新学期Kくんと  by もも その8





 

 夏休みが終わり、学校で顔を会わすと何だか照れくさくて……。
 お盆にK君に抱かれてからは会えてなくて、その間Mさんと、いけないとわかってながら……。
 凄く揺れてた時期……。

 始業式の日、いつもの様に下駄箱の入口で待ち合わせ。
 確か私の方が先に終ったから待ってた。K君が出てきたから一緒に自転車で下校。

「ももバイトは?」
「今日は休み……。土日の忙しくなりそうな時は前もって電話くれるみたいやから」
「ほなこのままうちにくるか?」
「……」
「心配せんでもええよ……」と、笑う……。
「うん」
「飯食って帰ろ……。もも何食べたい?」
「ほな……、〇〇のラーメン!! バイト代入ったから私出す!」
「ご馳走さん」

 笑いながらラーメン食べに行って、駄菓子屋でお菓子とジュースを買って、K君の家へ。
 お母さんはお仕事らしく留守でした。
 彼の部屋……、彼の匂い。私は机の所に座りK君はベッドに座る……。
 バイトの愚痴、親への愚痴とか話をしながら、……優しく見つめられる……、会話が途切れ……。

 おいでと手招きをする彼……。
 ベッドに座ると髪をなで優しいキス……。
“ゴメンね私……、浮気してる……”ふと思ってしまう……。
「ゴメン……、やっぱり、もも、欲しい」
「あほ……」
 笑ってやんわり拒否……。
 立ち上がる私……。

 Kくんの手に目がいきました。リングが……、ない……。
「あれ? リングは?」
「つけていかれへんやろ。箱に入れて引き出しの中……、ももは?」
「私ははずしてペンダントにした。なくしたら困るし、ずっと身につけときたいもん」
 そう言うと、彼が抱きしめてくれました。

 ベッドに座る彼。立ってる私。Mさんに抱かれた時と同じ。彼の顔が丁度私の胸の辺り。
 彼の手が制服の中に。ブラの上から刺激する。
「あっ……、K君……」
 切ない声が……。

 そのままベッドに。優しく制服を脱がされ、下着姿に。K君もトランクスだけに。
 私に被さり手と口で胸を刺激。
「あぁ……、ん。……や…、K君……」
 不思議ですよね。嫌じゃないのに……、何で嫌って言ってしまうんでしょうねぇ(笑)

 首筋を伝う彼の唇……。
「もも…もも…」
 何度も私の名前を……。
 彼の手は段々と下に。クチュ……、ツルン……。彼の指を受け入れる……。
 足の間に彼の顔が……。恥ずかしさと指の刺激で益々濡れる……。  クリにキス……、そのまま舐められて……。

「もも……、感じる? 気持ちいい?」
「ん…あぁ…ん…っ」

 彼が私から離れました。コンドームをつけて私の中に……。
「つっ……、きつっ……、はぁ〜」
 何度もMさんに抱かれて、こなれてた私の下の口は、彼の物を飲み込みました。
「んふっ。……はぁぁ……、いぃ……」
 私の口から言葉がもれました。

 彼は凄く興奮して「愛してるよ」と囁く……。またクチュと……、体から溢れでるのがわかる。
「もも……、凄いで……。溢れてきた……」
「恥ずか…しい……。K、…く…」
 彼の動きが激しくなって……。
「うっ……」
 力なく私の上に……。はぁはぁと荒い息遣い……。チュッと彼のほっぺに……。

「嘘つき……」
「ゴメン……」
「でも……、大好きやで……」(笑)
「俺も……。大好きやで、もも」

 そのまま彼の腕枕。連日のバイト疲れから、うとうと……。K君の腕の中……。
 気付けば、彼も眠ってる……。
 ん……足音……、誰か来た。彼も気付いて服を……。

 私にタオルケットを被せ見えない様に……。
 ドアが開くと同時に、「おーいK、……えっ…、ごめっ……、えーっ!!」
 K君の友達、B君の声。小学校からの付き合いで裏から勝手に入ってくるらしいです。こんな日は鍵しとけよって思うでしょ!!(笑)

 K君は下着とズボンをはいて私に「俺が部屋から出たら鍵して着替えとけ。こいつ追い返して戻ってくるから」と言い残し廊下へ……。
 私はタオルケットを巻いて慌てて鍵を……。廊下で話声……。
「ゴメン。邪魔したな……、びっくりしたぁ」
「アホ……。びっくりしたんはこっちの方や! お前何か用あるんやろ……」
 そんな話が聞こえました……。
 慌てて着替えを、制服を着てK君が戻ってくるのを待ってました。

 トントン……。
「もも……、開けて……」
 彼が戻ってきました……。
 ドアをあけて思わず抱きついて。……何でかな……、涙でてた。
「ん? どなしたん…」
「わからん……。びっくりしたし、ちょっと怖かったぁ……」
 笑いながら私を抱きしめてくれました。

「もも……」
 優しいキス……。
「大事なお前の体……、見られらんでよかった」
 そう言って、ぎゅって。あっ……、この人…大好き……って思った。
 抱きしめられて、優しいキス。長い長い、…キス…。
「ん……、はぁ……、ぁ」
 そんな切ない声がもれる……。

 あっ……。
 彼の唇が首筋に……。
「鍵は?」
 ふと私が尋ねると、彼は笑いながら「全部確認して来たよ!!」って。

 そのまま二回戦。もうグッタリ……。せっかく服着たのに……、今思うと笑ってしまう程、やっぱり男子高校生は元気!!

 K君、私にB君の驚いた顔を真似してみせて……、凄いおかしかったんやけど……、私同じクラスやし、複雑……。
 B君とはしばらく恥ずかしくて話ができませんでした(笑)
(メールによる体験告白より 2009年2月14日 )

 
 新学期が始まって、さっそく彼氏とエッチ。既にももさんは、すっかり大人の女になっていて……。切ない声に、彼が疑問を抱かなくて、良かったですねえ。さて、友達がやってきたのは、今となっては懐かしいハプニングですが、部屋に鍵もかけずに、彼女を連れ込んでエッチするなんて、鷹揚な時代だったのかもしれません。

 
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