倉庫番(3)  by hikaru その3





 




 倉庫には順子しかいなかった。順子は、しおらしく椅子に座りいつまでも黙っていた。俺は大丈夫だから何でも言ってくださいと言った。
 すると順子が、ビデオにはどんな事が写っていたのか、言ってほしいと言い出した。俺は一気に興奮するのを感じながら、繰り返し見て覚えてしまった順子のオナニーの一部始終を本人を前にして話した。

 順子は、深く俯いたまま、えっ、とか、ああっ、とか小さな声を出しながら聞いていた。そして全部聞き終えると、意外にも「みんな見られちゃったんですね」と笑って、俺を見た。俺もつられて、みんな見ちゃいました、と笑った。
「誰にも話さないでいてくれるんですよね?」と聞くので、「もちろん、そのつもりです」と答えると、「その御礼をしたいと思うんですけど、欲しいものとかあるんですか?」ときかれた。
 俺は突然のことで頭が真っ白になって、欲しいものなんてありませんが、と言った。

 順子は、高いものは買えないけど、なんか言ってください。と笑ったので俺も少しリラックスして、欲しいものはないけど、ダメもとで聞くけど、あなたのカラダとかないよね? と言ってしまってから後悔した。
 これを言ったとたん、俺のほうが弱い立場になる気がした。すると順子は、私なんかじゃ御礼になりません、と強い口調じゃなく、少し小さい声で言った。
 俺は、でもそのほうが俺はうれしいな、と子供みたいなことをいった。

 順子はしばらく黙っていたが、「分かりました、今がいいんですか? それとも、日を改めますか?」と聞いてきた。
 俺は、「本当にいいのか? 嫌な事はしたくない」と少し怖くなって聞いた。
 すると順子は、もう決めたので、ぜんぜん大丈夫。と俺を見ていった。順子の顔に悲壮感はなかったので、俺はうれしくなった。そして興奮してきた。

 じゃあ、「今日はシャワーもないし小手調べということで。今度、ちゃんといただく事にしようかな」と言ってみた。俺は、何回できるのか心配していたのでそう言ったのだが、順子はあっさり、わかりました。といった。
 そして、遊んだ経験があまりないので何にも分からないから、つまらないと思います、というので、そのほうが俺にはいいくらい、そのかわりありえない事は言わないから必ず言ったとおりにしてほしい、とできるだけ穏やかにいった。
 俺は、いままで妄想でしかできなかった事をやって見られるかもしれないチャンスだと思って、息が苦しいほど興奮していた。

 今日の小手調べ、をどうするか、急いで考えた。
 まず、順子を椅子に座らせて梱包用の布切れで目隠しをした。それから同じく布で手を肘掛に縛り、足首を椅子の足に縛った。
 順子を黙っていたが、「どんな感じですか?」と聞くと、「ちょっと怖いです」と答えた。
 俺は、順子に目隠しをしたことで、どうどうと順子を眺める事ができた。中肉中背で特に美人ではないが、ウエストがくびれていて、色がかなり白く、唇もいやらしく見えた。

「これからしばらくの間、あなたがダメとか嫌だといってもいっさい聞き入れません。ただし、苦しいとかつらいとかなら、ストップといってください。いいですか?」
「え……はい」と小さい声で順子はいった。

 俺は、順子のカラダも洋服の上からさわった。背中側から首筋を通って人差し指一本でなぞった。順子は、あ、あ、あ、と小さなこえをだした。
 ブラの上から胸をもんだ。洋服の上からは分からなかったが、ブラにはあまりパットが入っていないタイプで柔らかく、かなり巨乳だった。
 順子は口を閉じて声が出るのを我慢していた。俺はますます興奮して、順子のスカートの中に手を入れた。座ると膝上くらいのスカートは柔らかい素材で、簡単に捲り上げられた。

 生足の太ももは真っ白で、薄いピンクのパンティーをはいていた。
 順子は、「ああ、ダメです!」とやや大きい声で言って膝を閉じた。
 俺はその腿やパンティの境目を指先でさわさわと触った。

「お願いします、やめてください」と聞こえないくらい小さな声で言った。俺はますます興奮して、Vネックの半そでを捲り上げてブラを露出させた。パンティーと同じ薄いピンクで光沢のある生地だった。
 後ろのホックをはずそうとすると、「嫌です、ああ、ダメです」と言ったが無視して外すと、お碗型の大きな真っ白なバストがあらわれた。
 胸の大きさに比べて乳首は小さかった。俺はいきなり片方の乳首をぺろっとなめた。予想していなかったという感じで順子はあー、と大きな声を上げた。

 後はもう覚えていない。とにかく順子のカラダをいじり続けた。
 そしてついにパンティに手を入れようとすると、順子はかなり抵抗した。
 ストップといわれたら、どうしようと思いながら、新しい布を持ってきて順子の膝をそれぞれの肘掛に引っ張るように縛った。
 腿と腿が離れたので、パンティの中に手を入れるとすぐに割れ目に指が届いた。ものすごくぬれていた。

 クリトリスを探ってぬれた指で滑らすように触りながら、「割れ目がぐっちょり濡れてるよ、順子さん」と声をかけると「嫌です嫌です、やめてください」と言いながら、「ああ、ああ、ああ」と声を詰まらせた。
 それからは、考えつつ卑猥な事を質問したり、言わせたりしながら、クリトリスをいじり続け、洋服の上から触り始めておそらく1時間半くらいたって、順子はイッタようだった。

「イッタね?」と聞くと「いいえ」と小さな声で言ったが、息が途切れ途切れだった。
 俺はもうしびれるくらいに勃起していたペニスを自分で触りながら順子を楽しんでいたが、イッタあとぐったりして座っている順子を見ながら射精した。
 床に精液が飛び散ったが、こんなに強い快感は今までになかった気がした。小手調べはそこまでにした。

(アブノーマル変態SM掲示板より 2010年2月11日)

 
 この順子さん、覚悟を決めたといいながらも、ダメだのなんだの、往生際が悪いですねえ。ていうか、文章にするとどうしてもそうなっちゃうけど、これは「拒否」ではなくて、感じすぎてしまって、「ダメです、ああ〜」って言ってるんでしょうね。だとしたら、う〜ん、さんざん触りまくってイカせるところまでしておいて、精液は床に発射って、どうなってるんですか、あなた。……と書きたいところだが、きっとこれが本当の大人というものなんでしょうね。浪漫みたいに、「挿れたい」ばかりでは、男女の仲は深まらないってコトなのかもしれません。

 
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