦闘用の武器では届かず、遠距離砲を放つには近すぎる、微妙な間合いを挟んでいる。もちろん遠距離砲で相手を叩くことは出来るが、遠距離の敵を狙い撃つには相応のエネルギーが必要である。それだけのエネルギーが近距離プラスアルファ程度の敵に命中・爆発すれば、砲を放った側にまで爆発・霧散した破壊エネルギーが跳ね返って届いてしまうのだ。すなわち、相討ちだ。
 このなんともいえない「睨み合い」の中、要人を載せた丸腰の旅客船が第5艦隊へ向けて出発した。

 問題は、「誰を行かせるか」であった。
 星系でひとつの国家を形成するバナールには、国を代表する人間に、国王、大統領、首相、総裁、大神官、バナール軍最高司令官の6人がいる。
 国王は世襲制で、象徴であり、実質権力を伴わない。しかし、形骸化されているとはいえ、大統領、首相、総裁、大神官のいずれも任免するのは国王である。これら4人が正当な方法で選出されたとしても、国王は任命を拒否することが出来る。例えば、首相は与党の代表者がその任につくが、これが国家的犯罪者だった場合、党内選挙で当選しても国王から任命されない。これにより、与党が自らのメリットのために、考えを同じくする党員を巻き込んで、数の論理で犯罪までも容認し暴走してしまう。そういったことを防ぐのが狙いである。大統領、総裁、大神官にしても同様だ。
 大統領は国民の直接選挙で選ばれる。最高権力者である。しかし、大統領に立候補するには国会議員である必要がある。つまり、無所属で無い限りはいずれかの党に所属していることになる。そして憲法で、大統領は党の代表者、すなわちナンバー1であってはならないと定められている。従って、党内の序列は通常ナンバー2、場合によってはそれよりも下になる。
 首相は与党のナンバー1が自動的にその地位につき、総裁は野党各党の代表者の中から1人が選ばれる。
 大神官やバナール軍最高司令官は政治に口を出すことは出来ないが、それぞれの世界には相応の支持者がいる。従って、国政への影響力は少なくない。国会議員との兼任が認められているので、信者や軍人の票を取りまとめすることが出来れば、国民の直接選挙で選ばれる大統領の地位に就くことは可能なのだ。ただし、大統領は他の地位と兼任できないので、その段階で大神官や軍の最高司令官の地位をナンバー2に譲ることになる。とはいえ、それは名前だけだ。実質自分たちの最高位の人間が大統領になれば、メリットは計り知れないだろう。
 大統領、首相、総裁の議会内での地位は、一般の国会議員と変わらない。一票はあくまで一票である。拒否権もない。だが、その思想や発言の影響力はそれぞれに大きい。立場の違うリーダーが複数名立つことによって、この国の政治は微妙なバランスが保たれていた。

 さて、誰が行くか、である。
 実質権力の伴わない国王と、軍人である最高司令官は外された。残りの4人、本来なら全員で行くべきかもしれない。誠意を見せるためには全員で行くべきであろう。しかし、それではリスクが多い。全員が人質となってしまった場合、指導者が不在になってしまう。国王や軍人では国の指導者足り得ない。つまり、誰が行くか、ではなく、誰が残るか、の議論である。
 結局、総裁が残ることになった。行政の失態は、最高権力者である大統領と、与党の代表の首相の責任である、という論法だ。
 大神官が行くべきかどうかは意見が別れたが、同じ宗教を持つ同じ国家の内部での争議である。大神官が行くことによって解決する道もあるかもしれない、ということになった。

 同じ頃、ハイパーワープなどの特殊技術を持つ第14艦隊が、秘密裏に行動を開始していた。
 要人が旅客船で向かうのは第5艦隊の旗艦だが、その船の周囲を完全包囲した形でワープアウト出来るように、座標がセットされつつあった。
 少しでも計算が狂えば、艦同士が重なった座標にワープアウトしてしまう。万が一そうなれば、二つ以上の物質同一地点に同一時刻に存在することになる。すなわちそれは瞬時の相互崩壊を意味する。従ってこれは非常にデリケートな作業なのだ。
 ワープアウト後は全体を強固なバリアーで囲み、その間に要人を救出、かつ第5艦隊旗艦の乗組員を白兵戦で殲滅する作戦だ。同時に、ガード特務隊と第8艦隊が、第5艦隊との戦闘を開始し、第3艦隊が第21惑星(セブン)を軍事的に制圧する。

「つまりこの作戦は、正面に現れた敵と戦うという単純なものではなく、多くの部隊と人が、様々な局面を想定しながら同時展開する、きわめて高度な作戦だ。その作戦の指揮を大佐の俺が執るなんてな」
 ひとつの艦隊の長は少将以上、ふたつ以上の艦隊を指揮するのは中将以上、というのが通例だ。少しばかり重苦しい表情をたたえる大佐の隣で、僕はワクワク感がこみ上げてくるのを抑え切れなかった。
 なにしろ、実質僕の指揮で、3つの部隊とガード特務隊、そして政府の要人が動くのだ。
「大佐、この作戦が成功すれば、階級があがりますね」
 脳天気に口走る横で、「冗談じゃない」と大佐は返事した。
「他国との予想しえない戦闘ならともかく、所詮部内の不祥事の処理だぞ。それにこれだけの金と物と人を動かしたんだ。あちこちから大量の苦情書が届くに決まってる。成功したって非難轟々、もちろん俺は始末書さ。失敗したら……どうなることやら」
 しかし僕は、相変わらず脳天気に「では、成功させましょう」と言った。
 成功すれば、誰も傷つかずに戦闘が終わるのだ。いや、そもそも戦闘にならないのである。


 結論から言うと、作戦は成功を収めた。
 ノーガードで大統領達が第5艦隊に向かったところで、今回の騒動は解決したといっても過言ではないだろう。
 全く予想だにしなかった事態が起こったのだ。
 大統領たち要人を乗せた旅客船が、第5艦隊とガード特務隊の睨み合いが続く宇宙空間にポカリと吐き出されたその直後、第5艦隊からも武装解除をした偵察艇が放たれ、大統領の乗った旅客船とドッキングしたのだ。
 そして、そこで和議がなされた。

 戦闘が始まれば、どちらにどれだけの被害が出るかはともかく、最終的には圧倒的に軍事力に劣る第5艦隊側が負けるのは明らかである。なにしろ、本星側は、全部で14の艦隊を持っている。第5艦隊を除いても13艦隊。これだけを相手にして勝てるわけが無いのだ。
 唯一勝利をおさめる方法はセンターの占拠だが、我々が遷都などしておらず、仮に革命に成功したとしても、そのあとまともに治世することなどほとんど不可能に近かったろう。軍事面だけをとっても残る13の艦隊が新政府に従うとも思えなかったし、人民も掌握できまい。なにしろ、多くの国民は第21惑星(セブン)の我がままに辟易しているのだから。

 和議の結果、出された共同声明は「セブンのあり方についてはこれからも継続協議をしていく」というものに過ぎなかった。
 しかしこれは、「セブンのあり方は既に決している」という今までの当局の考え方からは一歩前進したわけだ。
 かといって、セブンの人達の要求がいずれ受け入れられる保証などは、どこにもないのだが。

「苦労したよ」と、大佐は言った。
 事がおさまった後、僕は大佐の自宅に招かれた。大佐婦人が入れてくれた紅茶と、手作りのクッキーをよばれながら、僕は大佐の苦労話を聞く。
「平和的話し合いのためとはいえ、大統領達をノーガードで敵艦へ向かわせるなんて、前例がないからな。キミの恩師が大統領の同級生だったからウンと言ってくれたものの、本人が良くても取り巻きは黙っちゃいない」
 大佐は少し痩せたようだった。
「すいません……」
 自分の立てた作戦が実行されたという興奮から冷めた今、僕は本当に大佐には申し訳ないことをしたと思っている。
「僕は知らなかったし、キミも知らなかったと思うけど、最後の最後、土壇場になって、大統領などに影武者を立てようということになったらしい」
「そんな馬鹿な。交渉に行ったのは、全て本物だったんでしょう?」
「ああ。一度は軍議で決したことだからね。身代わりを立てるなど、軍議の決定を覆すことになる。それは許されない。そう進言した者が現場にいたそうだ」
「偽者が行ってたりしたら、最悪の結果でしたね」
「そうだな。偵察艇にはセブンの最高責任者が乗っていたからな。顔を合わせれば大統領が本物かどうかなんてすぐにわかる。もし、偽物だったら、、、、」
「即、開戦、と」
「気軽に言うなよ」
「はは、すいません」
「それはともかく、各所からは苦情の嵐だよ。多くの金が飛んで行ったからなあ」
「でも、おかげで金以外の、何も失わなかったじゃないですか」
「それはその通りだが、第22番惑星に配備準備した第3艦隊も、遷都も、ガード特務隊の後ろに控えさせた第8艦隊も、精密なワープ準備に追われた第14艦隊も、全て無駄に終わった。結局どれもこれも必要なかった。金と物と人がただあわただしく動いただけだからな」
「結論から言えばそうですけれど、作戦成功のためには、二重・三重の保険を掛けるべきじゃないでしょうか」
「ああ、わかってる。わかってるよ。そういう作戦をたてるキミだから、頼んだんじゃないか。だが、所詮は全て結果だからな。まったく、俺が言う台詞じゃないが、大人はそこんとこをわかってくれない」
「はは、確かに大人の大佐が言う台詞じゃありませんね。でも、何につけても『大人はわかってくれない』には、同意します」
「何が同意します、だ。バカ野郎」
 大佐は振り上げたこぶしを、軽く僕のおでこにコツンと当てて、そして愉快そうに笑うのだった。




続きはしばらくお待ち下さい。

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