「トーコ、あの話、本気にしていいの?」 「あの話って?・・・あん」 服の上から乳首をつままれて、わたしは声を漏らした。既に自分がエッチモードになっていることを自覚する。彼は胸をまさぐることなく正確に乳首を狙うことが出来る。わたしの身体を熟知しているのだ。 わたしと彼のマーキーは、彼の部屋にいた。彼の両親が外出しているところを見計らって彼の家に遊びに来たのだ。もちろん彼とエッチをするために。 彼にされるがままにわたしは裸になった。されるがまま、といっても、もちろん彼が脱がしやすいように、協力したのはいうまでもない。ショーツ一枚になったわたしは、逃げるようにベッドにかけあがり、布団に潜り込んだ。マーキーも服を脱ぐ。その間にわたしは布団の中でショーツを脱いで、ベッドの端から手だけを出してそっと床に小さな布をおとした。 彼は目の端でそれを捉えたらしく、さっさと全裸になって、わたしの横にやってきた。 学校のトイレとか、放課後の教室とか、誰もいなくなった部室とか、夜の公園とか、そんなところでばかりでセックスしているわたし達にとって、彼の部屋で暖かい布団にくるまって肌を密着させ、ゴロゴロと甘えるのは滅多に無いことだった。だから、とても気持ちがいい。 向かい合って横になり、お互いの性器をいじりながら会話するのは、この上ない幸せのように思えた。しかしこうしてゆったりとした時間を過ごしていると、例えばトイレの個室などにエッチするためだけに閉じこもり、早くおわらないと誰かに見つかっちゃうよという緊張感に包まれながらひたすら昇り詰める為だけに腰を振りまくるあの瞬間の激しさが、とてつもなく愛しいものに思えたりもした。 わたしとマーキーはたっぷりと感じ合った。そして、余韻に浸りながら触りっこをする。 「で、さっきの続きだけど・・・」と、マーキーは言った。 「なんだっけ?」 「だから、ソフトボール部の合宿について行ったら、1年生とナマで出来るって言う話」 「本当だよ。でも、先輩の彼が先にやってからだけど」 「なあんだ」 「じゃあ、やめる?」 「もちろん行く。だって、彼女公認で浮気が出来るんだから」 「浮気じゃないよ。ただ、するだけ」 「それでいいよ。中で思いっきり出していいんだろ?」 「まあね」 「トーコはナマであんまりやらせてくれないし」 「だって、一度堕ろしているし・・・」 「・・・・」 「だけど、本当に行くの? わたしもそうやってヴァージン失ったのよ。毎日毎日、輪姦されて。そういうの目撃して、ショックうけない? わたしのこと、嫌いにならない?」 「今は俺だけなんだろ?」 「そうだけど・・・」 「だけど、なんだよ」 「きっと、またわたしも先輩のボーイフレンド達にまわされるよ。我慢できる?」 「だからって、俺が行っても行かなくても、そうなんだろ?」 「まあ、そうだけど」 「だったら、俺だっていい思いさせてもらわないと」 「・・・『いい思い』って・・・、ふうん、マーキーって、そんな風に考えるんだ」 「なんだよ、それ」 「まあ、いいけどね。わたしが色んな男とやりまくってるのに、マーキーだけにいい子でいてもらおうなんて、虫が良すぎるもの」 「気分の悪いこと言うなよ」 感情的にはスッキリと納得できないものを感じながらも、わたしの指で大きくさせられたマーキーは、やはり彼の指でたっぷりと潤ったわたしの中に入ってきた。 あん! 感じるゥ! ただ激しく腰を振るだけだったマーキーも、もうすっかり緩急リズムをつけてわたしをより感じさせることを覚えていた。 わたしは彼の背中に手をまわした。 身体が気持ちいいことをタップリと覚えてしまっているわたし達。苦い感情を多少抱いたところで、快感に逆らうことは出来なくなっていた。 |
春合宿への準備が着々と進んでいた。わたし達、新3年生(今はまだ2年生)は、いくつかの班にわかれて仕事を分担する。トレーニングのメニューを作成して必要な備品を事前に送ったり手配したりするのが「本班」。合宿の主目的はもちろんトレーニングだから「本」なのだろう。 「渉外班」は先輩達や宿との折衝を担当する。わたしは「生活班」になった。事前に準備することはあまりなく、合宿中に新2年生を管理するのが役割である。 わたし達の学年は6人しかいないので、二人づつで担当した。わたしと一緒に生活班を担当するのは緒方直美だ。直美とわたしはいわばセックス仲間。最近はマッキーが嫌がるのでしていないけれど、お互いの彼を交換したり、時には4人で入り乱れてセックスしたりした中だ。 わたしは直美と仲がいいから同じ班になったのだけど、直美が生活班になったのには理由がある。 去年の春合宿を前に、わたし達の学年で直美だけがバージンではなかったので、彼女は春合宿の内容を事前に知らされていた。先輩の中から一番好みの人とさせてあげるから協力するように、と言い渡されていた。 だから直美はある種の覚悟をして当日を迎えたのだ。誰か一人が「諦めたように」犯されたらその雰囲気が伝染して、少しはことがスムーズにはかどるのだという。 あれから1年。直美が後輩たちに同じ事をする。 「協力者は出来るだけ多い方がいいわ」と、直美は言った。 放課後の部室にわたしと直美は打合せと称して残っていた。 「うん」と、わたしは返事したけれど、あまり気が進まなかった。ある日突然、大勢の男たちによってたかって犯されて処女を失うのである。 わたしが正直に告白すると、「でも、後戻りは出来ないのよ」と、彼女は言った。 誰が何のためにこんなことを始めたのか、そして、誰にどんなメリットがあってこんなことが続いているのか、わからない。けれど、後戻りは出来ないのだ。わたしたちの乱れたセックスはある程度記録に残っている。その記録はOGの誰かが保管している。伝統を守らないとこれらは流出するのだと脅されている。 それに、全てをイヤイヤながらやってきたわけではない。わたしはもうすっかり淫乱になっていて、セックス漬けの生活に馴染んでしまっている。 部室の扉が開いて、直美の彼、後藤淳平がやってきた。 「ジュンペー・・・」 直美が小さくつぶやいて、手招きをした。わたしは何も口に出さなかったけれど、彼の姿を見ただけでアソコが熱くなった。ジュンペーが最後にわたしの中に入ったのは、もうどれくらい前だったろう。隣でわたしの彼が友達と交わっているのを見ながら、わたしは友達の彼に腰を突き上げられている。その状況にひどく興奮したのを思い出して、わたしは下着に染みを作った。 直美はスカートをめくってスルスルと小さなショーツを脱ぎ、四つん這いになった。淳平はズボンとトランクスを脱いだ。 「トーコ!」 彼は、わたしの名を呼んだ。それまでわたしの存在に気がつかなかったようだ。 「久しぶりじゃんか。今日はいいのか?」 マッキーが嫌がるのでスワッピングとかはもうしない、とわたしは直美とジュンペーに宣言してあった。にも関わらず、呼び出された放課後の部室にわたしがいるので、彼は少し驚いたようだった。 「ううん、ダメ。今日はわたし、教育係なの」 淳平よりもわずかに遅れて1年生の響木明日香がやってくる。そうなるように時間を指定して呼び出しておいた。明日香が処女でないことはわかっている。その彼女を協力者にしたてようとわたしと直美は画策していた。 まず、明日香に直美と淳平のセックスを目撃させる。逃げ出したりしないように扉に鍵をかけ、背中でドアをガードしながら、明日香を説得するのがわたしの役目である。 「なんだったら、ジュンペーにやらせてもいいわ」 「平気なの?」と、わたしは訊いた。 「何が?」 「だって、自分の彼が、目の前で他の女の子とやってるのよ」 「トーコだって、平気だったじゃない」 「まあ、そうだけど」 と、これは2日前のやりとりだ。 でも、今は平気でないかもしれない。 |
下半身剥き出しのジュンペーはペニスをそそり立たせて、直美ではなく、わたしに近付いてきた。 「な、なに?」 「手で触るだけならいいだろ? ちょっと勢いつけてくれよ」 ほんの数ヶ月前までわたしをよがらせてくれていたカワイイ奴を目の前にして、わたしは断ることが出来なかった。 「いいわよ」と、直美が言った。「してあげて。トーコさえよければ」 わたしはジュンペーの先端部分を掌でつつんだ。5本の指先をカリにひっかけて、亀頭とカリを同時に愛撫した。 「うう。いい・・・」 腰をかすかにのけぞらせながらジュンペーはうめいた。 わたしはもう片方の手でペニスの中ほどを握り、ピストンさせた。 ジュンペーの先端からはじゅるじゅるとラブジュースがあふれ、それがわたしの掌とジュンペーの先っぽの滑りを良くさせる。 極端に硬度を増し、ひくひくと小刻みに震えるジュンペー。 風を感じて扉の方を見ると、半開きの状態で明日香が立っていた。 しまった! タイミングがずれた。このまま彼女に逃げられたんでは計画が台無しだ。 「早く入って! 扉を閉めて! 鍵もよ!」 直美が立ちあがって叫んだ。 その剣幕に驚いたのか、明日香は言われたとおりにした。 「さあ、こっちへ来て!」 明日香は小柄である。その彼女が不安げな顔をしながらガクガクと頷き、小刻みに直美に駆け寄る姿はとても可愛らしかった。 不釣合いなほどの巨乳がゆさゆさと揺れる。 直美の後ろに半ば身を隠し、眉間にしわを寄せて何か怖いものをそっと伺うようにしてこちらを見る姿からは、2日前に直美からもたらされた明日香情報が嘘のように思えた。 「彼女の初体験は小6よ。ロリコンのおっさんに強姦されたらしいわ。彼が出来たのが中1の6月。相手は大学生だって。あの子、ちっちゃいけど妙に色っぽいでしょ。だから、高校生だって偽ってたらしいの。ロリコンオヤジに強姦された日から、毎日オナニーしていたんだって。セックスという存在は知っていたけど、実感がわかなくて、どっちかっていうとショックでボーっとしていたんじゃないのかなって思うんだけど、本人はあれがなんだったのかよくわからないっていうきっかけで、自分でやり始めたらしいのよ。だから、大学生とであった頃はすっかり自分で開発したあとで、それからしばらくは毎日セックスに夢中だったらしいよ。髪の毛で隠れてるけど、あの子みっつピアスしてるの。経験した男の数なんだってさ。3人目は誰か教えてくれなかった。きっと現在進行形だからなんだと思う。多分、同級生よ」 エスカレートしてフェラをするわたしを見つめる明日香は、とてもそんな風には見えなかった。奇怪な行動をとる別の生き物を見るような目だ。 |
わたしは床に仰向けになった。 「ジュンペー、舐めてあげるよ」 淳平はわたしの顔の上にゆっくりを腰を下げてきた。 玉の裏にベロベロと舌を這わせたり唇で吸いついたりしながら、右手で激しく彼のペニスをしごいた。 横目で明日香を覗き見ると、いつのまにか身を乗り出している。 目がカッと見開かれ、小さな鼻腔は膨らみ、口が半開きだ。一切の愛撫は受けていないのにわたしは思いっきりエッチな気分になって濡れまくっている。明日香も同じ状態に違いなかった。 そう思うとわたしは我慢が出来なくなった。最後の最後まで見せつけてやろうと思った。 わたしはいったんジュンペーから離れて、さっき直美がしたように四つん這いになってスカートをまくった。 「入れて」 「え? だって」 「いいの。こんなになったらもう我慢できないでしょ? 早く入れて」 わたしはTバックの下着に指を引っ掛けて少しだけずらした。 「ほら、ここに!」 ジュンペーは一気に突っ込んできた。 「ああああ!」 叫び声を上げるわたし。 十分に潤ったアソコはジュンペーが腰を振る度にジュブジュブと音をたて、部室中にその音が響き渡る。 ジュブ、ジュブ、ジュブ。 パン、パン、パン。 ひい、あん、あひい、ああん わたしの知っているジュンペーは、このあたりが限界のはずだった。さっと抜いて外で出す。避妊していなくても安心できる相手だった。その淳平はさらに激しさを増してわたしを突いてくる。 (ずいぶん長持ちするようになったのね) ぐんぐん上昇する快感にあえぎ声を撒き散らしながら、一方でわたしはすごく懐かしい気持ちになっていた。成長した男の子を見守る保護者のような気持ちにもなっていた。 わたしはご褒美をあげるような心持で、おまんこを絞め付けた。 マッキーにリクエストされ、折に触れトレーニングしていたけれど、なかなか思うようにはコントロールできない。けれど、なにも意識しないより、努力をしてあげたほうが男の子だってちょっとは気持ちいいだろう。 そんな軽い気持ちだったのだが、この時、わたしは自分でも信じられないんだけど、自らの意志でキューッと絞めつける事に成功したのだ。手で男の子を握った時のような感覚がわたしの中でした。 そのとたん、ジュンペーはイッてしまった。 え? うそ・・・・ 危ない日だったのに・・・ すぐに抜いてくれるかと思ったけれど、ジュンペーはわたしの中でしばらく余韻に浸っていた。わたしも自分から結合をほどけるほど理性的ではなかった。ジュンペーの射精後も絞め続けていたわたしも、わずかに遅れてイッたからだ。 |
ジュンペーのこの日の二人目の相手は、直美ではなく、明日香だった。 我を忘れて獣のように性器を擦り合わせているジュンペーと明日香の横で、わたしはバイブでオナニーをした。 妊娠の危険を少しでも減らすためには、運動部共有のシャワールームで洗い流した方がいいのはわかっていたけれど、ラブジュースと精液で満たされたおまんこをバイブでかきまわすのはとても気持ちよく、やめられなかった。 わたしと明日香とジュンペーの痴態を直美は一生懸命デジカメに収めていた。 これをネタに脅迫されれば、明日香は全てに従わざるを得ないだろう。 もちろん、わたしも・・・・ |