年があけ学校は受験ムード。まだ共通一次と言われてた時代。私は祈るしかなく、お守りを作って彼に。 その甲斐あって?か、無事希望校に合格。お母さんが、合格祝いするからと私を呼んで下さいました。 彼の家へ行くと……。 そこには彼の叔父さん夫婦をはじめ、数名の親戚の方が。 食事の最中にお母さんが、「ももちゃん、Kがおらんでも、いつでも来てくれてええんやで!! いつ嫁に来てくれてもええんやから。今時の子はやっぱりジューンブライドかなぁ。三年後、ももちゃんが学校卒業したら、その年の六月でどない?」って……。 「また何の話をしよるんや?」 「何て、ももちゃんと日取りの相談やんか、あんた関係ないし」 「ほな、お前ら親子で俺は養子かいっ!!」と一同爆笑……。 「また勝手な話をしよる、おかん慌て過ぎやで……」 私が赤い顔をしていると周りの方が「この子が噂のKの嫁になる子か?」とお母さんに聞き出すしまつ……。 おもむろに叔父さんが私の隣に座り、亡くなったお父さんの話を……。そっと隣に寄り添ってくれるK君……。 色々と思い出話を……、彼の小さい頃の話とか。 叔父さんに「Kがグレらんかったんは、ももちゃんがおったからやって、こいつのおかんから耳にタコ出来るほどきかされとるからなぁ……。Kの事頼んだで」と、皆さんお酒が入っていい調子。 私はトイレに立ち、廊下で休憩。さすがにいきなりの親戚の方との対面はしんどかったです。 「もも……」と声がする方へ目をやると、K君が手招き。彼の部屋へ……。 抱きしめられて、優しいキス……。抱きしめたまま……。 「ゴメンな……。おかんがももを紹介したくてしゃないから、おっちゃんら呼んでしもて。緊張したやろ」って。 「うん、びっくりした……。でもK君のお父さんの話聞けてよかった!! かわいいK君の話も(笑)」 頭をポンと叩かれて、皆さんがいる所へ。 お母さんが私に気を使って昼間にして下さったので……、夕方までゆっくりさせて頂きました。 後日、彼から電話が。「一緒に荷造りしてくれへんか」って。 私も入寮、入社、入学準備がありましたが……、二つ返事で……。 彼のお母さんと一緒に、泣いたり笑ったり、賑やかな荷造りでした。 落ち着いて、物が少なくなった彼の部屋で……。 彼は私に「もも、お前も忙しいやろけど、おかん頼むな……。たまに電話するだけでええから……」 「わかってる!! 大丈夫、出来るだけのことするから」 Kくんに抱きしめられて……、幸せな時間……。 私の入寮と彼の引っ越しが一緒になってしまったので、お手伝いは出来なかったけど……、家を出る前日に彼から電話が……。 「もも……、3時間バスに乗ったらつく距離やからな!! おかんも言うてたやろ、三年後の六月結婚式やから……。心配するな、早くなることはあっても、これ以上は遅くなれへんねんから!!」 「うん……」 それ以上の言葉は浮かばなかった……。 寮に入り先輩方との顔合わせ。入社式、入学式、研修……、目の回るような忙しさ。 K君とお母さんに電話はするものの、会う時間はなく……。 五月の連休にやっと会う時間が……。私が彼のアパートへ、初めてのお泊まりです。 着替に下着にパジャマにエプロン。二泊の予定で……。 バスを降りると彼は迎えに来てくれてました。大きな荷物をもってバスを降りる私。荷物に驚く彼。 「お前、何をもってきたんや? おもたっ!!」 「いつ来ても大丈夫な用意してきてん(笑)」 歩いて7分程の彼のアパート! 荷物を置いて先にお買いもの。座ると落ち着いてしまうから……。 手をつないで、近くのスーパーへ。 「何食べたい? 今日は一杯買い込むで!! 覚悟してよ荷物持ち!!(笑)」 今みたいに冷食が充実してる時代ではなかったから……。 カップ麺、ラーメン、インスタントカレー……。適当に買って、また手をつないで部屋へ……。 お米はお母さんが送って来てるから、ご飯を炊いて……。結局肉じゃが、だったかな……。 お母さんと一緒に作った事あるからお母さんの味、と思って……。なんか、まるでママゴト……ですね(笑) 肉じゃがはうまくできましたから「おかんの味に近いやん」と喜んでくれました。 狭いキッチン、後ろからちょっかいかける彼。 「ももぉ〜」 やれやれ……。 会えた事、傍に彼がいることが嬉しくてニコニコしながら後片付けを終えて……。彼のタンスにスペースを作って、余分にもってきた私の下着とパジャマをしまって……。 お風呂の準備!! 落ち着いて一人入りたいと言ったのに、無許可で入ってきた彼!! だってバスタブ小さいのに……。 シャワーをする私を後ろから襲う……。 もぉ、慌て過ぎ!!(笑) でも、やっと触れられた……。安心……、嬉しい……。気がついたら、涙、溢れてた。 あっ……、唇が重なる……。 でもここまで……。二人でバスタオルを巻いて……。 私は御姫様だっこ(笑)。ベッドに横たわり……、久しぶりの彼の唇。ここちいい刺激……。 声が漏れる……。 「Kく、ん……、は、……ぁんふ……」 大きな手……、私の胸を覆い隠す……。私……、Eカップだからそんな小さくないんやけど……。とりあえず彼の掌サイズかな…(笑) 彼の手は体のあちこちに刺激を。私は彼の物を口に含んだ……。 「あぁ……、もも……」 切ない声……。 私はすぐに彼を受け入れた……。 だって……、ずっとずっと我慢してたんやもん……。 自分でも驚く程、濡れて、乱れてた……。 声を押し殺す事も手伝って、感じてた……。 もしかしたらMさんとの最後の時よりも淫乱だったかも……。 Kくんも凄くはげしかった。 いつもはイクまえにコンドーム装着やけど、間に合わず中だし……。 でも……、私は授かっても構わないと思ってた。 多分、K君も……。 「ゴメン……、中に……。もも……、出来たら……、妊娠わかったら、結婚が早くなるだけやから……。前にも言うたやろ、遅くても三年後の六月や」 「うん……、ありがとう……、ずっと一緒におりたいし。お母さんに孫の顔見せたらんとあかんし(笑)」 私の中から外に出る白いもの……。垂れてくるんやなぁ……、と……。 ふと気付くと、私の下半身をジッと見てる彼。また元気になってる?! 余韻に浸りたい私と、まだやりたい彼……。 結局は負けて二回戦突入(笑) 夜は長いのに……。 隣に声が聞こえたかも……。狭い1ルームやし……。 今度も中に……。 このままここで新婚生活もええかなって思ってみたり……。 このままこの人を独り占めしていたい。泣き虫の私は彼に抱きしめられ……、そのまま眠ってしまいました。 翌朝、彼のキスで目覚めて……。 早く起きて朝食準備しようと思ってたのに……。 「Kくんゴメン。今から何か作るわ」 慌ててベッドから出ようとして、ハッと気がついた。何も着てない。 「えっ、うそっ……。いやっ……」 思わず胸に手をやり隠す……。私の白い胸に彼のつけたキスマーク……。 クスクスと笑いながらベッドに引き込む彼。真っ赤になった私のオデコにキス。お風呂からすぐにベッドやったから……。 床にあるバスタオルを取ろうとするけと、K君、取らせてくれない。 私を抱きしめて……、ぎゆっと抱きしめて……、私の唇をふさぐ……。 幸せ過ぎて、涙が出る。 「どなしたん?」 「嬉しい。K君が隣にいてくれるから……、凄い嬉しい……。帰りたないなぁ」 「ずっとおるか?」 「うん、おりたい。一緒におりたい。でも、それするとK君もお母さんも悪者にしてしまう。うちの親が絶対許さへんと思うから。三年、頑張る。投げ出さんと頑張って、いいお嫁さんになりたいから……。指きりな……」(笑) そんな会話を……。 その間も彼の手は動く……。 なんとかベッドから抜け出して……、着替を……。じっと見られて着替るって……、凄い恥ずかしかった。 (メールによる体験告白より 2009年2月14日 ) |
「幸せな時間」というタイトルのとおり、まさしく幸福の絶頂の中っていう感じですね。「いっぱい買うから覚悟して荷物を持てよ」と気合を入れてたわりには、カップ麺、ラーメン、インスタントカレーって、「なんやそれ!」と思わずツッコミ入れてしまいましたが、肉じゃがを作ったんですね。それなら、ヨシ、です。そして、ついに覚えてしまった中出しの充実感。病み付きにならないよう、気をつけないとね。 |