新年初不倫 by 粒コショウ





 

  できればもっと早く会いたかったのですが、私も彼も既婚とあっては、お正月など男連中が家にいる間は機会が持てません。お盆やゴールデンウィークなんかもそうです。世間が浮かれている時期に、最愛の人との時間を持つことが出来ず、ジリジリしていました。
 主人とは新年早々エッチしていますが、夫婦のお勤めみたいなもので、もちろんシているときは気持ちもいいし、よがり狂いはするのですが、それでも私の一番女の部分にぽっかり空いた空虚な穴が満たされることはありません。本当に抱かれたいのは彼氏なのです。
 彼のチンポに早く貫いて欲しくてたまりません。

 先週の木曜日に、ようやく会うことが出来ました。
 中3と中1の息子がいますが、学校も始まっています。新年早々ですが、彼に無理を言って、有給をとってもらいました。
 彼だって私に会いたくてウズウズしていたはずです。奥さんより私の方がイイと言ってくれます。嘘か本当かはわかりませんが、信用することにしています。

 11時過ぎに会って彼の車に乗り込み、さっそくキス。
 それから、いわゆる「大人の隠れ家」風の山の中腹にあるレストランに向いました。その間、私はずっと彼のものを握り締めています。彼も片手でハンドルを握りながら、もう片方の手で胸をまさぐったり、スカートの中に手を入れたり。若い子のようにミニスカートとはいきませんが、下着はつけていません。
 私の裂け目からも、彼の先端からも、お汁が溢れていました。

 レストランの駐車場でフェラをして、とりあえず彼にはスッキリしてもらいます。私は疼いたままですが、とりあえず食事です。
 ランチなので軽めですが、一応のコーススタイルでした。デザートを食べながら、彼は「本当のデザートはこのあとだね。甘いシロップをタップリ舐めたいなあ」と、エッチな映像の台本に書かれたようなことを言います。こんなやりとり、主人とはバカバカしくてできません。でも、彼とだったら、できるのです。
 彼だって、奥さんにはこんなことは言わないでしょうね。

 山の中を走って、未舗装道路に入ります。山仕事の人しか使わないような、荒れた道です。その脇に送電線の鉄塔が立っていて、そのたもとに車を止めることができるんです。
 レストランから、5分くらいのところです。ラブホテル街までは15分ほどかかるので、待ちきれなくて、その場所を選びました。私が「すぐ入れて欲しい」と言ったからです。私たちには野外スポットが何ヶ所かあるのですが、そのうちのひとつです。
 車に手を突いて、スカートを捲られて、バックから挿入されました。
 突いて突いて突きまくる彼。それにあわせて、私も狂ったように腰を振ります。
 寒風が裸足にまとわりついて寒いことは寒いのですが、身体の心は燃えています。私たちの野外スポットの中で、ここは「遠慮なく声をだしていい」場所です。私は大声を上げながら、2〜3度軽くイッたあと、彼の射精を膣の奥で感じながら、頭の中が真っ白になっていきました。快感中枢だけが研ぎ澄まされていますが、他のことは何もかもわからなくなっています。

 彼の精液をこぼさないように足をギュっと閉じて、車に乗り込みます。お互い、とりあえず満足したので、ラブホテルでの道中は悪戯はなし。彼は黙々とハンドルを握り、わたしは膣を締めるよう努力します。
 二人目の子どもの出産が帝王切開だったので、そのときに不妊手術もしてもらいました。だから、中出しOKなのです。だから、彼のエキスを一滴たりともこぼしたくない、全部、吸収してしまいたい、そんな風に思います。
 中学生のときに、生で入れたがる彼氏がいて、「出そうになったら、ゴムをつけるから」と言うので信用してたら、中出しされてしまったことが何度もあります。「今度こそ、ちゃんとするから」とか、「無理だったら外で出すから」とか、口先だけだとわかってても、ついつい「ウン」って返事をして、中出しされていました。その度に、指で必死で掻き出したのが、懐かしい思い出です。

 ラブホテルの暖かい部屋に入ると、身体が冷え切っていたことに気がつきました。車の中は当然暖房はつけているのですが、それでも野外エッチで冷え切った身体は、もとに戻ってはいなかったようです。
 ふたりでゆっくりとお風呂に浸かりました。彼にもたれて座っていると、後ろからお乳を揉まれたり、チンポも入れられます。洗い場の床でも交わります。もう浴室内は、すっかり温まっていました。
 お風呂での交接で、彼は射精には至りませんでした。私も小さな波は何度もやってくるけれども、イクところまでにはなりません。愛撫の延長線上で、挿入もしちゃってる、っていう感じでしょうか。

 本格的なのは、ベッドに戻ってから。
 体位を変えながら、何度も、何度も。
 私がイキそうになると、彼は動きを小さくしたり、止めたりします。
 焦らしているというよりも、彼もイカないように、動きを制御して我慢をしているんです。
 膣に深く挿入された彼のモノの反応で、「あ、射精しそう」ってわかるのですが、彼はそこで動きを制御します。そこからが長いんです。
 その間、私は何度も軽くイッり、イク寸前で少し引き戻されたりを繰り返します。
 永遠にその時間が続きそうなほど、えもいわれぬ深い幸福感に包まれながら、私は彼に身を任せるのです。

 長時間の挿入は、本当に本当に、たまりません。
 前戯の大切さについてよく語られたりしますが、10分の前戯より10分の挿入、30分の愛撫より30分のピストンです。後戯や余韻もいりません。そんなものに神経を使うくらいなら、ひたすら激しくして欲しいんです。息も絶え絶えになって、身体もガタガタになり、ベッドの上で動けなくなってしまうほどのセックスがあれば……。

 私は15分ほど、意識をなくしていたようです。
 意識の無い間も、私の身体は思い出したように痙攣したとかで、彼はその様子をニヤニヤと語ってくれました。
 彼が吸っていたタバコを取り上げて、私のものにします。セックスの後のタバコは格別です。
 私が時々タバコを吸うことは主人も知っていますが、主人の前でも、やはりセックスの後だけなのです。

 こうして、私と彼との充実した時間は終わりました。これでだいたい一月〜一月半くらいは、主人だけで過ごせます。

 私が外でセックスしたその日は、特に私の「女」としての輝きが増すのでしょうか、困ったことに帰宅後の主人は10中8・9、私を見て発情するのです。不倫をしている手前、主人に対してもおろそかには出来ません。たとえそれが義務的であってもです。それに、馴染みきってしまった身体は、最初は「多少面倒だなあ」と思っても、すぐに反応しはじめるんです。
 そこで、たいていダブルヘッダーになってしまうのです。
 膣の中には、まだ彼のものが残っているというのに、その上、主人のものも受け入れます。幸い主人は、他人のザーメンがあっても、それが私の愛液とでも解釈しているのか、全く頓着しません。
 問題なのは、私の体力がもうほとんど限界だということ。それなら冷凍マグロ状態でいればいいものを、求めに応じて上になって腰を上下させたり、ついつい感じてしまって腰を激しく振ってしまったり。
 40を超えてますます官能には磨きがかかってるんですが、体力は目に見えて落ちていますから……。

 長時間のセックスやダブルヘッダーに耐えられる体力づくりのためのトレーニング、どなたか良い方法をご存知ありませんでしょうか?
(熟年セックス体験告白掲示板より 2008年1月13日)

 
 ご主人や子供たちを裏切って、他の男のチンポを咥え込み、ひいひい燃え上がった挙句、ご主人まで発情させてしまう。もしかしたら、ご主人はあなたの浮気に気付いていて、でも黙認しているのかも? それとも、あなたはそんなにオンナオンナしているのでしょうか? いっそのこと、毎日誰かとセックスしたら、いかがでしょうか? 体力的にもトレーニングになるし、女にも磨きがかかるでしょう。

 
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